2007年10月06日

ぽふ君の訃報

FIP闘病中だったぽふ君が、10月6日午後亡くなりました。

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こんな風に、ご機嫌に過す事が出来た日もあったのですが、日曜から一気に落ちた食欲に、見る見る容態が悪くなる、そんな日々を数日。

木曜日の最期の通院で、入院させるかどうか悩みました。
でもこれ迄に二回入退院を繰り返し、奇跡の様に体調の良い半月を過ごしたぽふ君。
ましてFIPは完治しない病気でもあるし、関係者一同の想いは一致し猫の幼稚園で過す事になりました。


木曜夜、通院から帰り落ち着いた後も決していい状態ではなく、先程別れたばかりのWさんご家族に連絡。
ここ数日が問題だったので、Wさんは一旦宇治に帰り泊まり込む用意をして金曜午後に再度猫の幼稚園に来て下さる段取りになっていたんです。
でもそんな時間無いかもしれない…そんな切羽詰まった状態でしたので、相談すると、始発電車を待って駆けつけて下さる事になりました。

それまでは、酸素室を事務所に持ち込んで、朝迄一緒に過す用意をして、様子をみていました。
三時過ぎ、眼に見えて容態が悪くなり、もしもの場合に備えて胸に抱っこして数時間、もう直ぐ大好きな家族が来てくれるよって声をかけ続けました。

お母さんとWさんが来て下さった時には本当にほっとしたました。

もう、息をしてるのがやっとの状態で、何時心臓が止まってもおかしくないはずなのに、会いたかったお母さん達が来てくれたのがとても嬉しかったのでしょう、ぽふ君はその後も頑張り続けたんです。
金曜の晩、Wさんは猫の幼稚園に泊まり込む段取りでしたが、お家に帰りたい一心で頑張るぽふ君を、夜になって連れて帰る事ができたんです。

もう私達に出来る事は何も無い,そんな状況でした。
後は大好きなお家で,大好きな家族と一緒に過ごして欲しい、そう願って送り出しました。
お父さんの車が走り去るのを見送り乍ら、どうか無事帰宅出来ます様にと願いました。

一時間程して連絡があり、嬉しいお知らせ。
一緒にお家に迎えて貰っていたジャム君もぽふ君の気配に大興奮している様子だし、なによりぽふ君が一番喜んでいたようです。

寝ずの番でついてて下さったWさんによると、朝方自分で起き上がって歩き、お水を飲みにいったそう。
そんな様子を自宅でみる事ができたのを、Wさんはとても喜んでらっしゃいました。

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𕾘お家に帰ってからの半日あまりの時間が、どれ程貴重であったか…
きっと始めて猫さんと暮らしたWさんご家族の心に、とても大きな影響を与える時間だと思います。
ずっとぽふ君を見守ってきた私達には、ぽふ君の死を嘆くよりも、こうしてお家に帰って家族に看取って貰えた事がとても嬉しかったんです。
本当に良く頑張ったね,ぽふ君。

生あるものは必ず平等に死を迎えます。
愛するものを亡くす哀しみは、例えそれが動物であっても、過ごした時間が短くても、とても深いもの。

私も仲間達も皆、園児や愛猫さんとの別れを経験してきています。
だから尚更、愛猫さんの死と向き合う事の大切さを痛感します。
どうかその後の日々を前向きに過す為にも、しっかりと向き合って頂きたいと願います。

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𕾘ぽふ君は運命の出会いをしました。
まだちょっと人間不信な様子だったぽふ君が、お見合い会でお互いに一目惚れしたお母さんとそのご家族。
短い時間でしたが、とても深い絆で繋がりました。
一旦は猫の幼稚園に戻ってきたぽふ君が、最期にまたW家のぽふ君として旅立てた事に、深く深く感謝致します。本当にありがとうございました。

ぽふ君、安らかにね。
猫の幼稚園に来てくれてほんまにありがとう。
一緒に過ごせて私も幸せでした。
そしてぽふ君の闘病を一緒に支えてくれた仲間達と、応援してくれた皆さんにもお礼申し上げます。
私一人では出来ない事でした。皆さんと仲間が居たから実現した事ばかりでした。
心から感謝致します。ありがとうございます。


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posted by いよだとばん&むう at 23:59| Comment(7) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ぽふ君、最期にお家に帰れてきっと満足だったと思います。
先日いよださんがここにアップしてくれた写真のぽふ君が、
両目に涙をいっぱい溜めているように見えて、
とても気になってました。
うちで以前飼っていた猫さんが長い闘病の末、亡くなるほんの数日前に見せた涙ぐんだような表情とよく似ていたので、、、。
「お家に帰りたいよ」とうったえていたのかなぁ。。。
ご冥福を心からお祈りします。

いよださん、とんさん、本当にお疲れ様です。
身体をこわさないようになさってくださいね。
また幼稚園にお邪魔しますね。
Posted by おてちゃん at 2007年10月09日 19:10
ぽふ君おうちに帰れてよかったですね。
そして大切な家族に見送られて、きっとぽふくんは幸せだったと思います。
そしていよださんたちにも愛されて、幸せ猫だったはず𕾓
でも、やっぱりお別れは寂しいですね
Posted by チャチャ at 2007年10月09日 04:31
ぽふ君のご冥福を心からお祈り申し上げます。

幾度となく辛い思いをされてきたいよださん、ファミリーのみなさんの心情を思うと涙があふれてきます。
でも、みんなみんな愛されて、たとえ短くても同じ時を過ごせたこと、可愛い天使たちも幸せだったと信じています。
Posted by Miu Cat at 2007年10月08日 06:43
ぽふ君、頑張ったね。
ぽふ君、お家に帰れてよかったね。
ぽふ君、大好きな家族に見送られてよかったね。

ぽふ君のご冥福を心よりお祈りいたします。
               ・・・合掌・・・
Posted by クー子 at 2007年10月07日 23:41
ぽふくんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
本当に 頑張ってくれましたね
そして最後は大好きなご家族に見守られて・・・私も元気いっぱいでありながら 心の片隅にいつも後悔と寂しさとを抱えていますが、二人の愛娘は本当に頑張ってくれました。また改めて感謝したい気持ちがいっぱいに広がります。きっとぽふくんとも仲良くしてくれる事でしょう。今日はボンちゃんが49日を迎えます。早いですね
Posted by mouchi at 2007年10月07日 11:13
ぼふ君、おうちに帰れて良かったね。
幼稚園でどんなに大切にされても、猫達にとって、家族は別格なんですね。
ぼふ君はぼふ君なりに一生懸命、猫生をまっとうしたと思います。
幼稚園の皆様も、ぼふ君に家族を見つけて下さって有難うございました。
ぼふ君安らかにお休み下さい。
Posted by ぶっち at 2007年10月07日 08:53
いよださん お疲れ様です。

ぽふ君思った以上に頑張ってくれましたね!
あの健気な姿が忘れられません・・。
最期はご家族とおウチで過ごせて本当に
良かったです。

ぽふ君のご冥福を心よりお祈りいたします。
Posted by さくら at 2007年10月07日 01:58
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