いつも応援ありがとうございます。
今回も感染症対策による活動凍結で、皆様にご心配・ご迷惑おかけしている事を心からお詫び申し上げます。
活動凍結から二週間。
一連のパルボ発症は治まった様子で、やっと一段落つきました。
この凍結の少し前に卒園していた園児達のご家族にも、ご心配おかけしてしまいましたが、幸いどの子も問題なく過ごしている様子に、ほっと安堵しております。
今回発症したのは、遺伝子検査で陰性を確認後、生ワクチンを接種して、子猫室に移動した4兄妹です。
生ワクチン後なので、遺伝子検査でも簡易パルボキットでも、正しい診断が出来ませんが、白血球が下がった事からパルボと仮定して、すぐに感染症対策を実施しました。
残念ながら4匹中生き残れたのは1匹きじ猫イデだけで、退院後すっかり元気になり、体重もどんどん増えているので、もう安心です。
幸い後遺症も見られないので、ウイルス排出が無くなったら、ご縁探しを再開致します。
4兄妹のハヤタ・アラシ・フジは入院中に身罷ったのですが、子猫室で過ごしていた白きじぽぅが、カリシ症状が重く肺炎を起こしてしまい、私の腕の中で力つきました。
ぽぅはワクチン接種が7/28なので、もしかするとパウボウイルス暴露で白血球が下がってしまい、カリシウイルスの暴走を止められなくてのことなのかもしれません。
同じ日にワクチン接種したきじ猫ぷぅも要注意で診ていますが、軽いカリシ症状はでたものの、重症化せず治まり、体重も増えて元気でいることから問題ないものと思われます。
7/22に一回目ワクチン接種していた白猫しろっこは、この凍結前から軽いカリシ症状が出ていましたが、現在は完治し、二回目ワクチンも接種、絶好調でお転婆ぶりを発揮しております。
もう一匹、子猫室でワクチン未接種だった三毛猫ぴぃは、以前記事にした様にお腹に砂が蓄積している為、非常に深刻な便秘が続いており、ずっとケージで過ごしていたことと、31日夕方に神戸に移動し便秘処置の為入院、今も元気に過ごしていることから、ウイルス暴露はなかったのか、発症はないものと思われます。
隔離室の7匹は、4兄妹とは全く別のルートで入園した猫達ですが、遺伝子検査で猫汎白血球減少症(猫パルボ)陽性と出た子が3匹。
※猫は犬パルボ2型にも罹患しますが、今回は猫パルボ陽性のみでした
検体提出時に陰性結果でも、同じケージの子が陽性結果だったりするので、基本全員陽性と考えているのですが、陽性結果の出た子でもほとんど症状が感じられないとか、逆に陰性でも食欲不振や数回だけ下痢軟便鮮血少々等、ごく軽い症状で済んでいるようで、命に別状はない様です。
入園当初から元気はあるのに食いムラが激しい子が多く、今も食欲があったりなかったりが続いていたり。
遺伝子検査で陽性反応確認してなかったら、パルボ対応取らずに他の対処で済ませてしまうだろうなと思える子達です。
はっきりとした症状がでるパルボばかりが目に付くけれど、私達が隠れパルボと呼ぶ症例や、自然治癒してしまうケースも存在することに間違いはないのでしょう。
今回のパルボ騒動、隔離室の子達が先なのか、4兄妹が先なのか正直判断に迷います。
遺伝子検査で陰性を確認している子達が、パルボを発症するとしたら、後から持ち込まれたウイルスに暴露されたとかしか考えられません。
ではそのウイルスはどこから?
後から入園した子達が持っていたのか、それとも子猫室で過ごす4兄妹が、人が持ち込んだウイルスに暴露された事が原因なのか。
そもそも4兄妹はパルボではないという意見があるのも事実です。
・下痢及び嘔吐や白血球減少の症状は、パルボだけに限らない
・入院中簡易パルボキットで抗原検査を実施した4兄妹は陰性だった
・4兄妹よりワクチン接種が遅かった2匹が、パルボ症状出ていない
・隔離室の子達の症状が隠れパルボの状態と考えられる
これらのことから、4兄妹はパルボではなかったのでは?という意見です。
ただ、猫の幼稚園ではいつも、疑わしい場合はより最悪のケースを想定して行動することが、結果一番安全な対策となると信じておりますので、いつも通り活動凍結としました。
実際8日に隔離室の子達の遺伝子検査の結果が出て、陽性結果の子がいた訳ですから、最初から活動凍結して対応しておいて良かったと思います。
その分、お引っ越しを控えていた園児が足止めになり、心待ちにしているご家族に待って頂いているのですが、そろそろお引っ越しを実行できる子もいそうです。
活動凍結の記事を掲載してから、すぐに園児達を心配して消毒液を贈って頂いたり、美味しいおやつを贈って頂いたり、医療費にとご支援金を贈って頂いたり…
いつもいつも、園児達に寄り添って応援して下さる皆様に心から感謝申し上げます。
ありがとうございます。
まだお礼メールを送付する事が出来ておりませんが、順にメールさせて頂きますのでもう暫くお許し下さい。
今回のパルボ対応は、2つの病院にお世話になりました。
前回と同じく子猫室からの発症であっても、今回はワクチン未接種の子猫が少なかった事もあり、入院及び治療費は前回の様な100万単位でなく10万単位で済んでいます。
それでも普段より多額の医療費が掛かっている事に変わりはなく、また今後子猫達を数回、遺伝子検査に出してウイルス排出の有無を確認していかなければなりません。
加えて重度の便秘で苦しんでいる三毛猫ぴぃが、どうやら巨大結腸症になっているらしく、その原因は砂だけではなく骨盤になにか問題があるかもしれず、今後高度医療機関で詳しく検査し、場合によっては外科手術が必要になる可能性も出てきました。
猫の幼稚園では保護主自らの負担金と、譲渡時には新しいご家族にウイルス検査費用等をご負担頂く事、また授業参観では会費を頂く事で、日々の運営を賄っておりますが、近年行政出身で保護主の居ない園児も増えており、慢性的に資金が不足しております。
活動凍結中は授業参観もお休みですし、お盆期間の卒園生里帰り(猫ホテル業)もお休みでしたので、その分のマイナスも大きく作用します。
読者の皆様には、いつもいつもお願いばかりで申し訳ないのですが、医療費のご支援を賜われるなら、とても有り難いです。
■ゆうちょ銀行■
『記号』 14090
『番号』 19182621
『口座名義』ネコノヨウチエン
※他行からの振込みの場合は
『店名』四〇八(読み:ヨンゼロハチ)
『店番』408
『預金種目』 普通預金
『口座番号』 1918262
『口座名』 ネコノヨウチエン
☆お手数ですが、ご支援頂きます折りにはご一報頂けると大変助かります。
メールにてお礼を差し上げたいと思いますのnekonoyoutien@cat.zaq.jpまでお願い致します。
今年二月に、かぷの心臓手術の為に皆様にお力添え頂いたばかりで本当に心苦しいのですが、どうぞ皆様、ご無理のない範囲で園児達への応援をお願い申し上げます。
最後に、小さな体でウイルスと戦った、ハヤタ、アラシ、フジ、ぽぅの御霊が安らかでありますように、
合掌。
そして今回も、一緒に対応してくれる仲間達に心から感謝致します。
ありがとうございます。