今年はこの時期にまだ子猫の入園なし。
すごく久しぶりなこの状況はとても喜ばしいことなんですよね。
でも本音はちょっと寂しいかも(笑)

さて、今日はとても大事な内容の記事です。
猫の幼稚園は今年秋に活動開始から20年になります。
本当にいろんな事があって今に至る訳ですが、そんな長年の活動の中でも一番のやるせない出来事があって、この記事を書くに至りました。
今、防災意識が高まっていますよね?
ペット同行避難についても色々と情報がアップデートされています。
ペット同行の避難訓練を推奨している自治体もあるし、それはとても素晴らしい事だと思います。
ペット同行避難とは、決して見栄え重視のものでも、癒し重視のものでもない筈です。
安全に避難する、これこそが目的である筈です。
ですが近頃、安全を無視したキャリーを使って、屋外に連れ出す行為をされる飼い主さんを見かけます。
猫の幼稚園の里親様には以前から、安全に配慮していない危険な行為があれば、その理由を再度説明し、行動を改めていただいております。
ただ、行動を改めていただいたと思っていたご家族が、そうではなかった事がわかって、譲渡誓約書及び前回抗議した際に署名いただいた、次に何かあれば私達から返還請求し、相手方は速やかに応じるとした内容の誓約書に基づき、譲渡した猫の返還を求めましたが全く応じていただけない状態です。
私達が望むのは、迎えて貰った猫も、迎えたご家族も、
そして保護に関わった保護主達も、皆が猫を通して幸せになることです。
だからこそ、危険な行為はしないで欲しい。
脱走した猫を泣きながら探すあの辛さを、もう誰にも経験して欲しくない。
何より外に出てしまった猫が、どんな危険に晒されるかに思いを馳せて欲しい。
不測の事態は一瞬で起こります。
交通事故だって一瞬です。
すごそこ迄の距離だから大丈夫なんて過信しないで欲しい。
必要があって外に連れ出すなら、二重三重に対策して欲しい。
キャリーバックから顔出したままの移動なんて、猫には安全じゃありません。
ファスナーさえ閉めないなんてあり得ない。
本当に避難訓練だというなら、パニック状態の動物や普段と違う周りの環境に対応できるよう、頑丈なハードキャリー使用が妥当です。
ソフトバックしかないなら、せめて丈夫な洗濯ネットに入れてから、ソフトバックを使って欲しい。
決して難しい事じゃないですよね。
その猫を家族として愛しているなら、見栄え重視より安全重視を尊重できると信じます。
私達はこれからも、危険だと思える行為を認めることはありません。
この記事が、全ての猫飼いさんに届くことを願っています。
今回この記事を書くにあたり、保護主さんからもその想いを言葉にして貰いました。
長くなるので、その3の記事に掲載します。
どうか皆様にこの想いが届きますように。