土曜日夜のもう一組のお引っ越しは、猫の幼稚園から歩いていける距離でした。
もうずっと前から猫の幼稚園日誌の読者でいて下さったというご家族は、古いお馴染みさんであるR&Dさんのご紹介で、今年の春頃から何度か猫の幼稚園を訪ねて下さって、愛猫小雪ちゃんの相棒猫さん探しを続けてらっしゃいました。
じっくり時間を掛けたのは、小雪ちゃんがなかなかにデリケートな猫さんだから。
あんまりにもデリケート過ぎて、自分のしっぽを血が出る位にグルーミングしちゃうそうです。
その所為で良くカラー装着となる小雪ちゃん。
相棒猫さんがいれば、そして其の猫さんと仲良く暮らせれば、気が紛れてこんなに過剰にグルーミングしなくなるのではないかな?と、いう期待を込めての二匹飼育。
いろんなケースを想定して、皆で悩み、相談し、出した結論は「空気を読める子猫あたる君」のトライアル。
適度に腕白で、でもお転婆でKYな妹猫らむちゃんとは正反対の、優等生タイプのお兄ちゃん猫あたる君なら、ナイーブでデリケートな小雪ちゃんも受け入れてくれる確率高いのでは
さてさて、小雪ちゃんはお引っ越しの土曜日もやっぱりカラー装着のフル装備で出迎えてくれました。
見知らぬ訪問者に目をまんまるにしてびっくりしてる間に、お母さんがカラーを外してくれて、身軽になった小雪ちゃんですが…
あっというまにベッド下に隠れて…
それでも不審者と小さな猫の存在は気になる様で、ずっとまんまるお目めであたる君の姿を見つめています。
そんな小雪ちゃんを見てお父さんはにんまり
だっていつもだったら、カラーを外した途端に小雪ちゃんのグルーミングが始まって、軽く一時間は嘗め続けてるんだそうです。
でも今は、それどころじゃなくって、あたる君の存在に全神経集中させてます。
あたる君の方は、長い尻尾を立ててご機嫌さんにあちこち探検。
小雪ちゃんの方にも挨拶にいくけれど、金曜日のまろ君みたいにいきなり相手にすりすりしたりなんてことはなくて、ちゃんと距離を確認してる…
ここら辺が「空気読める子猫」たる所以な訳です
実は今回のトライアル大作戦で、成功率が一番低いと言われていたミッションだったんですが、今のところ逆に一番良い感じかも
晴れてうちの子宣言戴けるのを、読者の皆さんと一緒に楽しみに待つ事に致しましょう