今年も色々な出会いと別れがありました。
そしていつも、沢山の皆さんに支えて頂きました。
本当にありがとうございます。
2013年は
入園数:156匹(お見合いのみ参加の園児24匹含む)
卒園数:133匹
永久園児:18匹(パルボ16匹 FIP2匹)
※年明けにお引っ越しを控えている園児が3匹います
9年間の中で一番多く入園生を迎え、一番多く卒園生を送り出せた年ですが、同時にパルボウイルスの為に一番多くの園児を看取った年でもありました。
現在猫の幼稚園ではパルボウイルス遺伝子検査を全頭実施しています。
その中から見えてくる事実について、また改めて皆さんにご報告したいと思います。
今は、看取った園児達の御霊が安らかでありますようにと、祈りつつ、
ご支援下さった多くの皆さんと、
沢山の猫達を守ろうと頑張ってくれた保護主さん達、
そして133匹もの保護猫さんを幸せな家猫さんにして下さったご家族に
心からの感謝を。
本当にありがとうございました。
どうぞ皆様良いお年をお迎え下さい。
今年最後の写真は、近頃人気急上昇
の小さいおっちゃんことるーぷと、
ばんちゃん親衛隊を抜けてるーぷとらぶらぶかっぷるになってるびーさ。
ほんとに見てて微笑ましいのを通り越す位の仲良さです
来年は二匹一緒に迎えて頂けるご縁を見つけるべく、がんばらなくちゃね
2013年12月31日
ぶどう膜炎とFIP
昨夜8時過ぎ、FIPドライ闘病中だったしんが身罷りました。
応援して下さった皆さん、ありがとうございました。
しんはあまり苦しまず、穏やかに旅立てた様子です。
きっかけはぶどう膜炎の発症でした。
11月末からの猫風邪が長引いて、食欲はあるのにちょっと元気ないな~、って状態だったしん。
目薬と抗生剤だけではどうもすっきりしないから、ここはひとつヘルペスウイルス対策のファムビル始めようかと思っていた所、12月8日いきなり左目のみ白濁。
猫風邪から角膜炎を起こして白濁するのはよくあることで、ついこの間卒園したとりぃも一日数回の眼軟膏&目薬で回復していたけれど、どうもしんの眼の白濁はそれじゃない
9日、やはりいつもの眼軟膏&目薬では改善しないようで、というより白濁が広がってるようなので、午前中ひとまず近くの病院で見て貰い、担当0獣医師と相談して、夕方箕面にある、眼科に強い奥本動物病院を受診してきました。
O獣医師が心配したのはぶどう膜炎。
その病名聞いて私も嫌な予感が…
ぶどう膜炎は内科系疾患に関わってでてくる事が多い、つまり大元がFIPである事が多いって記憶があったからです。
数年振りに受診した奥本病院での診断は、やはりぶどう膜炎。
先生もかなり酷い炎症だと。
奥本先生もFIPが心配だとのことで、採血して一部を外部検査機関に出し、コロナウイルスの抗体価を確認することにしました。
血液検査そのものは特に異常はなく、いくつかの眼の処置と目薬三種類を処方して貰いました。
目薬は一日三回。
毎回写真を撮って観察していると、思っていたよりすんなりと白濁が治まって来ています。
12日、再度奥本動物病院を受診。
9日よりも綺麗になっているのが一目瞭然。
だけど、コロナの検査結果は6400倍。
う~~ん、微妙…と感じる私とは違って、奥本先生は「高すぎる!」
確かにFIPを考えて治療を開始するのは賛成なのだけれど、インターフェロン治療は週に何度か必要だし、そうなると奥本さんに小まめに通うのはちとしんどいので、そちらは近くの病院へ通う事にして、奥本さんにはぶどう膜炎について診て貰うことにしました。
12日、淀川中央動物病院でO獣医師に今後を相談し、インターフェロン治療を始め、最初の血液検査から一週間後の16日の血液を再度検査に出しました。
勿論その間、毎日三回の目薬が続いています。
ぶどう膜炎の白濁は殆ど治まり、小さな赤い点に見える出血が認められる状態に落ち着きました。
失明もあり得るぶどう膜炎なので、この経緯はとても嬉しいものでした。
16日には念の為X線写真も撮って貰いましたが、異常は見つかりませんでした。
19日、検査結果はコロナ数値は3200倍に下がっているものの、ガンマグロブリンの価が34.8と少々高め。
しんの状態は、腹水胸水はみられないけれど、後ろ足のふらつき=神経症状があり、食欲が下がりだしている。
数値的には発症と考えるかどうかは微妙だけど、状態を考えるとドライ発症と考えて治療を進めるしかないと、O獣医師と相談し判断。
同日夜、奥本病院での眼科診療は順調に回復していて、このまま目薬三種類×3回/日を続ける、次回診療は二週間後なので、1月6日受診予定。
眼はすっかり綺麗なのに、徐々に食欲がなくなりだしたしん。
インターフェロン治療と共にステロイド治療も始まり、強制給餌の毎日。
でもシリンジでの強制給餌を非常に嫌がる様になって、その分チュール等嘗めとるおやつ系のものを好んで食べる様になりました。
それでもインターフェロンを打つと食欲が下がるので、最後の通院では獣医師さんと相談し、もうインターフェロンを打たず、ステロイドと抗生剤のみ処方。
その甲斐あって、最後の通院後も食欲減らず、週末の賑やかな雰囲気が嬉しくて、皆と一緒におやつタイムを楽しんだしん。
実は闘病始まってから週末には人が大勢になるから、しんにとってはうるさすぎるかと思い、寝室に隔離しようとしたら、全力で嫌がり皆と一緒にリビングにいるんだと自己主張。
最後迄みんなと仲良く一緒に過ごしていました。
そんな様子に関係者一同、しんの闘病は来年に持ち越し続くものだと思っていました。
でも30日には打って変わって食欲不振。ご機嫌さんではあるんだけど、食べたくはないようでした。
楓子のお引っ越しで午後留守にしたけれど、帰って来たときのしんはやっぱりごきげんで、仲良しだったユニコ兄ちゃんやさびこ改めこまりと猫団子で過ごしていました。
みんなの晩ご飯タイムの用意を終えて、しんのごはんを用意しても食べたがらず、じゃあ後で食べようねって話しかけて、自分の食事を終えたあと呼びかけたのに返事が無くて、気になって見に行くと旅立った直後でした。
自宅での点滴の用意もして、長期戦になるのを覚悟していたから、こんなにあっけなく逝ってしまうとは思ってもいませんでした。
でも考えてみたら、FIPの闘病は長くなればなる程、食べることも出来ずにしんどい状態が続いてしまうことが多いから、殆苦しまずに逝けたのはしんにとって良かったのかと思います。
26日、河内長野に樹を送っていった帰りに、滝谷不動尊にお参りさせて頂いて、願掛けとお不動さんの身代わりお守りを頂いてきました。
もうしんの状態は寛解を望む状態ではないと覚悟していたので、お不動さんにお願いしたのは、しんが穏やかに過ごせる様に、最後迄美味しい!が続けられます様にってことだったんですが、有り難いことに見事に願いを叶えて下さったようです。
今日、いつもの斎場にしんを送っていきます。
年末の忙しい中、なおみさんとさつきさんがしんの為に駆けつけてくれます。
三人でしん始め今年見送った保護猫さん達を偲んで、思いを新たにし新しい年に活かしたいと思います。
最後にもう一度、しんを気にかけて応援してくださった皆さんに心から感謝致します。ありがとうございました。
願わくば、一日も早くFIPが治る病となりますように。
そしてしんの御霊が安らかでありますように。
合掌。
応援して下さった皆さん、ありがとうございました。
しんはあまり苦しまず、穏やかに旅立てた様子です。
きっかけはぶどう膜炎の発症でした。
11月末からの猫風邪が長引いて、食欲はあるのにちょっと元気ないな~、って状態だったしん。
目薬と抗生剤だけではどうもすっきりしないから、ここはひとつヘルペスウイルス対策のファムビル始めようかと思っていた所、12月8日いきなり左目のみ白濁。
猫風邪から角膜炎を起こして白濁するのはよくあることで、ついこの間卒園したとりぃも一日数回の眼軟膏&目薬で回復していたけれど、どうもしんの眼の白濁はそれじゃない
9日、やはりいつもの眼軟膏&目薬では改善しないようで、というより白濁が広がってるようなので、午前中ひとまず近くの病院で見て貰い、担当0獣医師と相談して、夕方箕面にある、眼科に強い奥本動物病院を受診してきました。
O獣医師が心配したのはぶどう膜炎。
その病名聞いて私も嫌な予感が…
ぶどう膜炎は内科系疾患に関わってでてくる事が多い、つまり大元がFIPである事が多いって記憶があったからです。
数年振りに受診した奥本病院での診断は、やはりぶどう膜炎。
先生もかなり酷い炎症だと。
奥本先生もFIPが心配だとのことで、採血して一部を外部検査機関に出し、コロナウイルスの抗体価を確認することにしました。
血液検査そのものは特に異常はなく、いくつかの眼の処置と目薬三種類を処方して貰いました。
目薬は一日三回。
毎回写真を撮って観察していると、思っていたよりすんなりと白濁が治まって来ています。
12日、再度奥本動物病院を受診。
9日よりも綺麗になっているのが一目瞭然。
だけど、コロナの検査結果は6400倍。
う~~ん、微妙…と感じる私とは違って、奥本先生は「高すぎる!」
確かにFIPを考えて治療を開始するのは賛成なのだけれど、インターフェロン治療は週に何度か必要だし、そうなると奥本さんに小まめに通うのはちとしんどいので、そちらは近くの病院へ通う事にして、奥本さんにはぶどう膜炎について診て貰うことにしました。
12日、淀川中央動物病院でO獣医師に今後を相談し、インターフェロン治療を始め、最初の血液検査から一週間後の16日の血液を再度検査に出しました。
勿論その間、毎日三回の目薬が続いています。
ぶどう膜炎の白濁は殆ど治まり、小さな赤い点に見える出血が認められる状態に落ち着きました。
失明もあり得るぶどう膜炎なので、この経緯はとても嬉しいものでした。
16日には念の為X線写真も撮って貰いましたが、異常は見つかりませんでした。
19日、検査結果はコロナ数値は3200倍に下がっているものの、ガンマグロブリンの価が34.8と少々高め。
しんの状態は、腹水胸水はみられないけれど、後ろ足のふらつき=神経症状があり、食欲が下がりだしている。
数値的には発症と考えるかどうかは微妙だけど、状態を考えるとドライ発症と考えて治療を進めるしかないと、O獣医師と相談し判断。
同日夜、奥本病院での眼科診療は順調に回復していて、このまま目薬三種類×3回/日を続ける、次回診療は二週間後なので、1月6日受診予定。
眼はすっかり綺麗なのに、徐々に食欲がなくなりだしたしん。
インターフェロン治療と共にステロイド治療も始まり、強制給餌の毎日。
でもシリンジでの強制給餌を非常に嫌がる様になって、その分チュール等嘗めとるおやつ系のものを好んで食べる様になりました。
それでもインターフェロンを打つと食欲が下がるので、最後の通院では獣医師さんと相談し、もうインターフェロンを打たず、ステロイドと抗生剤のみ処方。
その甲斐あって、最後の通院後も食欲減らず、週末の賑やかな雰囲気が嬉しくて、皆と一緒におやつタイムを楽しんだしん。
実は闘病始まってから週末には人が大勢になるから、しんにとってはうるさすぎるかと思い、寝室に隔離しようとしたら、全力で嫌がり皆と一緒にリビングにいるんだと自己主張。
最後迄みんなと仲良く一緒に過ごしていました。
そんな様子に関係者一同、しんの闘病は来年に持ち越し続くものだと思っていました。
でも30日には打って変わって食欲不振。ご機嫌さんではあるんだけど、食べたくはないようでした。
楓子のお引っ越しで午後留守にしたけれど、帰って来たときのしんはやっぱりごきげんで、仲良しだったユニコ兄ちゃんやさびこ改めこまりと猫団子で過ごしていました。
みんなの晩ご飯タイムの用意を終えて、しんのごはんを用意しても食べたがらず、じゃあ後で食べようねって話しかけて、自分の食事を終えたあと呼びかけたのに返事が無くて、気になって見に行くと旅立った直後でした。
自宅での点滴の用意もして、長期戦になるのを覚悟していたから、こんなにあっけなく逝ってしまうとは思ってもいませんでした。
でも考えてみたら、FIPの闘病は長くなればなる程、食べることも出来ずにしんどい状態が続いてしまうことが多いから、殆苦しまずに逝けたのはしんにとって良かったのかと思います。
26日、河内長野に樹を送っていった帰りに、滝谷不動尊にお参りさせて頂いて、願掛けとお不動さんの身代わりお守りを頂いてきました。
もうしんの状態は寛解を望む状態ではないと覚悟していたので、お不動さんにお願いしたのは、しんが穏やかに過ごせる様に、最後迄美味しい!が続けられます様にってことだったんですが、有り難いことに見事に願いを叶えて下さったようです。
今日、いつもの斎場にしんを送っていきます。
年末の忙しい中、なおみさんとさつきさんがしんの為に駆けつけてくれます。
三人でしん始め今年見送った保護猫さん達を偲んで、思いを新たにし新しい年に活かしたいと思います。
最後にもう一度、しんを気にかけて応援してくださった皆さんに心から感謝致します。ありがとうございました。
願わくば、一日も早くFIPが治る病となりますように。
そしてしんの御霊が安らかでありますように。
合掌。