赤血球や白血球などの造血に悪影響を与える。つまり、正常な赤血球がちゃんと造られなければ貧血に、異常な赤血球が増えれば赤血病に、異常な白血球が増えれば白血病にと言った具合。また体の防御システムである正常な白血球が破壊されれば、細菌感染に無防備になり、様々な感染症に苦しみ、体内に潜んでいても表に現れていなかった様々なウイルスや細菌の所為で病気が表面化することになる。他にも異常なリンパ球が増えれば、胸や腸などでしこりができリンパ腫になる。
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食欲のあった頃、虎之介さんの手からカリカリを食べさせて貰っているつばめちゃんです。
お昼に病院に行ってきました。
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隔離室でのつばめちゃんとの対面でした。設備の整ったガラス扉の向こうのつばめちゃんは昨日より幾分呼吸が楽そうに見えます。ちゃんとケージの中のおトイレにも自分で行ってるそうですし、ころころのうんちをしたそうです。
でも、血液検査では白血球の異常な数値、正常値55~195 100/ulに対して257 100/ulを示し、明らかに白血病の発症でしょう。昨夜の治療の効果か貧血は22.9%迄回復していますが、ヘモグロビンは正常値10~15に対し7.8と低下が顕著です。
全く予断を許さない状況、これから他の病気の症状ももっと顕著に現れるかもしれません。
インターフェロンは免疫系の疾患に対してはその子自身の抵抗力を奪うことにもなり兼ねると認識していたのですが、これだけの白血球の数ならば却ってインターフェロンも有効かもしれないと考え、投与をお願いしました。
犬の治療に関してはインターフェロンの有効性が立証されているとDrは仰っていました。ただ、猫での臨床数はまだ少ないのも事実なのだと。日本で飼われている数は猫よりも犬の方がずうっと多いですものね。だからネット上でもインターフェロンに疑問を持つ声が多いのかもしれませんね。
今日明日と今出来る治療を精一杯施してあげたいと思います。
でも。。。白血病発症。。。この事実はとても重いですね。。。
暫くはつばめちゃんの事に専念したいので、おおたさんにお願いして新入生の受け入れ待って貰う事にしました。
ひかり君とあーちゃんのお見合いも、場所を変えてお願いしようと思います。流石に巷でタフと云われてるいよだももう限界かもしれません。つばめちゃんの事で手一杯の気持ちで、他の仔の事をちゃんと見てあげられる自身がありません。
院長とパルボに付いても意見交換してきました。
要するにウイルスはどこにでもいるのです。強いウイルスも弱いウイルスも、人間に作用するものも動物に作用するものも、植物に作用するものも、又複合的に作用するものも、どんな環境にでもいるのですね。でも健康な体であれば、そのウイルスを体の免疫構造が押さえたり排除したりできるけれど、元来弱い個体の場合や健康でも弱ってしまった個体の場合は、一気に増殖し発症するのだと。だから普段から健康な体作りが必要なんですね。
パルボに限らず、どんなウイルスや細菌に関しても、きちんと意識を向けて対処していく事が大事で必要な事なのだと改めて認識しました。
因に、FeLVと違ってパルボウイルスは発症しないと体外に出ないそうです。だから発症した仔と元気なうちに接触したからといって、ウイルスまみれになってる訳ではないそうです。家中殺菌消毒して廻っても再発する場合って、知らずにウイルスを外から持ち込んでしまう可能性の方が高いのかもしれませんし、前に感染して体の中に入っていたウイルスが何らかの事情で増殖して発症したのかもしれませんね。
今後も猫の幼稚園では殺菌消毒の意識を高めて皆の健康に注意していきたいと思います。
だから猫の幼稚園を訪れる方にも手等の殺菌消毒をお願いする事になると思います。件の病院でもヒビスコールで手を消毒してから隔離部屋を出ました。先日購入したビルコンSと同様、猫の幼稚園にもヒビスコール導入済みですので、もっと活用していきますね。
でもその前に、今はつばめちゃんのことに専念させて下さいね。
更新、少し疎かになるかもしれません。メール頂いてもすぐにお返事出来ないかもしれません。でもこんな時でも仕事はしなきゃ、食事もしなきゃ、ちゃんと眠らなくちゃ、そう思うんやけど、意識がそっちに向かなくてちょっと弱気になってるいよだです。