先日愛知県からやってきた子猫まるも。
綺麗なサバトラ猫で4ヶ月齢。
保護された時の重篤な猫風邪で目を患いましたが、お世話担当していたはるごまいけちゃんの奮闘で、ここまで綺麗になりました。
ところで、まるもが私達のところへ来たのは、社会化の為。
はるごまいけちゃんの所では、彼女がお仕事行ってる間どうしてもケージ生活になるし、他の猫と接する時間も、他の人と接する時間も限られてしまって、どうにも社会化に支障を来してしまうから。
それなら、うちの子猫室に放り込んで、猫同士で社会を学んで貰いましょう〜、ついでに週末の授業参観で、人との付き合いも学んでねってことでして。
到着した土曜日は、とにかくお怒りモードで、唸りまくって1日が終わりました。
日曜日、事情を知ったひろみちゃんが構ってくれてたけど、ガブガブきつ〜い甘嚙み攻撃。
流石のひろみちゃんも「これは時間かかるかもね〜」
それでも私がお届けで不在の間には、授業参観で遊びにいらしてたKさん(卒園生みずきが押掛け女房ならぬ押掛け猫に収まりました)が、可愛い可愛いと抱っこまで挑戦してくれてたんですって。
三日目朝には私に甘える素ぶりを見せたので、ケージから出して子猫室で放牧。
唸りながら必死に匂いを嗅ぎまくって情報収集!尻尾立ててるところが可愛いですよね。唸り声は怖いけど(笑)
そのあとはお気に入りの場所を見つけて…
愛知県出身同士だからか、まるもを気遣う素振りのいずみ。
そんないずみは火曜日夕方、せりと一緒に卒園したので、子猫室に残ったのはまるもより小さい2〜3ヶ月の子猫ばかりになりました。
教育係りがいなくなって、ちょっとやばいかな〜と感じていましたが、まるもは日々進化し続けています!
掃除の隙をつけて広間に脱走してみたり、
子猫室奥のキッチンに攻め入ってみたりしながら、
とりあえず、他の子猫と遊ぼうと…
いや、まだあかんか?
でも他の子達が取っ組み合って遊んでるのを見て、仲間に入りたそうにしています。
他の子達への接し方が判らなくて戸惑ってるのかなあ。
ま、なんとかご飯は一緒に食べられる様になってます。
こんなまるもですが、火曜日のお客様には大受けでした!
唸りながら子猫室を動き回る姿はまるでチンピラヤンキーだし、保護主の石狩挽歌さん曰く「目の上の模様がおばちゃん眉毛っぽい」し、動きや声が大げさだし、なんだか大阪のおばちゃんチックな子猫って気がします(笑)
大阪へ留学に来たのは運命だったのか!?
それにしても、三ヶ月お世話していたはるごまいけちゃん、ほんまにお疲れ様でした。
このまま大阪でご縁見つけられたらいいなあと目論んでますので、皆さん、台風娘をどうぞよろしゅうに♪
2018年08月01日
2018年08月03日
チャリティコンサートまでもう少し
第2回目のチャリティコンサートまであと少し。
おかげさまで、私が預かったチケットは、もうあとほんの数枚残るだけになりました。
直前まで予定が判らなくて、チケット購入に躊躇していたそのこあなた!
大丈夫ですよ〜、まだチケットお取り置きできますからね。
遠慮なく猫の幼稚園までメールでお知らせくださいね。
昨年よりバージョンアップした今回は、演者さんも多いし、きっととても楽しめると思います。
収益はなおみさんが新しく立ち上げたグループ、TEAM ねこのてさんと、私ども猫の幼稚園に寄付される仕組みです。
(昨年は猫の幼稚園だけにご支援戴きましたので、今年は私どもは少なめでとお願いしております。)
昨年はさつきさんが物販担当してくれましたが、今年はプロのショップの方が担当してくださいます。
このtoitoitoiさんは、同じ伊丹での活動ということもあり、TEAM ねこのてさんを応援して下さっていまして、コンサート当日のグッズ販売の収益からTEAM ねこのてさんに寄付されるそうです。
素敵なグッズをお買い上げ戴くことで、TEAM ねこのてさんの応援に繋がりますので、ぜひぜひお買い物も楽しんでくださいね!
それでは8月11日、チャリティコンサート会場でお目にかかりましょう♪
■8月11日は猫の幼稚園のお見合い会・授業参観はお休みとなります、ご注意ください■
おかげさまで、私が預かったチケットは、もうあとほんの数枚残るだけになりました。
直前まで予定が判らなくて、チケット購入に躊躇していたそのこあなた!
大丈夫ですよ〜、まだチケットお取り置きできますからね。
遠慮なく猫の幼稚園までメールでお知らせくださいね。
昨年よりバージョンアップした今回は、演者さんも多いし、きっととても楽しめると思います。
収益はなおみさんが新しく立ち上げたグループ、TEAM ねこのてさんと、私ども猫の幼稚園に寄付される仕組みです。
(昨年は猫の幼稚園だけにご支援戴きましたので、今年は私どもは少なめでとお願いしております。)
昨年はさつきさんが物販担当してくれましたが、今年はプロのショップの方が担当してくださいます。
このtoitoitoiさんは、同じ伊丹での活動ということもあり、TEAM ねこのてさんを応援して下さっていまして、コンサート当日のグッズ販売の収益からTEAM ねこのてさんに寄付されるそうです。
素敵なグッズをお買い上げ戴くことで、TEAM ねこのてさんの応援に繋がりますので、ぜひぜひお買い物も楽しんでくださいね!
それでは8月11日、チャリティコンサート会場でお目にかかりましょう♪
■8月11日は猫の幼稚園のお見合い会・授業参観はお休みとなります、ご注意ください■
2018年08月04日
活動凍結のお知らせ パルボ対策2018-2
いつも応援ありがとうございます。
今日は重要なお知らせです。
本日より暫くの間、活動凍結と致します。
今日は重要なお知らせです。
本日より暫くの間、活動凍結と致します。
皆様には毎度毎度ご心配ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、本日子猫室で過ごしていた園児、黒猫くまに、パルボ簡易検査にて陽性反応が出ました。
簡易な経緯としては、
7月11日
保護主側でワクチン接種、
それ以前にパルボウイルス遺伝子検査実施、陰性確認済み
7月21日
猫の幼稚園入園
8月 1日
夜のご飯の食べが悪い為、ケージにて観察、
パセトシン服用後 嘔吐。
8月 2日
日付が変わったところでオフィスケージに移動して観察、
03:30頃までに液状嘔吐4回、元気はある
朝通院、胃腸風邪と判断してインターキャット注射、
抗生剤と吐き気止め服用するが、えづき止まらず、夜下痢
8月 3日
主治医休診の為他病院にてセレニア注射
吐き気は止まるが、覇気食欲なし。下痢あり
夜になっても状態上向かず、パルボを疑い、タミフル服用開始
8月 4日
朝主治医の元で、犬パルボウイルス簡易検査実施、陽性反応
白血球測定700、パルボ遺伝子検査検体採取
セレニア、インターキャット注射
従いまして、いつも通り猫の幼稚園の対外的な活動を全て自粛、凍結とさせて頂きます。
必要な方には個別に連絡させて頂きましたが、授業参観・お見合い会だけでなく、チャリティショップの運営も、念のため本日より自粛させて頂きます。
お引っ越しを楽しみにして下さっていたご家族、
授業参観を予約して下さった皆様、
お見合い予定だったご家族には、本当に申し訳ありません。
そして、ここ数日、猫の幼稚園をご訪問下さった皆様にお願いです。
どうかお家の愛猫さんの体調にご注意下さい。
パルボはワクチン接種していれば、感染しない、もしくは感染しても軽症で済むケースが多いですが、今回の子猫の様に、ワクチンと株が違うなどの理由で、ワクチンしていても感染し発症するケースがあります。
頻繁な嘔吐等が見られた場合には、速やかに医療機関へお願い致します。
また園児達の近況はブログにてお知らせ致しますので、それまでどうぞ見守っていてやって下さい。
2018年08月30日
パルボ対策2018-3 引き続き活動休止です
永らくブログを更新せず、いつも応援いただいている皆様にご心配お掛けして申し訳有りません。
まずは活動休止してから今日までのご報告です。
8月 1日 くま
夜のご飯の食べが悪い為、ケージにて観察、
パセトシン服用後 嘔吐。
8月 2日 くま
日付が変わったところでオフィスケージに移動して観察、
03:30頃までに液状嘔吐4回、元気はある
朝通院、胃腸風邪と判断してインターキャット注射、
抗生剤と吐き気止め服用するが、
えづき止まらず、夜下痢
8月 3日 くま
主治医休診の為他病院にてセレニア注射
吐き気は止まるが、覇気食欲なし。下痢あり
夜になっても状態上向かず、パルボを疑い、
タミフル服用開始
8月 4日 くま
朝主治医の元で、犬パルボウイルス簡易検査実施、
陽性反応、白血球測定700、
パルボ遺伝子検査検体採取
セレニア、インターキャット注射
8月 5日、他園児に症状はなし。
妹猫まこ、二回目ワクチン接種
ワクチン接種時期の大人猫3匹に
追加ワクチン接種
8月 7日 くま永眠
8月 8日〜 まこ食欲不振で強制給餌
タミフル服用インターキャット接種
8月15日 まこ自食始める
8月16日 まこタミフル、インターキャット終了
8月27日 13匹全頭パルボ遺伝子検査実施
まこ及びだっこはパルボ抗体価検査実施
8月30日 まこ以外12匹は遺伝子検査陰性
まこパルボ抗体価 320倍未満
(野外株感染かワクチンによる値か判断できない)
だっこパルボ抗体価 5,120倍未満
(野外株感染による免疫抗体と考えられる)
現在、猫の幼稚園でまこだけがパルボウイルスを排出していることになります。
従いまして、まこの陰性を確認できるまで、対外的な活動休止は続きます。
一週間ごとに、遺伝子検査と抗体価検査を実施する予定です。
ご心配ご迷惑お掛けしておりますが、どうかもうしばらく見守っていてやってください。
この活動休止の間に、園内の清掃消毒を続けております。
廃棄処分とするものも多く、医療費と共に運営を圧迫しております。
いつもお願いばかりで心苦しいのですが、ご支援賜われましたら光栄です。
どうかご無理のない範囲で、よろしくお願い申し上げます。
■くまのパルボ発症について
8月1日夜から体調を崩したくまは、4日にパルボウイルス感染症と診断、
闘病を続けましたが、8月7日朝10時30分 身罷りました。
日に3回の輸液と投薬、強制給餌に耐えて頑張ってくれて、6日夜にはパルボの顕著な症状である下痢が治りだし、希望が見えてきたと思っていたのですが、強制給餌すらもまともに受け付けられずにいたこと、強制給餌と投薬の際に誤嚥させてしまったこと等から体力が持たず、朝の投薬のお世話の最中に身罷ってしまいました。
せっかく保護して戴いた大事な命を、こんな結果で失ってしま、保護主様預かり様にはお詫びのしようもございません。
本当に申し訳有りません。
今回永眠したくまは、保護主さん側にて遺伝子検査で陰性を確認し、ワクチン接種後十分な時間を置いて入園した子猫であった為、パルボウイルス感染をあまり疑わずにいたことで、初動対応がいつもより遅れました。
もしこれが隔離室で過ごす新入生なら、遅くとも2日の朝の段階でタミフル投与や各種検査を実施し、パルボと仮定して対応していたことでしょう。
自分の判断の甘さが悔やまれます。
くまは母猫と一緒に兄妹4匹で保護された子猫でした。
ファミリー纏めて保護されて、離乳までは母猫が育て、その後は預かりさんのお家で育てられました。
つまり、初乳をしっかり飲んでいて、母猫の移行抗体がきちんと子猫たちを守っている状態でした。
その状態でワクチン接種したことで、ワクチンブレイクが起こり、ワクチンの抗体を得られない状態から徐々に母猫の免疫抗体も薄れ、パルボに対して無力な状態になっていた為の感染です。
感染したのはどこなのかと考えれば、どこでも有り得るとはいえ、一番可能性が高いのは猫の幼稚園であることは事実です。
もしかすると、6月のだっこパルボ発症の際の最終清掃消毒に手抜かりがあったのかもしれませんし、全く他の理由によるものかもしれません。
一回目のワクチンが定着していなかったとしても、パルボウイルスに遭遇さえしなければ、感染発症することなどなかったのですから、うちにこなければ今も元気に過ごしてのだと思います。
それが悔やまれてなりません。
■妹猫まこについて
くまを看取り、厳重な感染症対策を施して荼毘に付し、次に考えたことは妹猫まこのことでした。
くまがワクチンブレイクだとすると、妹猫まこも同じ条件であり、発症の可能性が考えられます。
くまのパルボ診断を受けて、その時全く症状が見受けられなかったまこには、すぐ手配し5日に二回目ワクチンを接種しました。
8日からは子猫室から一匹だけのケージ生活にして、重点管理しているのですが、隔離してから食欲が落ちました。
幸い退院サポートなどを強制給餌すればちゃんと食べてくれるのですが、この状態が一週間続いた後、急に自食するようになりました。
この間、いつ発症してもおかしくないと考えて、タミフル投与とインターキャット接種を続けていましたが、自食しだして体重が増え始めたので、投薬を終了しました。
ただ、1匹で過ごすストレスからか、食事量は問題ないのに体重の増加が止まってしまっているのが気がかりです。
本日の抗体価検査の結果は、「パルボの発症を押さえるためには十分な数字(基準は>40倍)で、発症には至っていないが、感染はしているため、それでパルボ遺伝子が出ている可能性がある」とのこと。
食欲不振だった一週間は、もしかすると軽い発症だったのかもしれません。
だっこの時も、脱腸(直腸が腫れたことが原因、腫れたのはパルボウイルスの所為と考えられる)という症状が出なければ、パルボだと判らない状態でした。
やはり、それらしい症状は出ないけれどパルボウイルスを排出している「かくれパルボ」が実在するのだと再認識しています。
同時に、まこの抗体価を引き続き調べることで、有益なデータが得られるのではないかと考えています。
■雑記
昨年のパルボ発症は、ワクチン定着前の子猫でした。
なので今年は、生ワクチン接種後、必ず定着期間を過ぎてからの子猫室入りを徹底していたのに、またワクチン後の子猫が発症したことで、非常に強いショックを受けました。
追い打ちをかけたのは、くまが身罷ったこと。
全く食事できず、カロリーエースでさえ1mlを少しづつという状態でした。
それでも希望が見えたと思えたのに、誤嚥させてしまったことが直接の死亡原因だと思います。
いろんな経験を積んで、闘病看護はお手の物、などと思い上がったことを考えていたからだ、だからこんな結果になったのだと思いました。
猫の幼稚園を続けていて、はじめて「もうやめた方がいい」とさえ思いました。
まこの食欲不振が続き、いつ発症するかと毎日薄氷を踏む思いでいた時期は、きっと私自身が精神的に軽く病んでいたんだろうと思います。
毎日一人で行う清掃消毒と園児のお世話に疲れ切っていたのかもしれません。
でも、人と会うのも、人と話すのも、メールでさえも苦痛でした。
前向きな気持ちとか、「頑張る」という一言さえ言葉に出来ずにいたし、情緒不安定で、感情が攻撃的になったり卑屈になったり。
ちょうどお盆休みの時期だったので、本当に人に会わずに済んで良かったと感じています。
きっと不必要に周りを心配させたり混乱させたりしたでしょう。
いろんな方からメール連絡頂いておりましたが、不義理し続けて申し訳ありませんでした。
今夜から少しづつ、お返事させて頂きます。もう少しお待ちください。
最後に、
身罷ったくまの御霊が安らかでありますように、合掌
まずは活動休止してから今日までのご報告です。
8月 1日 くま
夜のご飯の食べが悪い為、ケージにて観察、
パセトシン服用後 嘔吐。
8月 2日 くま
日付が変わったところでオフィスケージに移動して観察、
03:30頃までに液状嘔吐4回、元気はある
朝通院、胃腸風邪と判断してインターキャット注射、
抗生剤と吐き気止め服用するが、
えづき止まらず、夜下痢
8月 3日 くま
主治医休診の為他病院にてセレニア注射
吐き気は止まるが、覇気食欲なし。下痢あり
夜になっても状態上向かず、パルボを疑い、
タミフル服用開始
8月 4日 くま
朝主治医の元で、犬パルボウイルス簡易検査実施、
陽性反応、白血球測定700、
パルボ遺伝子検査検体採取
セレニア、インターキャット注射
8月 5日、他園児に症状はなし。
妹猫まこ、二回目ワクチン接種
ワクチン接種時期の大人猫3匹に
追加ワクチン接種
8月 7日 くま永眠
8月 8日〜 まこ食欲不振で強制給餌
タミフル服用インターキャット接種
8月15日 まこ自食始める
8月16日 まこタミフル、インターキャット終了
8月27日 13匹全頭パルボ遺伝子検査実施
まこ及びだっこはパルボ抗体価検査実施
8月30日 まこ以外12匹は遺伝子検査陰性
まこパルボ抗体価 320倍未満
(野外株感染かワクチンによる値か判断できない)
だっこパルボ抗体価 5,120倍未満
(野外株感染による免疫抗体と考えられる)
現在、猫の幼稚園でまこだけがパルボウイルスを排出していることになります。
従いまして、まこの陰性を確認できるまで、対外的な活動休止は続きます。
一週間ごとに、遺伝子検査と抗体価検査を実施する予定です。
ご心配ご迷惑お掛けしておりますが、どうかもうしばらく見守っていてやってください。
この活動休止の間に、園内の清掃消毒を続けております。
廃棄処分とするものも多く、医療費と共に運営を圧迫しております。
いつもお願いばかりで心苦しいのですが、ご支援賜われましたら光栄です。
どうかご無理のない範囲で、よろしくお願い申し上げます。
■くまのパルボ発症について
8月1日夜から体調を崩したくまは、4日にパルボウイルス感染症と診断、
闘病を続けましたが、8月7日朝10時30分 身罷りました。
日に3回の輸液と投薬、強制給餌に耐えて頑張ってくれて、6日夜にはパルボの顕著な症状である下痢が治りだし、希望が見えてきたと思っていたのですが、強制給餌すらもまともに受け付けられずにいたこと、強制給餌と投薬の際に誤嚥させてしまったこと等から体力が持たず、朝の投薬のお世話の最中に身罷ってしまいました。
せっかく保護して戴いた大事な命を、こんな結果で失ってしま、保護主様預かり様にはお詫びのしようもございません。
本当に申し訳有りません。
今回永眠したくまは、保護主さん側にて遺伝子検査で陰性を確認し、ワクチン接種後十分な時間を置いて入園した子猫であった為、パルボウイルス感染をあまり疑わずにいたことで、初動対応がいつもより遅れました。
もしこれが隔離室で過ごす新入生なら、遅くとも2日の朝の段階でタミフル投与や各種検査を実施し、パルボと仮定して対応していたことでしょう。
自分の判断の甘さが悔やまれます。
くまは母猫と一緒に兄妹4匹で保護された子猫でした。
ファミリー纏めて保護されて、離乳までは母猫が育て、その後は預かりさんのお家で育てられました。
つまり、初乳をしっかり飲んでいて、母猫の移行抗体がきちんと子猫たちを守っている状態でした。
その状態でワクチン接種したことで、ワクチンブレイクが起こり、ワクチンの抗体を得られない状態から徐々に母猫の免疫抗体も薄れ、パルボに対して無力な状態になっていた為の感染です。
感染したのはどこなのかと考えれば、どこでも有り得るとはいえ、一番可能性が高いのは猫の幼稚園であることは事実です。
もしかすると、6月のだっこパルボ発症の際の最終清掃消毒に手抜かりがあったのかもしれませんし、全く他の理由によるものかもしれません。
一回目のワクチンが定着していなかったとしても、パルボウイルスに遭遇さえしなければ、感染発症することなどなかったのですから、うちにこなければ今も元気に過ごしてのだと思います。
それが悔やまれてなりません。
■妹猫まこについて
くまを看取り、厳重な感染症対策を施して荼毘に付し、次に考えたことは妹猫まこのことでした。
くまがワクチンブレイクだとすると、妹猫まこも同じ条件であり、発症の可能性が考えられます。
くまのパルボ診断を受けて、その時全く症状が見受けられなかったまこには、すぐ手配し5日に二回目ワクチンを接種しました。
8日からは子猫室から一匹だけのケージ生活にして、重点管理しているのですが、隔離してから食欲が落ちました。
幸い退院サポートなどを強制給餌すればちゃんと食べてくれるのですが、この状態が一週間続いた後、急に自食するようになりました。
この間、いつ発症してもおかしくないと考えて、タミフル投与とインターキャット接種を続けていましたが、自食しだして体重が増え始めたので、投薬を終了しました。
ただ、1匹で過ごすストレスからか、食事量は問題ないのに体重の増加が止まってしまっているのが気がかりです。
本日の抗体価検査の結果は、「パルボの発症を押さえるためには十分な数字(基準は>40倍)で、発症には至っていないが、感染はしているため、それでパルボ遺伝子が出ている可能性がある」とのこと。
食欲不振だった一週間は、もしかすると軽い発症だったのかもしれません。
だっこの時も、脱腸(直腸が腫れたことが原因、腫れたのはパルボウイルスの所為と考えられる)という症状が出なければ、パルボだと判らない状態でした。
やはり、それらしい症状は出ないけれどパルボウイルスを排出している「かくれパルボ」が実在するのだと再認識しています。
同時に、まこの抗体価を引き続き調べることで、有益なデータが得られるのではないかと考えています。
■雑記
昨年のパルボ発症は、ワクチン定着前の子猫でした。
なので今年は、生ワクチン接種後、必ず定着期間を過ぎてからの子猫室入りを徹底していたのに、またワクチン後の子猫が発症したことで、非常に強いショックを受けました。
追い打ちをかけたのは、くまが身罷ったこと。
全く食事できず、カロリーエースでさえ1mlを少しづつという状態でした。
それでも希望が見えたと思えたのに、誤嚥させてしまったことが直接の死亡原因だと思います。
いろんな経験を積んで、闘病看護はお手の物、などと思い上がったことを考えていたからだ、だからこんな結果になったのだと思いました。
猫の幼稚園を続けていて、はじめて「もうやめた方がいい」とさえ思いました。
まこの食欲不振が続き、いつ発症するかと毎日薄氷を踏む思いでいた時期は、きっと私自身が精神的に軽く病んでいたんだろうと思います。
毎日一人で行う清掃消毒と園児のお世話に疲れ切っていたのかもしれません。
でも、人と会うのも、人と話すのも、メールでさえも苦痛でした。
前向きな気持ちとか、「頑張る」という一言さえ言葉に出来ずにいたし、情緒不安定で、感情が攻撃的になったり卑屈になったり。
ちょうどお盆休みの時期だったので、本当に人に会わずに済んで良かったと感じています。
きっと不必要に周りを心配させたり混乱させたりしたでしょう。
いろんな方からメール連絡頂いておりましたが、不義理し続けて申し訳ありませんでした。
今夜から少しづつ、お返事させて頂きます。もう少しお待ちください。
最後に、
身罷ったくまの御霊が安らかでありますように、合掌