2017年最後の日に、感謝を込めてこの記事をしたためます。
今年も沢山の皆様にお力添え頂きました。
本当にありがとうございます。
またパルボに遭遇してしまった年でした。
幸い比較的被害が小さく済みましたが、それでもワクチン定着がまだだった子猫達アラシ・ハヤタ・フジの3匹を失いました。
同時期に体調を崩したぽぅも、パルボが原因と考えています。
パルボの後にはFIPの発症例が多くなります。
おにおん、かしゅー、れい、しろっこを失いました。
助けたいと思って活動しているのに、指の間から滑り落ちる命を引き止める術が無く、いつもとてももどかしい想いをします。
所詮自分の力なんてこんなものかと…
でもそんな気持ちを上向かせてくれるのは、折りに触れ卒園生達の様子を知らせてくれる沢山のご家族です。
優しい家族の元で、沢山の愛情を受けてのびのびしあわせに暮している様子に、ただただ感謝しています。
大切に慈しんで下さって、本当にありがとうございます。
ココ数年、入園数も譲渡数も100匹超えが当然でしたが、今年は入園も卒園も2割少ない数です。
原因は、まず大人猫が増えていて、新規入園を受け入れるのに調整が必要であること。
正直もう中猫以上を受け入れるのは無理でしょう。
そして仲間のなおみさんが、今は地元の団体メインで活動している為、こちらにはあまり入園させる必要がなくなった事も大きいのかな。
今年はセンターからの入園が60%を占めていて、なおみさんからの入園は25%に留まっています。
数年前はなおみさんからの入園数が70%超えだった事を思うと随分数値が変わりました。
譲渡数が減っているのは、入園数が減っている為というのもあるでしょうし、譲渡会里親会が毎週の様にどこかで実施されていることや、各地に沢山の保護猫カフェが増えた事も要因なのでしょうね。
社会全体としては、猫の飼育数は犬の飼育数を超えたそうですが、飼育世帯としては犬の世帯より少ないそうで、それはつまり猫の場合は複数飼育のお家が多いからでしょうね。
実際に猫の幼稚園でも、卒園生のお家に新たに迎えて頂くケースが多いです。
そう考えると、ある意味、新規家庭への譲渡は頭打ちなのかもしれません。
つまり、数少ない猫飼育希望家庭を、沢山の保護主さん譲渡主さん(個人団体問わず)が取り合いしている状態が続くという事です。
もしかすると、譲渡を焦るあまり、適正譲渡に当たらない環境に譲渡してしまう保護主さん譲渡主さんが出てくるかもしれません。
ボランティア家庭自体が、多頭飼育崩壊になり兼ねないケースもあるし、もう実際にいくつも起こっています。
身に詰まされるお話しです。
猫の幼稚園がそんなお粗末な結果を産まない様に、心して活動を続けます。
2017年最後の日に、
看取った園児達の御霊が
安らかでありますようにと祈りつつ、
ご支援下さった多くの皆さんと、
沢山の猫達を守ろうと頑張ってくれた
保護主さん・センターの職員さん達、
休みを返上して手伝ってくれる仲間達、
保護猫さんを幸せな家猫さんにして下さったご家族に
心からの感謝を捧げます。
本当にありがとうございました。
どうぞ皆様良いお年をお迎え下さい。
posted by いよだとばん&むう at 20:37|
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