簡単な健康診断ではなく、わざわざ池田のベルさん迄走ったのには訳があります。
実は歩き方が変なんです。
お風呂に入れた時に体中触って怪我が無いことは確認してるのに、右足を付けない。
よくよく右足を触ってみると、どうやら骨折してるらしい。
それもこれだけ痛がらないし腫れてもいないってことは、保護されるずっと前に骨折してるはずで、急がないと折れた足の骨に筋肉がくっついて手遅れになってしまう

待合室のキャリーの中でもご機嫌さんで、他の猫好きさんからも「可愛い~


さてさて、今日の診察は内田先生がメインで、事情を話して早速レントゲン撮影。
丁度手の空いた院長先生も顔を出して下さって、触診でまぎれもなく骨折だけど、治療法をどうするかはレントゲンみてから~と相談してると。。。
ま~、見事にポッキリ折れてます

それにどうも骨密度が低い。
栄養不良によるものか、はたまた内臓疾患によるものかは判断つかないけれど、この所為で思いがけず骨折したのか、それとも彷徨ってる時に虐待や事故にでもあったのか
保護主ピノコちゃんの話だと、最初に見つけた時はかなり怖がって逃げたそうなので、虐待の可能性も捨てきれません。
今TNR活動頑張ってる彼女のお陰で、あの一帯の猫さんが地域猫として愛される存在になってくれるといいのだけれど。。。
で、肝心の治療ですが、骨折そのものは少なくとも一週間近く前のもの。
少しでも早くピンニング手術してあげないと…と、手術用カレンダーとにらめっこする院長先生。
カレンダーにはびっしり書き込みがあって、どこにも空きがない

それでも21日日曜日に無理矢理予定を入れて下さいました。
先生、感謝です
で、手術迄はビタミンとって、高栄養のもの食べて、今日は抗生剤と痛み止めの注射をして帰ろうとしたら、院長先生と副院長先生の一粒種ひろと君が、ぴの君を気に入っちゃいまして
ご覧の様な状態で、ぴの君も上手に空気読んで(笑)懐く懐く

ひろと君もお母さんである副院長先生に必死のアピールです

同じ様に足に怪我した保護犬さんを病院の子ぴょこたんちゃんとして迎えたのはついこの間の事。
流石に副院長先生もこれ以上はだめ~と言いつつも、ぴの君の可愛さとひろと君の熱意に負けて、「手術までこちらで預からせて戴いても宜しいですか」
勿論私達に異論があるはずもなく、手術迄ひろと君がお世話係に任命されたのでした
早速いそいそと子猫用ケージを容易して下さった内田先生、ありがとうございます。
その様をみてた葛西先生は「なんで入院」とびっくりされてましたっけ(笑)
手術の後は勿論入院が必要になりますので、ぴの君が猫の幼稚園に戻ってくるのは少し先になりそうです。
そんな訳で、週末猫の幼稚園の授業参観に行けばぴの君に会える!と意気込んでらした皆さん、ごめんなさい

生ぴの君お披露目迄もう少し待ってて下さいね。
まだ体重500g台のぴの君の、細い足の骨にピンを入れる手術は、決して簡単なものではありません。
全身麻酔も必要ですしね。
今迄おおたファミリーの保護猫さんで、怪我や事故等で足を切断した猫さんは多くいて、家猫さんとして暮らすのに何不自由無いのは十分承知しています。
ですが、まずは積極的な治療を。
それでも駄目ならその時は、家猫さんとして多少のハンディはあっても生涯大事にして下さるご家族を見つける迄の事。
それが猫の幼稚園とベル動物病院さんとの共通の考えです。
読者の皆さん、ぴの君の手術が上手く運びます様に、パワー送ってあげて下さいね