昨日の記事でFIP闘病中の健ちゃんの事をお伝えしましたが、実は先日新たにFIP発症した猫さんがいます。
京都のチャトラママさんが保護して、12月のお見合い会に参加、そこで元気よく飛び跳ねてお転婆振りを発揮し、親子で猫さん達に会いに来て下さってたご家族とのご縁が纏まりました。
今年一月にお引っ越し、お姫様生活満喫していたのですが、先日風邪の様な症状が気になっていた所、今週3月7日になってぐったり。
検査はしなかったそうですが、病院での診察はウェット型のFIP発症だろうとのこと。
体もまだ小さく、とても辛そうなその様子に、獣医師の佐藤先生も治療方針に迷われたようです。
佐藤先生の勧めもあって、その日すぐにチャトラママさんと私どもの方へご連絡頂き、色々相談しました。
発症すれば、2~3日で亡くなってしまう事もあるFIP。
健ちゃんも最初の頃は毎日の様に病院に通っています。
実際にその負担は猫にも人にもお財布にも大変なものです。
それでも、まだ諦めるには早いと考えて、前向きな治療を模索して下さっているご家族の気持ちがとても嬉しいです。
チャトラママさんと一緒に、今日3月9日夕方、リンちゃんとご家族の元にお見舞いに伺ってきました。
お部屋で寛ぐリンちゃんは、ご家族の思いが通じたのか先日伺った様子よりも元気でした。
お座布団の真ん中に,小さな体をちょこんと乗っけて,ストーブの前でうとうとしています。
でも体は痩せてお腹だけがふっくり。。。
最初に診察して貰ったあびこ動物病院さんでは、通うのに少々時間が掛かり、リンちゃんの負担が心配なので,歩いて行ける評判のいい病院をすぐ探して連れて行ってくれたお兄ちゃん。とっても優しい男の子です。
丁度卒業目前でお家にいる時間が長いので、リンちゃんの看病を一手に引き受けてくれてるそうです。
看病の様子を伺うと、まだ未成年の男の子が、小さな命を一生懸命守ろうとして下さってるのが痛い程伝わります。
リンちゃんの事大事にしてくれて本当にありがとうございます。
保護主チャトラママさんからは可愛いお花とお見舞金。少しでも負担が軽くなればとの願いです。チャトラママさんもリンちゃんが大事にして頂いてるのがとても嬉しいと感激されてました
とにかく、食べてくれなくては勝負にならない!
色んなフードを手を替え品を替え用意したいところですし、強制給餌の場合も考慮して流動食やらサプリやら、今迄猫の幼稚園での闘病経験から必要そうなものを持って行っていましたので、早速フードを出してみると、リンちゃん興味を示してぽりぽりと少し齧ってくれました
そうそう、その調子で、一杯食べてふっくらさんになろうな
ついでにお薬や強制給餌の実演を兼ねて、バスタオルで繰るんで目薬。
最中は大人しかったのですが、かなりご機嫌を損ねたらしくその後一度もいよだの方を向いてくれませんでした
お兄ちゃんは、日中懐に抱っこする様にして慈しんでくれてるし、夜にはお母さんとお兄ちゃんが同じ部屋で眠ってくれてるそうです。
リンちゃん、健気に気使いするようで(笑)夜にはお母さんの上に乗っかって寝てるんですって
まるで、日中はお兄ちゃんと一緒やから、夜にはその分お母さんと一緒にいるね、って決めてるみたいです(笑)
そんなリンちゃんの事が可愛くて可愛くて仕方ない様子のお二人
そんな温かな気持ちがリンちゃんにも伝わるのか、リンちゃんも今日はかなり具合がいい様です。
目やにが沢山出ても、こまめにお兄ちゃんが優しく拭ってくれてるし、目薬指したらグンと表情がハッキリしてきました。
今日のリンちゃんの小康状態が、お二人の気持ちをとても明るいものにしていたようです。
決して完治する事はないFIP、それでも、沢山食べて体力つけて、ウイルスを押さえ込む事に成功すれば、ずっと長く一緒に暮らす事が出来るはず。
どうかご家族とリンちゃんの闘病生活が、少しでも優しい時間を増やすものであります様に。
猫の幼稚園を応援して下さってる皆さん、どうか体重1.5kgの体でFIPと戦うりんちゃんと、そのご家族に応援パワー送ってあげて下さいね