2017年02月05日

問題発生!でも…賭けます

多くの皆さんに応援頂いてるかぷちゃん、本日夕方、予定通り豊中のH病院に転院致しました。


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神戸から携帯酸素をお供に車で移動してきたかぷちゃん。
さつきさんの心配を他所に、キャリー内で酸素用の管をおもちゃにする程ご機嫌さんだったって。

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さて、院長S獣医師と面談し、かぷちゃんは一先ず酸素室に。

移動で興奮状態でしょうから、少し時間をおいてから検査して貰う事になりました。

そしてその検査の結果は、思っていたより重い症状だということでした。


まず、かぷちゃんが抱えている一番大きな問題は、やはり動脈菅開存症


簡単に説明すると、ほ乳類は全て、お腹の中にいる時は肺呼吸じゃないので、心臓の二つの動脈に一本の血管(動脈管)が通っています。
出生した後三日程掛けて、自然に閉じてしまうこの血管が、かぷちゃんは先天的な異常の為に、未だにしっかり開いたまま残っているんですね。

で、本日S獣医師から指摘されたのは、他にも先天的異常が見られる事。

右心房と右心室の境にある弁、三尖弁形成異常の為、血流が逆流していることが判明しました。

もう一つ、もしかすると、右心房と左心房の間の壁に穴があるのかもしれない、とも。
今日はかぷちゃんが検査途中で暴れてしまった為、この懸念は懸念の侭でまだ確定出来ていません。


そして、これらの先天的異常故、かぷちゃんは肺高血圧症になっていると。


ややこしいのでもう一度おさらい。

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1:かぷちゃんは先天的な異常がある
2:それは少なくとも二つの心臓疾患として現れている
①動脈菅開存症
②三尖弁形成異常
その為、肺に多量の血液が送り込まれ、肺の血管が血液でパンパンになって(肺高血圧症)、肺の血管から血液の水分が肺に染み出して、肺が水浸し(肺水腫)になった状態にある、と。


さて、ここからが問題です。

動脈菅開存症だけならば、今迄私達が聞いていた説明通り、残ってしまった不要な血管を縛って閉じてしまえば良いだけでした。
手術の成功率、98%。

ですが肺高血圧症を併発している場合、(加えて三尖弁形成異常も)成功率はぐっと下がる。
術中に異変が起きる事もあるし、手術が成功しても、その後酸素室で過ごす間に肺高血圧症が改善されず、吐血して身罷る事もある、と。


ある意味、一か八かの手術になります。


でもさつきさんも私も、手術に掛けたいと即答しました。
さつきさんは、「出来ない理由より出来る意味を探したい」と考えています。


今のままでは長く生きる事は出来ません。
酸素室から出る事も出来ません。
他の兄妹達と楽しく遊ぶ事も出来ません。
甘えてお膝に乗る事も、撫でて貰う事も、ほんの短時間だけしか許されないでしょう。

幸い、S獣医師は手術に対して積極的です。
出来るだけ早く、手術が可能な状態になるよう、検査と治療を続けて貰う事にしました。


S獣医師から、手術が成功して、かぷちゃんがその後も頑張って乗り越えてくれたら、三尖弁形成異常と肺高血圧症は投薬でコントロールする事が出来ると伺いました。

私もさつきさんも、その先には、幸せ家猫さんへの道が続いていると考えています。

もし術後の状態が、譲渡するには適さない、迎えて下さるご家族に負担が掛かりすぎる様な状態であるならば、ひぃちゃんのように、猫の幼稚園の園児として、皆さんに愛されて過ごすのも悪く無いと考えています。


でも、そうなるにはまず、動脈管開在症の手術に踏み切らなければ!



ただ、今の私には気がかりな事が一つあります。
先の記事で医療費ご支援をお願いした際、穴を閉じてしまえばすぐに元気になると、皆さんにご説明しています。

でも今日の検査結果で、事態はもっと重い事が判りました。

一匹の子猫の賭けの様な手術に、多額の医療費を使う事を良しとしない方もいらっしゃるでしょう。

もしも、先の記事での説明ならば賛同出来ると、既にご支援下さった方の中に、今日の検査結果を踏まえて、手術に反対であるとお考えの方がいらっしゃいましたら、至急ご連絡をお願い致します。
失礼なことなのかもしれませんが、ご支援を返金させて頂きたく思います。

そして、私達と同じ気持ちで居て下さる皆様には、ぜひ引き続き、ご支援をお願いしたいと考えております。
どうか、かぷちゃんが元気になれるよう、一緒に見守ってやって下さい。
よろしくお願い申し上げます。


晴れランキング参加中晴れ


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posted by いよだとばん&むう at 23:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする