そして、メールを頂戴しました。
改めて、しんのトライアルが決まり、健康兄弟はかむいとさすけに戻ります。
Kちゃんはこれからかむいとさすけ兄弟の後見役お姉ちゃんとして、時間のある時には猫の幼稚園にやって来て、二匹のお世話をしてくれます。
Kちゃんも猫の幼稚園のボランティア仲間になってくれることになったんです
まだ22歳の若さのKちゃんが、私達と一緒に猫さん達のお世話をと考えてくれる事に感謝です。
私は予々、ボランティアってそんなに敷居の高いものではないと思っています。
なによりお家に迎えて戴く事こそが、一番のボランティアだと思いますし。
でもその他にも、猫の幼稚園なら授業参観という取り組みがあって、園児達と楽しく触れ合って戴くことも、ボランティア活動の一環だと考えています。
園児達はみなお家猫修行中。
普段お世話する私やとんちゃん、ぶぃぶぃあんさんだけでなく、多くの皆さんに、そんな猫さん達と触れ合って戴くことは、猫さん達の家猫修行にとてもいい影響を与えています。
私達お世話する方にしても、猫の幼稚園をオープンにする事でいろんな情報を戴くし、いろんな方と接する事で気付かされる事も多いのです。
ネット上のおつきあいだけでなく、実際にお目にかかってお話しすることの重要性をひしひしと感じています。
人の和があってこその活動ですものね。
二匹が出戻って来て、一匹がトライアルに出発。
プラス2とマイナス1で結局卒園は一匹。
でも、数が問題なのではありません。
本当にその猫さんとご家族が、幸せを感じて下さる事こそが重要なのです。
しんの様な性格の猫さんには、彼を理解し、包み込んで、優しく気長に接して下さるご家族が必要です。
先住猫百々ちゃんには、穏やかな暮しと適度な距離を保つ仲間の猫さんが必要です。
そして、腕白路線一筋の元気兄弟、かむいとさすけには、もっと別のご家族が必要でしょう。
経過だけを見たら、気軽にトライアルを繰り返すだけの様に見えるかも知れません。
でもそれは違います。
ご家族は実際に其の猫さんと暮らし、色々な事を経験しそこから悩みながら答えを探していらっしゃいます。
私達も同じで猫さんとそのご家族にとっての一番良いと思える結果を探しています。
その過程が猫さんを複数トライアルすることであっても、そこに愛情と責任が伴っていればなんら問題ないと考えます。
ただのレンタル動物とは違うって事、皆さんにも良くお分かりですよね
終生飼育が条件だからこそ、最初にしっかり悩んで答えを出して欲しいと願っています。
さて、後はしんのトライアル開始日を相談しなくてはね。
百々ちゃんがしんを受け入れてくれます様に。
しんが新しい環境で、お母様やKちゃんに素直に心許して甘えてくれます様に!
まだまだ気が抜けない状況ですが、間違いなく一歩前進なのです
2009年08月23日
ちゃとら兄弟と白キジ猫さん1
皆さん、とーたすの事応援して下さってありがとうございます。
おかげ様で治療の第一段階をクリアし、容態が少し安定しました。
詳しくは職員室の裏日誌をご覧下さいね。
健康兄弟が里帰りして一週間。
実は彼らの体調不良が原因の里帰りだったんです。
なかなかお腹のゆるゆるがすっきりしない事に加えて、「引きつけ」を起こしたとのお話しとその主治医の見解&診療経過に、私の方から里帰りを提案しました。
元々、謎の体調不良で腰が立たずに身体を引きずる様にしていた数日間があったかむいとさすけの兄弟です。
体調が安定し、こちらの主治医から譲渡OKとお墨付きを戴いたけれど、再度の体調不良ならこちらで通院した方がいいだろうと判断したんです。
ですが、先週送り届けてくれたKちゃんとお話ししてみると、どうも引きつけとか転換とか発作とか、そんなレベルではないような…
しいていうなら、くしゃみが出なくて、連続でふがふがやってる時の様な…
ともかく、こちらで様子を見る事にしました。
Kちゃんは先週とても思い詰めた表情でしたが、健康兄弟の様子と私達の見解にかなり安堵したようで、晴れやかな表情で戻っていきました。
それからメールでやり取りし、二匹の体調は矢張り問題ないし、百々ちゃんが二匹を探している様子もあるし、とお母様と一緒に昨夜猫の幼稚園に迎えにきて下さったんです。
そしてそこで急展開
元々お母様はしんに惹かれていらっしゃいました。
お家の百々ちゃんも、他のボランティアさんからの譲渡だそうですが、恐がりで引っ込み思案の猫さんで、そうそう簡単にはお家が見つかりそうに無い状態だったそうです。
気になるしんも全く同じ状態の猫さんです
虐待問題が取りざたされているT公園出身で、そこで怖い目にあったのか、それとも野良ママさんからしっかり教育を受けたからなのか、まだまだ人との距離があります。
でもケージの中では撫でられる様になったし(とんちゃんが)、ケージから出て放牧している今も、き~ちゃん達程のカクレンボ猫さんではないし、おやつは手から食べてくれるし、なにより、お見合いの時も昨夜も、Kさんご家族の直ぐ近くに陣取ってじっと見つめていたし…
先代猫の百々ちゃんは、どうも前の環境では仲間の猫さんのいじめにあっていたようで、その為か健康兄弟にも最初はかなり警戒していたようです。
怖いもの知らずで向かっていく二匹に、徐々に慣れているとは言え、まだまたおこちゃまで相手への気遣い無用で迫っていく二匹と繊細な百々ちゃんとの暮しに、お母様は不安を覚えている様子。
それよりも、しんの様にもうそろそろ大人になる子なら落ち着いているし、百々ちゃんとも適度な距離でお互い穏やかに暮らせるのではないかしらと。
一旦うちの子宣言を貰った猫さんが戻って、他の子がトライアルにでることを、良しとしない方もいるかもしれません。
でも私達はこれはこれで素敵なご縁だと思います。
健康兄弟はまだ小さく、とても人懐こい猫さんですから、これから秋に向かってご縁を繋ぐ可能性も高いでしょう。
ですがやはり、成猫さんやそれに近くなった猫さんは、そうそうご縁を結べません。
それがまだ人との距離のある、家猫修行中の様な猫さんならもっとご縁遠くなってしまうのです。
そんな猫さんをこそ、家族として迎え入れたいと考えて下さったお母様に感謝致します。
ただ、そうなると健康兄弟を愛してお世話してくれたKちゃんの気持ちの置き場所がなくなります。
流石に三匹を迎える事は私達もお勧めしません。
離れがたくて何度も泣き乍ら健康兄弟を抱っこしているKちゃんとじっくりお話ししました。
再度お家でご家族だけでも相談して戴く事にして、昨夜は解散。
やはり親子だけでお話しするのと、私達が一緒とでは本音の出し方が違うかもしれませんからね
ここは一つ、じっくりと親子で話し合って頂きました。
長くなるのでその2に続きます。
おかげ様で治療の第一段階をクリアし、容態が少し安定しました。
詳しくは職員室の裏日誌をご覧下さいね。
健康兄弟が里帰りして一週間。
実は彼らの体調不良が原因の里帰りだったんです。
なかなかお腹のゆるゆるがすっきりしない事に加えて、「引きつけ」を起こしたとのお話しとその主治医の見解&診療経過に、私の方から里帰りを提案しました。
元々、謎の体調不良で腰が立たずに身体を引きずる様にしていた数日間があったかむいとさすけの兄弟です。
体調が安定し、こちらの主治医から譲渡OKとお墨付きを戴いたけれど、再度の体調不良ならこちらで通院した方がいいだろうと判断したんです。
ですが、先週送り届けてくれたKちゃんとお話ししてみると、どうも引きつけとか転換とか発作とか、そんなレベルではないような…
しいていうなら、くしゃみが出なくて、連続でふがふがやってる時の様な…
ともかく、こちらで様子を見る事にしました。
Kちゃんは先週とても思い詰めた表情でしたが、健康兄弟の様子と私達の見解にかなり安堵したようで、晴れやかな表情で戻っていきました。
それからメールでやり取りし、二匹の体調は矢張り問題ないし、百々ちゃんが二匹を探している様子もあるし、とお母様と一緒に昨夜猫の幼稚園に迎えにきて下さったんです。
そしてそこで急展開
元々お母様はしんに惹かれていらっしゃいました。
お家の百々ちゃんも、他のボランティアさんからの譲渡だそうですが、恐がりで引っ込み思案の猫さんで、そうそう簡単にはお家が見つかりそうに無い状態だったそうです。
気になるしんも全く同じ状態の猫さんです
虐待問題が取りざたされているT公園出身で、そこで怖い目にあったのか、それとも野良ママさんからしっかり教育を受けたからなのか、まだまだ人との距離があります。
でもケージの中では撫でられる様になったし(とんちゃんが)、ケージから出て放牧している今も、き~ちゃん達程のカクレンボ猫さんではないし、おやつは手から食べてくれるし、なにより、お見合いの時も昨夜も、Kさんご家族の直ぐ近くに陣取ってじっと見つめていたし…
先代猫の百々ちゃんは、どうも前の環境では仲間の猫さんのいじめにあっていたようで、その為か健康兄弟にも最初はかなり警戒していたようです。
怖いもの知らずで向かっていく二匹に、徐々に慣れているとは言え、まだまたおこちゃまで相手への気遣い無用で迫っていく二匹と繊細な百々ちゃんとの暮しに、お母様は不安を覚えている様子。
それよりも、しんの様にもうそろそろ大人になる子なら落ち着いているし、百々ちゃんとも適度な距離でお互い穏やかに暮らせるのではないかしらと。
一旦うちの子宣言を貰った猫さんが戻って、他の子がトライアルにでることを、良しとしない方もいるかもしれません。
でも私達はこれはこれで素敵なご縁だと思います。
健康兄弟はまだ小さく、とても人懐こい猫さんですから、これから秋に向かってご縁を繋ぐ可能性も高いでしょう。
ですがやはり、成猫さんやそれに近くなった猫さんは、そうそうご縁を結べません。
それがまだ人との距離のある、家猫修行中の様な猫さんならもっとご縁遠くなってしまうのです。
そんな猫さんをこそ、家族として迎え入れたいと考えて下さったお母様に感謝致します。
ただ、そうなると健康兄弟を愛してお世話してくれたKちゃんの気持ちの置き場所がなくなります。
流石に三匹を迎える事は私達もお勧めしません。
離れがたくて何度も泣き乍ら健康兄弟を抱っこしているKちゃんとじっくりお話ししました。
再度お家でご家族だけでも相談して戴く事にして、昨夜は解散。
やはり親子だけでお話しするのと、私達が一緒とでは本音の出し方が違うかもしれませんからね
ここは一つ、じっくりと親子で話し合って頂きました。
長くなるのでその2に続きます。