今日お通夜に行ってきました。
京都のチャトラママさんが保護していた茶トラ君です。
ジジイちゃん(笑)と呼ばれていた、かなり体の弱っていたにゃんこさん。
この所体重も減って調子悪そう、病院行ってくるね~、って聞いたのはついこの間でした。
でもどこ迄治療してやるか、ちょっと悩んでいたチャトラママさん。
あんまり辛いなら、最期の時間をうちでゆっくり迎えさせてやった方がいいのかなそれとも入院して集中的に治療した方が良いのかなて悩んでいたんです。
でも、じじい君は自分の寿命を知ってたんやね。
11月1日にメールで
「胆嚢が破裂してるんでは、ということでした。脱水もでていたそうです。
。。。中略。。。
出来る限りの治療をし、でも、最後は家で迎えさせてやろう。入院はさせず、通院でということでお願いしました。今日も朝から最終まで点滴入れてもらってました。
とりあえず、毎日点滴に通って、ご飯も嫌いだからとか言ってないで、病人用ウエット缶少しでも食べてもらおうと思います。
病院で見ていた雑誌に載ってた山羊ミルクがよさそうだったのでさっき注文しました。どうか間に合いますように。
今はおうちで、猫ベッドにあったかシートをひいて、上から毛布をかけて寝させています。
心なしかずいぶん楽そうに見えますが、もちろん楽なはずありませんね。」と、頑張って通院するぞって決意したチャトラママさんでした。
でも今日は彼女が体調悪くて休んでいる時、じじいちゃん自分からママのベッドに入って寄り添ってくれたんですって。
そして今日夕方5時過ぎ、彼女に見守られ乍ら旅立ったそうです。
最期にちゃんとお別れの挨拶してってくれたんやね。
心からご冥福をお祈り致します。
チャトラママさんは、とても嘆いていました。
「もっと早く連れて行けばよかった。。。
たまに鼻垂れてるけど、予定済んでからでいいかな、そんな適当な私が連れて帰ったから、
ジジイの身体が悪くなったように思えます。
お外にいたら、ひょっとしたら今も元気だったのかも。
だって来たときはちゃんとご飯食べてたよく動いていた…おうちに入ってきてから、ジジイは体調を壊したんです。」って。
でも待って
どんどん寒くなるお外にいて、いつあたるか判らないご飯待ってて、人が近づいたら直ぐ逃げ出す準備し乍ら熟睡する事も無く、日々その日その日を過していたら、もう体がボロボロだっただろうジジイちゃんが後どの位の間元気に過せたんでしょう
温かい寝床や、美味しいご飯が必ずあって、安心して熟睡出来る場所に居られる事がどんなに幸せなことか。。。
きっとジジイちゃんは嬉しかったはず。だから最期にちゃんと挨拶していったんやで~。
里親募集なんて出来そうにない、歳取ってそうで痩せてぼろぼろの外猫さんを、保護して家に迎えて、病院に行って治療して、具合がいよいよ悪くなれば点滴に通って。。。
そんな事が出来る人は決して多くないでしょう。
それを彼女は当たり前にやってのけます。
ただ、優しいだけでは出来ない事です。
でも彼女は猫ベテランさんって訳ではないんですよ~。
知り合ったきっかけは二年近く前に頂いたメールでした。当時募集していた猫さんにラブコール下さったけれど、縁あって外の猫さんをお家に迎えられました。それが初猫飼いなんです。
続いてもう一匹外にいた仔も迎えて、落ち着いた頃、おおたファミリーの窮状を見かねて一時預かりも手伝ってくれる事になりました。
そのお陰でNO,21のゆめちゃんはこむぎちゃんになって、日吉大社のお膝元にお嫁入りする事が出来ました。
それ以来猫の幼稚園に取って無くてはならない協力助っ人メンバーのチャトラママさんご一家。
一時預かりだけでなく、各種掲示板への書き込み等裏方も手伝って下さってますし、祇園の花街おちび~ずの保護も頑張ってくれてます
そんな彼女が初めて看取ったジジイちゃん。
生前会う事は出来なかったけれど、和代さんと一緒にお通夜に立ち会ってきました。
亡くなった後のお顔の方が、ずっと若々しいんですって
体の苦しいのから解放されたからかな~
この後沢山のお花と、大好きだったカリカリと、色んなおやつと、玩具を数種類、マタタビの枝も胸に抱いて、最期のお別れの準備をしました。
懐こいジジイちゃんはもしかすると家猫経験ありだったのかもしれません。
最期にまた家族に可愛がられて、見守られて旅立てて、絶対に良かったよね。お顔も満ち足りた表情やもんね。ゆっくり休んでまた戻っておいでね。チャトラママさん達と待ってるで~。
最期にチャトラママさんへ。
看病お疲れさまでした。謹んでジジイちゃんのご冥福をお祈り致します。ジジイちゃんを見捨てる事をせず、保護して看取ったあなたとご家族の事をとても尊敬しています。
そんなあなたが手伝ってくれる猫の幼稚園であることを誇りに思います
これからも是非一緒にがんばっていきましょう