2024年11月16日

▪️もしも…に備える▪️ みんなに知って欲しい情報

▪️大阪市「ペットもしもの安心カード」を作成しました▪️
https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000616264.html


猫の幼稚園では恒例の卒園生里帰り。
年末年始やお盆期間を中心に毎年数匹が里帰りしています。
実は先週土曜から↓の空君ももちゃん二匹も里帰り中。

013.jpg

お預かりした理由は、お独り暮らしの飼い主さんが、仕事中に倒れて緊急手術、そのまま緊急入院になった為です。

金曜夜にとある病院のICUから電話があって、ペットシッター紹介して欲しいと…
?と思ってよくよく話を伺ったら上記の理由で、そんなんうちでお預かりするに決まってる!
すぐに段取り取り決めて、病院の面会時間利用してお家の鍵をお預かりし、そのままお家まで。
念の為マンションコンシェルジュ職員さんに簡単に事情を説明して、無事二匹を預かり、また病院へ寄って鍵を返却。
猫の幼稚園に戻り二匹をケージに落ち着かせました。

譲渡時の誓約書取り交わしの際に、猫の幼稚園は卒園生達の実家だから、なにか困ったことがあったら頼って欲しいといつもお伝えしていたけれど、今回はそれを思い出してすぐ連絡くださった事で、二匹を間髪入れずに保護することができました。

でもね、これってすごくラッキーだったと思うのです。

もしも、緊急手術の後すぐに電話できる状態になっていなかったら…

数日間、もしかしたらもっと長い期間、猫達は誰もいないお家で取り残されていたかもしれません。

だから、特にお独り暮らしの方には、職場の仲間やご親族・ご友人に、猫と暮らしていることを公にしておいてねとお伝えしています。
誰かが猫のことに気づいて動いてくれるはずだからね。
ついでに猫の幼稚園にも連絡入るように伝えておいてねともお願いしていて、数年前にも飼い主さんの婚約者さんから連絡きたことがありましたね。

そんな事態にならないよう、健康管理に注意してるわ!と仰るみなさん。
今回の飼い主さんの体調不良は、日頃の不摂生とかではなくて、冠動脈解離という症状で発症原因が不明で女性が発症しやすく、原因が分からないため発症予防薬がないそうです。

つまり、私含め誰にでも起こりうるってことですよね。
他にも事故に遭うことだって考えられるし、やっぱり備えておくのは大切。

この春、大阪市行政さんから有意義なカードが発表されています。
今日の記事の最初に紹介したリンク先に詳細載っていますが、パンフレットを載せておきますね。

014.jpg

015.jpg

自分でプリントアウトするのもいいし、大阪市内の区役所や住之江区のワンニャンセンターさんにも置いてあって、ご自由に活用してくださいとのことです。

↓こちらは別のリンク先にある、
「あなたにもしもの事が起きたらペットは大丈夫?」
https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000495479.html
からご紹介

016.jpg

017.jpg


ほんとはね〜、猫の幼稚園の20周年記念にオリジナル作る構想あったんだけど、複数のFIP発症とかボス猫元気のヘマト10%緊急輸血とかのどさくさで、いろんなことが遥か彼方へ飛んでいってしまったので、ここは素直に大阪市さんのをご紹介させていただきますね〜


猫の幼稚園の願いは、猫さんと飼い主さんご家族が共に幸せであること。
もしもに備えつつ、楽しい毎日をお過ごしくださいね!
猫の幼稚園の活動がその一助になれば幸いです。

あ、空君ももちゃんの飼い主Tさんは、一週間後の今日、無事退院されました!
おめでとうございます。
数日はリハビリ兼ねてお家で療養して、落ち着いたらお迎えに来てくださることになっていますので、皆様ご安心くださいね〜











2024年11月28日

能登猫うーちゃんの訃報

今年春に能登からやってきた白きじ猫のうーちゃん。

028.jpg

奥能登の珠洲市で生まれ育ち、1月1日の大地震と津波を経験し、奇跡的に生き延びた子。
1月末に能登で活動していたボランティアさんに保護して貰い、2ヶ月石川県の動物病院で過ごして、縁あって猫の幼稚園にやってきました。

入園当初は痩せて被毛がボサボサしていたけれど、ケージフリーの家猫生活と変わらない猫の幼稚園での暮らしが合った様で、すぐ体も大きくなり被毛も柔らかくなって脱毛も治りました。

ずっと外で暮らしていたとは思えない程の人懐こさで、すっかり猫の幼稚園のアイドルに。
週末の授業参観では、訪れたお客様を玄関ホールドア前までお出迎えして、足にすりすりしながら挨拶するのが大人気でした。

024.jpg

そんなうーちゃんが挙動不審になったのは、ついこの間の地震の夜11月26日。
その時、新大阪では震度3、マンション10階のせいかやけに長い横揺れが続きました。
揺れている間園児達はみんな落ち着かない様子でしたが、揺れが治るとすぐに平静を取り戻していたのに、しばらく挙動不審でうろうろしていたのはうーちゃんだけ。
小1時間もするとお気に入りの寝床に落ち着いて寝てしまったので、私も安心して就寝。

翌日27日、近頃大のお気に入りになっていた猫こたつの中で、うーちゃんは永眠していました。
苦しんだ様子もなく、まるでぐっすり眠っているかのような状態でした。

能登猫達の保護主Kさんにすぐ連絡し二人で泣き乍ら話をした中で、大きな余震の後にそれまで元気で何の予兆もなかった猫が急死したケースがあるというお話しを伺いました。
あの地震と津波を経験した猫達が、人と同じくかなりのトラウマを抱えていることなのでしょう。

あの夜、うーちゃんを抱いて寝てやれば良かったと、後悔しきりです。


こっそりと、4代目ボス元気の後釜はうーちゃんなんじゃないかとの期待半分、この子の性格なら猫エイズキャリアでシニア世代入り口でもご縁に出会えるんじゃないかなとの期待半分。

025.jpg

半年ちょっとの猫の幼稚園での暮らしを、とても満喫していてくれた事を光栄に思います。

021.jpg

リボン系のひらひらおもちゃが大好きで、いつの間にか側に寄り添ってくれる可愛い子、ちょっとボス気質で大吾といい喧嘩相手だったっけ。
子猫に威嚇されてたじたじになってたし、お布団が大好きで添い寝もしてくれて、よくお布団の上で元気とシンクログルーミングしてたな。

023.jpg

020.jpg

022.jpg


猫の幼稚園の仲間やお客様達を魅了していたうーちゃんを忘れずにいたいと思います。

うーちゃんとのご縁をを仲介してくださったNさんと、うーちゃんを託してくださった能登の皆様に心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。
私と一緒にうーちゃんを慈しんでくれた仲間や皆様に、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

018.jpg

うーちゃんとは土曜日にお別れする予定です。
午後4時に猫の幼稚園を出発する予定ですので、もしご都合つくならぜひ、最後に一目会いにきてやってくださいね。

願わくば、うーちゃんの御霊が安らかでありますように、
合掌