とうとう、というか、ついに、というか。。。

今迄猫の幼稚園に入園する猫達は、検査が不可能な赤ちゃん猫以外は、エイズ&白血病検査済みである事が前提でした。
保護猫の数が急に増え出した9月以降、ケージ隔離する予定でパーキングブラザーズを検査なしで受け入れたけれど、100円ネット仕様の簡易ケージでは完全隔離は難しく、すぐ検査をして貰いノンキャリであると確信して安堵した事もあります。
昨日11月7日夕方、むうちゃんのワクチン接種の為、病院へ行きました。
新幹線シスターズもお母さん猫の母乳免疫が薄れる時期なので、一緒にワクチンと検査を。そしてドタバタしていて(病院からお見合いでうちに来たり、おとわさんちに留学したり、また戻って来たり)検査がまだだったあかり&つばさ兄弟も一緒に連れて行って検査して貰うことにしたんです。
獣医師と相談し、生後3ヶ月と2ヶ月未満のこの仔達には白血病の血液検査をして貰いました。新幹線シスターズには問題なし。
でもあかり&つばさ兄妹では、あかりちゃんの方に陽性反応がでました。。。
仲良し兄妹やのに、片方にだけ陽性反応

獣医師もちょっと驚いたのか、わざわざ「あかりちゃんとつばさ君って兄弟ですよね?」って確認に。そう聞かれた時は別に何とも思わへんかったけど、家に帰ってから色々調べて、兄妹かどうか訪ねられた意味が分かったような気がします。
猫白血病については、皆さんも良くご存知の事なのでココでは割愛して。。。
猫の幼稚園のこれからの対応を考えました。
まず、
キャリアの反応の出ているあかりちゃんを空いている簡易ケージで隔離。次に
譲渡の決まっている惑星シスターズとあんずちゃんの里親様への連絡。そして
感染の疑いがある猫達の血液検査と白血病陰性の場合はワクチンの接種神経質過ぎるのかもしれませんが、私の不注意で10日間、あかりちゃんは他の子猫と接触しています。恐がり兄妹なので2匹で固まってる事が多く、接触自体は非常に少ないのですが、猫釣り等のおもちゃを共有しています。なので、悲しいけれど現実に感染の可能性が全くないとは言えないと思うのです。
だから譲渡を延期または中止にする必要があるのではないか、と里親様達お知らせしました。
惑星シスターズの里親様は「気にしない、予定通りで」とのお返事。
一方あんずちゃんの方は、先住猫さん2匹の環境(ちびちゃんと太陽君)ですので、メールで相談し急遽延期としました。ですが、ご家族はあんずちゃんを待ってて下さってます。待つだけでなく、早速今日出来る対策としてすぐ白血病ワクチン接種をして下さいました。
本当に感謝の気持ちで一杯です。。。有り難うございます。
では感染の可能性のない仔達とは?
ココ暫くの幼稚園で、あかりちゃんと同時期に過ごして感染の疑いがない仔=凛ちゃんとジジちゃんとレディグレイに留学している穂波ちゃんと3日にお婿に行ったけんちゃん。
あかり&つばさ兄妹は来た当初数日間はケージで固まってましたので、穂波ちゃんけんちゃんやケージ暮らしのレディグレイとは接触が皆無なんです。
凛ちゃんは先に白血病ワクチン接種してるので心配はありません。一応事の次第をメールでお知らせしておりますが、逆に白血病について詳しい情報を多数頂きました、有り難うございます

月曜の晩にやってきたジジちゃんも、あかりちゃんの近くに接近した事はありますが、直接の接触はなく、安心と言えるでしょう。昨日からは用心の為寝室に一匹だけで隔離して、10日のお引っ越しを待っています。
レディグレイはこのままケージ暮らしですが折りをみてちゃこさんの所に留学させて頂く事が決定しています。これであかりちゃんのケージ隔離が完璧に出来ます。いつも有り難うちゃこちゃん、ほんまにちゃこちゃんの協力なしに今の幼稚園は語れません

そして感染の疑いがある猫達=惑星シスターズ、新幹線シスターズ、あんずちゃん、ほとんど心配ないけど一応はるかちゃん、番頭&専務、それにつばさ君の血液検査。
これは昨日感染したかもしれない訳ですから、今すぐ検査しても正確な反応は出ません。色々調べて4週間以上経ってからの再検査が妥当だと結論しました。
このうちあんずちゃんは、里親様の方で検査を実施して下さるとご連絡頂きました。
同じく先に卒園する惑星シスターズにも、念の為お願いしようと考えております。
次に白血病陰性の場合はワクチンの接種。
もし陽性ならワクチン接種はかえって危険であると言われているからです。
それと同時に、あかりちゃんにも再検査を受けて貰います。同腹のつばさ君が陰性である事や、この仔達の保護経緯を考えると、母子間感染ではなく保護する前の感染だと思われるからで、野良母さんから産まれた子猫で、栄養状態も悪く風邪引きだった2匹でも体力のあるつばさ君は免疫力が強くて自然治癒したのでは?と推測したからです。
となると、あかりちゃんも再検査で陰転する可能性がある


ココは一つ希望を抱きたいと思います。まずは免疫力UPの為にサプリメントか漢方薬を始めてみようかなと思っています。皆さんからのアドバイスもぜひお願い致しますね

やたらと長い今日のブログですが、こんな状況の猫の幼稚園の為、暫く新入生の受け入れはストップしようと思います。
全ての園児は勿論里親様募集中ですが、今日の内容を理解してしっかり受け止めて頂いた方でないと、譲渡は難しいかもと思います。勿論今後の血液検査で感染していない事が確認出来れば、何の心配も躊躇もなく卒園させてやれます。
きっとそうなる事を信じて、園児達の健康管理に留意したいと思います。
近頃の保護猫の里親募集に関して、検査の有無の必要性についての問いかけはまた別の機会に問題提起したいと考えています。
あ~

なんかまじめな記事書いたら肩凝った~~


正直あかりちゃんの陽性反応がでて、かなり狼狽えました(^^;
感情的になって、おおた師匠に完全隔離なんかできひ~ん!って弱音も吐いたし。。。

師匠は優しく穏やかに、病院での保護に戻しましょうって言ってくれたんですが、一晩色々考えて、ストレスが最大の敵と言われる猫白血病やし、病院のケージはうちよりずっと狭いし、遊ばせてあげる時間もうちよりきっとずっと少ないやろうし、なによりあかりちゃんはもう園の仔やし。。。
そんな風に考えてると、この一年一時預かりをしてきて、なんだか見えない力にステップアップさせられて来た様に感じます。
一期生は驚く程簡単に里親様が見つかりました。二期生では脱走を経験し、泣き乍ら探しました。人慣れしない仔の対応も馴れました。最初の赤ちゃん猫は実母付きで楽でした。次の赤ちゃん猫は授乳が必要でしたが、どの仔も皆元気ですくすく育ってくれました。
猫の保護活動の世界にいる以上、避けては通れない病気の一つ、猫白血病に今遭遇したのは、私の不注意であるのも事実ですが、次はこの状況に挑みなさいっていう天?の采配なのかもしれませんね(笑)
そうだとしたら、逃げないで受けて立たなくてはいけない様に思うのです(^^;
多数の猫を保護するからこそ、ノンキャリアである事が必要、と考える方も多くいらっしゃるでしょうが。。。現実はそんなに甘くないのですよね。
だからまずは最初の一歩としてあかりちゃんの陰転を信じて頑張ってみようと思います。
幸い、理解のある里親様や仲間に恵まれました。世の中捨てたもんじゃないですね

今後も前向きに頑張ります。
でもいよだは元来怠け者で弱い人間なので、挫けそうになったら皆さんお尻たたいて下さいね~