6日の記事で、カテーテルを胸腔に入れて貰い、内部を洗浄しているとお伝えしておりました。
土曜日夜、病院に面会に行くと、驚くほど元気で、盛大にゴロゴロ言いながら甘えるよっちゃん。
三姉妹の中で一番怖がりで、いつも姉妹の後ろに隠れるようにしてたのに。
なにこれ、違う猫?って位の変わりよう。
思うに、膿が貯まる事でしんどかった体が、抗生剤使用と胸腔洗浄で楽になったので、テンションUP!て事なんでしょうね。
でも不思議な事が一つ。
緒方先生も首を傾げていましたが、外部検査に出していた膿の成分から、細菌が培養されなかったと。
膿出てるのに細菌がない?
4日こそ白血球数値は正常値だったけど、白血球上がってきてるのに、細菌なし?
不思議に思いながらも、よっちゃんは食事も進みとても経過がいいので、ひとまず皮下輸液を止めた週末。
日曜日朝は
「よっちゃん、変わらずご飯も食べて元気です。
胸郭を洗浄すると、白い濁りがまだ出ますが、顕微鏡で確認すると、好中球がメインで、菌は出ていないので、濁りがほぼなくなったら、カテーテルを抜けるのではと考えています。」
月曜日朝
「よっちゃん、今朝も胸腔にかなり胸水が溜まっていて、どうも、抗生剤が効いていないのかな…と思っています。
本人は元気で食欲もあるのですが、点滴していたころより、ややおとなしいかな…という状況です。
今朝、また点滴を再開して、抗生剤を変更しました。
本来は、培養検査の結果をみて抗生剤を変更するのですが、生えずで返ってきてしまったので、耐性菌の場合によく使われる抗生剤に変更しました。
今日、培養検査をもう一回出させてもらおうと思っています。
抗生剤も、最初に使っていたものよりは、どうしても副作用が出やすいものになってしまうのですが…
点滴しながら使用すれば大丈夫と考えています。
再検査の結果を待っていたら猫ちゃんの体調が悪くなりそうなので、早めに変更させて貰いました。」
火曜日朝
「よっちゃんは点滴と抗菌のおかげか、昨日より元気で、ご飯もガツガツ食べます。
胸水も心なしか少なくなったようにも思いますが、まだ正確にはわからない、といったところです。
胸水がよくなってくれば、明日にでも、血液検査とレントゲンを撮って、良化傾向あれば、カテ抜去も検討しようと思っています。」
火曜夜には面会に向かいました。
丁度、胸腔洗浄するところだったので、動画を撮らせて頂いています。
もう胸水はなく、胸腔内部の洗浄液もほとんど濁りが無い状態になっています。
先生からも、これならカテーテル抜いてもいい頃合いかな、と。
水曜日朝
「よっちゃん、血液検査とレントゲン検査しましたが、膿胸はすっかりよくなっているので、今日カテーテル抜こうと思います。
ただ、血液検査なんですけど、月曜日に白血球が329で高値だったんですが、今日は白血球320で、変わらず高値です。
なのでおそらく、今使ってる抗生剤が効かない菌がいるんじゃないかと…。
今調子いいのは、点滴のおかげと、大部分の菌がこれまでの治療でいなくなったからで、また、今死んでいない菌が増えてきたら、調子悪くなる可能性はあると思っています。
今後なんですが、培養検査が返ってくるのが、早くて金曜日、下手したら来週になってしまうので、明日退院して、その後は、効きそうな抗生剤を選んでお出ししますので、それを飲んでもらいながら、検査結果を待つのが、一番いいかなと思っています。
土曜日の午前以外はお休みになってしまうので、いくつか考えて薬をお渡しして、結果によって選んで貰う様にしたらいいかと思っています。」
とうことで、水曜夜退院してきたよっちゃん。
子猫室には戻さず、リビングのケージで体調管理です。
3日夜にここに入った時とは比べものにならない元気さ!にほっと一安心しました。
でも、緒方先生から指示頂いた抗生剤は、かなり苦い様で…
シリンジで飲ませると、最後に泡吹くし、ウェットご飯に混ぜると口付けないし。
困ったなあって思っていたら、昼前に緒方先生から連絡。
「先程、培養検査の結果返ってきたんですが、やっぱり菌は生えずだったんですよ!
どういうことなのか…
ほんとに菌はいないんでしょうか。
白血球があがっているのは、膿胸の影響じゃなくて、手の傷の影響(ほとんど治っているように見えるけど…)等なんでしょうか。
ダイフェンの薬は、確かに苦いんですよね…
食欲が落ちてしまったら本末転倒なので、菌もいないという結果になったから、ダイフェンは一度ストップしたほうがいいかもしれません。
もう、膿胸に関しては、投薬は終了、ということで。
あとは他の部分(手の傷など?)の感染対策で、基本的なパセトシンを飲んでもらおうかと思います。
もし、今後、また体調悪くなって、白血球もあがってくるような状態だったら、敗血症を疑って、血液培養していくか、
あとは、また胸水が溜まるようなことがあれば、FIPも疑っていった方がいいかも…と思っています。
このまま、調子よくいってくれたらいいのですが…」
最後に嫌な病名がチラッと出てきはしましたが、膿胸に関しては投薬終了!ということになりました。
なんとなく、まだすっきりはしないから、パセトシンを続けるので、よっちゃんのご縁探しは引き続き保留です。
でもとにかく、一命を取り留めたと言えるでしょう。
カテーテル入れていた穴は、退院日の朝縫い閉じて貰っていましたが、夜の退院時には自分でさっさと抜糸済ませていました…あかんやん(笑)
入院から今まで、インスタグラム通じて多くの方に応援して頂きましたが、きっとそのパワーをよっちゃんがちゃんと受け取ってるんだと思います。
本当にありがとうございます。
引き続き、投薬が続きますが、パセトシンは苦く無いし、よっちゃんの負担も少ないはず。
早くご縁募集が再開できる様、お世話頑張りますので、見守っていてやってくださいね!
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