2020年11月03日

こんな新入生もいるんです

さて、残りの新入生は御歳16歳のシニアさん。

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複数飼育されてた飼い主さん親族が、行政に持ち込んだそうで…

幸い、20歳の白猫さんはじめ同居猫さん達は、先日行政から譲渡が決まって新しい猫生始めています。
この子は長毛で毛玉が酷く、鼻詰りとくしゃみがあるから決まらなかったのかな。

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すごく性格の良い子です。
おっとりのんびりムード漂う猫さんで、まさに癒し系。
きっと飼い主さんには大事に慈しんで貰ってたんだろうなあ。

飼い主さんが呼んでいた名前が判らなくて、猫の幼稚園での仮名を考えないといけないなってことで、
インスタグラムでフォロワーさん達に相談したら、
結構おもろい系の案が受けまして(笑)

結果、仮名はつむぎ、相性はでこでこ&つむつむ に決定。

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今夜からケージフリーにしてリビングで寛いでいます。

月曜に引き出した後mすぐ主治医の緒方先生に診て貰い、健康診断と酷い毛玉を何とかする為毛刈りして貰いました。

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でもまだまだ毛玉ができるから、ばっさばっさと刈り取ってます。
なので現在、なんとも酷いトラ刈り状態です。



木曜までいい感じでご飯食べてたのに、ケージフリーにした途端、食欲不振と下痢嘔吐。
足取りは軽く元気覇気もあるので、鼻詰まり対処の抗生剤続行と食事介助で数日対応していたら、昨日から自食しだして、おまけに可愛く鳴いてご飯おかわり催促、以前よりもっといい感じになりました。
やはり、環境変化に伴うストレスが体調に出たんでしょうね。

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木曜夜中、私の布団にやってきて添い寝してくれたんですが、急にベッドから降りたので、どうしたのかと思ったら軽く嘔吐。
お布団汚さない配慮!?
なんとも奥ゆかしいつむつむです。

今は体重が2.7kgしかなくって、まずは目標3kg超え。
ちゃんと食事してくれるならきっと目標達成できるはず。
16歳とは思えない元気さで、おもちゃにも反応するし、健康診断結果も深刻なものはなく、腎臓数値が若干上がってるから、ご飯とサプリメントで対応しようってレベルです。

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できる限り、うちの園児はご縁探しをするのが基本ですが、でこでこはうちでのんびり余生を過ごしてくれたらいいと思ってお預かりしました。
でも、もし運命の出会いがあって、もう一度家猫さんになれるなら、こんな素敵なことはありません。
保護猫のままよりも、絶対に幸せ家猫の方がいいですものね。

まあ、これは長年園児生活送ってる、全くやる気のない居残り園児達全員に伝えたいことなんですけどね〜〜(笑)





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2020年11月06日

膿胸・怪我は治っていても要注意

3日のお見合いでご縁が決まった茶トラ女子、よっちゃん。

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お見合いの時、あれ、ずいぶん大人しく抱っこされてるな、希望者さんと相性いいのか〜♪と呑気に構えていたら、夕方からぐったり。
風邪でも引いたかな、ここしばらく体重増えてないし、今夜あたり熱上がるのかもな、と。

子猫室から出して抗生剤飲ませてリビングケージで保温して安静に。
でも水さえ飲まない状態なので、皮下輸液。
心配で撫でると、今までゴロゴロ言ったことないのに、ゴロゴロ。
あれ、ゴロゴロ言えるんなら大丈夫?
でも呼吸早いなあと感じて聴診器当てても肺の音は綺麗だと思えるし、やきもきしながら一晩。

朝になっても同じ状態でおしっこもしてないから、圧迫排尿。綺麗な状態の尿を確認。
ゴロゴロは言ってくれない…

病院が開く時間に合わせて、主治医の元へ走りました。

血液検査しても、白血球は正常値。
上がってるか下がってるかしてると思ってたのに、正常値。

ぐったりしてる様子からなんらかの感染症の症状なのに、原因特定できず、主治医の緒方先生とともに頭を捻りながら、検査続行。
通院後すぐ、静脈から点滴して貰っているので、若干身体が楽になったのか、よっちゃんは少し顔に生気が戻っていたのが希望です。

3日11時にミルベマックス飲ませてるので、その副作用も考えたけど、容量は間違いないし、薬の副作用にしては時間が長いし。
レントゲン撮って、若干心臓が大きいか?少しだけど胸水溜まってるか?というレベルで、
腹部胸部のエコーもじっくり診て貰って、小さい体で大変ではあるけど胸水抜いてみようということで実行。

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結果、溜まっていたのは膿、膿胸でした。

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原因は、保護される前、手先に怪我した部分からの細菌感染が濃厚です。

最初の原因の候補に、緒方先生から手の怪我の可能性は出ていたけれど、お互い綺麗に治っているからそれはないか、と除外してました。
行政職員さん達も、怪我に気付かないくらい、綺麗に治っていたし、見様によっては先天性かと思える状態です。

でもその怪我は密かに細菌感染を起こしていて、体の深部に細菌を運んで、結果胸腔内部に膿が溜まるという流れです。


原因が判明したことで、一気に話が進み、抗生剤の投与を続けながら胸にカテーテルを入れて膿を出しつつ、日に何度か洗浄を繰り返し、綺麗になって膿がでなくなればカテーテルを抜去。
細菌の種類によって抗生剤が決まるので、最初に抜いた膿を外部検査機関に出して特定して貰っていますが、もちろんそれまでにもこれでいけるだろうと考えられる抗生剤を使って治療します。

急いで里親Kさんに連絡し、今回のお話を白紙にして頂きました。
すぐ治る感染症ではなく、数日は入院が必須で、その後も抗生剤の投与が続くので、卒園させるにはそれなりの日数が掛かるから、待って頂くよりは他の子とのご縁を探して欲しいと願いました。

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先生からは4日午後、カテーテルが上手く入ったと連絡がありました。
早速胸腔洗浄して貰っています。

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よっちゃんまだ500g台の小さな身体だから、カテーテル入れるのはかなり難しい処置だったと思います。

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入院ケージの中では、呼吸が楽になるように、酸素も送って貰っています。


5日は生憎1日中、本業の講習会受講があって、お見舞いに行けず。
でも先生が様子を知らせてくれています。

「よっちゃん、変わらず横になったままですが、今朝は少し顔をあげたり、できるようになっています。
昨日一晩は、全く動かず、このまま呼吸が弱くなっていくかも、と心配しましたが、大丈夫でした。
もう少し動きが出てきて、食欲もでてこればいいのですが。
引き続きお預かりします」


夜には
「よっちゃん、少しずつですが、反応が出てきて、夕方にはフードも少し食べてくれました。
自宅に連れて帰っていますので、土曜日まではこちらでみますね。
このまま、上向いてくれますように。
ゴロゴロはまだです…
体調もまだなんだろうけど、撫でてるのが伊與田さんじゃないからかもしれません^^;
また経過報告しますね」


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実はよっちゃん、もともとゴロゴロいう子じゃないんです。
なのに体調悪くなった際、撫でるとゴロゴロ言い出したのでびっくりしました。
体調悪くて不安だったのかなあ。
これを機に人との距離が一気に近くなるのを期待したいところです。


そして今日
「ご飯も食べて、鳴き声も出すようになってきました。
ただ、胸郭を洗うとまだ濁りがあるので、油断はできないと思っています。
ゴロゴロは、ご飯をあげる前は少し言うようになってきました。
距離が縮まってるといいですよね。」


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こんな感じで、入院してからのよっちゃんは、インスタグラムの記事見て応援してくれている皆さんのパワーを受け取って、頑張っています。
何より緒方先生と病院のスタッフさん達が、とても親身になって治療に当たって下さっています。

皆様、どうかよっちゃんが無事回復して元気になれるよう、応援してやって下さいね。




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2020年11月12日

膿胸治療、終了…なのか?

11月4日朝通院し、膿胸発覚、そのまま入院となったよっちゃん。
6日の記事で、カテーテルを胸腔に入れて貰い、内部を洗浄しているとお伝えしておりました。

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土曜日夜、病院に面会に行くと、驚くほど元気で、盛大にゴロゴロ言いながら甘えるよっちゃん。
三姉妹の中で一番怖がりで、いつも姉妹の後ろに隠れるようにしてたのに。
なにこれ、違う猫?って位の変わりよう。

思うに、膿が貯まる事でしんどかった体が、抗生剤使用と胸腔洗浄で楽になったので、テンションUP!て事なんでしょうね。

でも不思議な事が一つ。
緒方先生も首を傾げていましたが、外部検査に出していた膿の成分から、細菌が培養されなかったと。
膿出てるのに細菌がない?
4日こそ白血球数値は正常値だったけど、白血球上がってきてるのに、細菌なし?

不思議に思いながらも、よっちゃんは食事も進みとても経過がいいので、ひとまず皮下輸液を止めた週末。

日曜日朝は
よっちゃん、変わらずご飯も食べて元気です。
胸郭を洗浄すると、白い濁りがまだ出ますが、顕微鏡で確認すると、好中球がメインで、菌は出ていないので、濁りがほぼなくなったら、カテーテルを抜けるのではと考えています。」


月曜日朝
「よっちゃん、今朝も胸腔にかなり胸水が溜まっていて、どうも、抗生剤が効いていないのかな…と思っています。
本人は元気で食欲もあるのですが、点滴していたころより、ややおとなしいかな…という状況です。

今朝、また点滴を再開して、抗生剤を変更しました。
本来は、培養検査の結果をみて抗生剤を変更するのですが、生えずで返ってきてしまったので、耐性菌の場合によく使われる抗生剤に変更しました。

今日、培養検査をもう一回出させてもらおうと思っています。
抗生剤も、最初に使っていたものよりは、どうしても副作用が出やすいものになってしまうのですが…
点滴しながら使用すれば大丈夫と考えています。
再検査の結果を待っていたら猫ちゃんの体調が悪くなりそうなので、早めに変更させて貰いました。」



火曜日朝
「よっちゃんは点滴と抗菌のおかげか、昨日より元気で、ご飯もガツガツ食べます。
胸水も心なしか少なくなったようにも思いますが、まだ正確にはわからない、といったところです。
胸水がよくなってくれば、明日にでも、血液検査とレントゲンを撮って、良化傾向あれば、カテ抜去も検討しようと思っています。」



火曜夜には面会に向かいました。

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丁度、胸腔洗浄するところだったので、動画を撮らせて頂いています。



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もう胸水はなく、胸腔内部の洗浄液もほとんど濁りが無い状態になっています。
先生からも、これならカテーテル抜いてもいい頃合いかな、と。

水曜日朝
「よっちゃん、血液検査とレントゲン検査しましたが、膿胸はすっかりよくなっているので、今日カテーテル抜こうと思います。

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ただ、血液検査なんですけど、月曜日に白血球が329で高値だったんですが、今日は白血球320で、変わらず高値です。
なのでおそらく、今使ってる抗生剤が効かない菌がいるんじゃないかと…。

今調子いいのは、点滴のおかげと、大部分の菌がこれまでの治療でいなくなったからで、また、今死んでいない菌が増えてきたら、調子悪くなる可能性はあると思っています。

今後なんですが、培養検査が返ってくるのが、早くて金曜日、下手したら来週になってしまうので、明日退院して、その後は、効きそうな抗生剤を選んでお出ししますので、それを飲んでもらいながら、検査結果を待つのが、一番いいかなと思っています。

土曜日の午前以外はお休みになってしまうので、いくつか考えて薬をお渡しして、結果によって選んで貰う様にしたらいいかと思っています。」



とうことで、水曜夜退院してきたよっちゃん。

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子猫室には戻さず、リビングのケージで体調管理です。

3日夜にここに入った時とは比べものにならない元気さ!にほっと一安心しました。

でも、緒方先生から指示頂いた抗生剤は、かなり苦い様で…
シリンジで飲ませると、最後に泡吹くし、ウェットご飯に混ぜると口付けないし。

困ったなあって思っていたら、昼前に緒方先生から連絡。

「先程、培養検査の結果返ってきたんですが、やっぱり菌は生えずだったんですよ!
どういうことなのか…
ほんとに菌はいないんでしょうか。
白血球があがっているのは、膿胸の影響じゃなくて、手の傷の影響(ほとんど治っているように見えるけど…)等なんでしょうか。

ダイフェンの薬は、確かに苦いんですよね…
食欲が落ちてしまったら本末転倒なので、菌もいないという結果になったから、ダイフェンは一度ストップしたほうがいいかもしれません。

もう、膿胸に関しては、投薬は終了、ということで。
あとは他の部分(手の傷など?)の感染対策で、基本的なパセトシンを飲んでもらおうかと思います。

もし、今後、また体調悪くなって、白血球もあがってくるような状態だったら、敗血症を疑って、血液培養していくか、
あとは、また胸水が溜まるようなことがあれば、FIPも疑っていった方がいいかも…と思っています。
このまま、調子よくいってくれたらいいのですが…」


最後に嫌な病名がチラッと出てきはしましたが、膿胸に関しては投薬終了!ということになりました。
なんとなく、まだすっきりはしないから、パセトシンを続けるので、よっちゃんのご縁探しは引き続き保留です。

でもとにかく、一命を取り留めたと言えるでしょう。

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カテーテル入れていた穴は、退院日の朝縫い閉じて貰っていましたが、夜の退院時には自分でさっさと抜糸済ませていました…あかんやん(笑)


入院から今まで、インスタグラム通じて多くの方に応援して頂きましたが、きっとそのパワーをよっちゃんがちゃんと受け取ってるんだと思います。
本当にありがとうございます。

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引き続き、投薬が続きますが、パセトシンは苦く無いし、よっちゃんの負担も少ないはず。
早くご縁募集が再開できる様、お世話頑張りますので、見守っていてやってくださいね!




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posted by いよだとばん&むう at 23:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月25日

そろそろ秋の子猫シーズンも終わり

11月も残り僅か。
秋の子猫シーズンも終わりが見えてきて、いつも引き出すとある行政の収容施設も、先週金曜引き出しした黒い子猫で終わり、子猫収容数無しになりました。
ふれあい室には大人猫が数匹残っているけど、この子達は行政側でゆっくりご縁探しを続けて下さることになっています。
ありがたいですね。


ということで、新入り子猫のご紹介。
https://hug-u.pet/pet2011-00324.html

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生後3.5ヶ月を超えた頃かな。
仮名はきしの君。

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穏やかな性質の♂子猫です。
最初はちょい人見知りだけど、馴染むとちゃんと甘えてくれます。
黒豹みたいにかっこいい大人猫になりそう〜〜


続いてよっちゃんも、正式にご縁募集再開しました。
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子猫室に戻そうとしたら、すごくご機嫌斜め…
致し方なくそのままリビングで暮らしています。

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つむぎおばあちゃんや、べっぷ・大吾&ノブ達とすごく仲良くなって、元気に飛び跳ねております。


もう1匹、パルボ生還強運四兄妹の残り福・きに君。
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すごく性格良い子で、人にも猫にもフレンドリー♪

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なんでこの子が残っているのか理解し難い…

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園児の中で子猫と言える月齢の子は、この子達3匹になりました。

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つまり、これからの季節は中猫・大人猫にもご縁募集のチャンスがやってくるわけですね〜!
次の記事ではそんな子達を詳しくご紹介しま〜す。





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posted by いよだとばん&むう at 16:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする