2007年12月28日

こまちさん、大往生

知らない方には突然の話でごめんなさい。
また哀しい記事でごめんなさい。

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ここ暫く調子の悪かったこまちさんが、昨日逝ってしまいました。

午後三時、銀行廻って帰って来たら、もう旅立った後でした。
親子揃って最期の瞬間看取らせてくれませんでした。。。
意地っ張り親子バッド(下向き矢印)

昨日どんどん冷たくなる亡骸を抱き乍ら、mixi日記に先に記しました。

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この半年は、神様からの贈り物。
そんな時間でした。
野良気質が抜けなくて、殆ど触らせてもくれなかったこまちさん。
爪だし猫パンチもびゅんびゅん飛んで来てたしねあせあせ(飛び散る汗)
最初の頃はカクレンボさんで、幻の猫と呼ばれてたうちの一匹。

同じケージで暮らしてた優ちゃんが卒園した後体調崩し、食事もとらず激やせ。
それでも触らせてくれなかったこまちさん。
誇り高い野良気質。

そんなこまちさんの回復を願って、mamoさん達が美味しい缶詰なんかを差し入れしてくれたっけ。。。


奇跡的に持ち直してからは、徐々に近寄ってくれて、ここ最近は鳴いておやつをおねだりするようになってました。
近頃はまさき君と一緒にハウスで寝てる事が多くて、その際には撫でる事もできる様になって、皆で喜んで撫で回ってました。


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でもここ数日また痩せてしまった。
足取りはしっかりしてても、痛々しい程のその細い身体。

たまたま先日、こまちファミリーの保護主さんからお手紙とカンパが送られて来て、直ぐかけたお礼の電話でゆっくりお話しする機会がありました。

つばめちゃんが亡くなった後はお会いしてなかったかなあ。
その頃のこまちさんは、保護主さんが始めて猫を怖いと感じた程の、野良気質の姐さん。
その時の事があるから、長年野良してる子を無理して保護する事をとても悩まれる様になったそう。


その電話で確認したのは、こまちさんの事はつばめちゃん同様猫の幼稚園に一任して下さる事。
辛い延命治療はしない事。
限りある資金は若い猫さん達の治療費に使う、哀しいけれど現実に則した決断。

特にこまちさんは年齢不詳。どうもかなりの高齢のようでした。
最初はヤンママと聞いてたけど一緒に暮らしてみるととてもそうは思えなかったんです。
一本筋の通った姐さん。
レデョグレイとはまたひと味違った貫禄。
私はいつからか、彼女だけには「こまちさん」と、さん付けで呼んでいました𕾻


ここ最近やっと馴染んでくれたこまちさんは、里親募集を取り下げることはないけれど、卒園するとは思えませんでした。
また卒園させるのも可愛そうだと思ってました。

「新しい環境に馴染むには、こまちさんにストレスが掛かりすぎる。」

だから、余生を猫の幼稚園でのんびり暮らして貰えれば良いと思っていました。
みんなも同じ想いでこまちさんを世話してくれてました。

それでも昨日は三溝先生にお願いして往診して頂きました。
猫の幼稚園で出来る点滴を用意して、少しでもこまちさんが楽にその時を迎えられる様に。


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ここ数日、朝一番にすることは、闘病中の猫さんの確認。

元気に朝を迎えてるかどうかの確認。

今迄のこまちさんは、冷めた眼で私を一瞥してるだけ。

でも昨日と今日は、弱々しく鳴いて挨拶してくれた。

ぬるま湯をコットンに含ませて口を拭ってやると眼を細めました。
口が痛いのではなく、気持ちいいみたいでした。
昨夜はかろうじて自分で飲めた水分も、もうお昼前には自分で飲めなくなっていました。
コットンから口の中にしぼる様に飲ませてみると、満足げな顔をしてくれたっけ。

おしっこで汚れたシートを換えるとき、身体の向きの換え方が悪かったらしく、ちょっと怒ってた。
でもごめんごめんって撫でると眼がすぐ柔らかな表情になったこまちさん。

触れ合えた時間はとても短いけれど、一緒に生活した時間は、かけす君と同じで丸二年目前。

かけす君が逝った時に、なぜかこまちさんも二年目を迎える事はないだろうなって予感がしたけど…
当たって欲しくなかったな。

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こまちさん、
つばめちゃんには会えましたか?

皆はつばめちゃんが私の車を守ってるってゆ~てるよ。
この間の故障の時も、安全な所迄つばめちゃんが音頭とって皆を指揮して動かしたんやって(笑)
こまちさんもその中に入ってくれるの?
それともこまちさんはつばめちゃんが頑張ってるのを、あのクールな眼で「おきばりやっしゃ~」って見守るんかな?

今度生れ変わって猫の幼稚園に来てくれるなら、
その時にはもっと早くから仲良しになろう!
こまちさんの緑色したクールな瞳が大好きやったよ。
安らかにね、こまちさん。

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𕾘今日冷たい雨の中風邪で体調が悪いのに、保護主さんがこまちさんにお別れに来て下さいました。
ありがとうございます。
園児達にと又カンパを戴きました。ありがとうございます、園児達の医療費に充てさせて頂きますね。

今では餌やりさんやお友達と一緒に、おおた師匠の協力の元TNRに励んでおられるそうです。
もうその場所で新しく産まれる事はないはずですが、今後もし心ない人に捨てられてしまったら、とそれが心配だと仰っていました。

外猫さんの一生は辛い事の方が多く、寿命も短くなります。
多分10歳前後だったろうこまちさんは、きっと外猫経験が長かったろうし、その分最期に猫の幼稚園でのんびり過して貰えて良かったと思います。
でも、私には、私達には、全ての外猫さんを守り救うことはできません。

mixi日記にはこまちさんへのお悔やみと同時に、天晴な最期を迎えたシニア猫さんへの敬意を込めたコメントもありました𕾓
全ての猫さんが、「天晴exclamation」な生涯を送る事が出来る世の中になるといいなあ、とそう感じています。


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posted by いよだとばん&むう at 18:04| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
天晴れ!こまっちゃん お疲れ様でした。
ちょっとだけやったけど触らせてくれてありがとね。
きれいな緑のお目々、絶対に忘れないよ。
きっとまたどこかで会えるよね。
その日を楽しみにしてるよ~

大好きだったよ。ありがとう。またね~
Posted by 健ママ*のり at 2007年12月29日 20:42
こまちさん、猫の幼稚園で大往生、よかったね。幸せな最期だったね。たくさんの人に見守られて、美味しいご飯も食べさせてもらって、暖かい所で、こまちさんの為に用意された場所だったんだもんね。
猫の幼稚園を深く知るきっかけになったつばめちゃん、うちのピギーに良く似てなぜか気になるあさひちゃん達のお母さん。
家庭内大野良状態が先日実家で逝ったチビを思い起こさせるな。
虹の橋でチビともお友達になってあげてね。
こまちさんのご冥福を心よりお祈りいたします。
Posted by ネコママ at 2007年12月29日 14:49
こまちさんのご冥福を心よりお祈りいたします。
こまちさんの写真見たら、良い目をしていますね。
媚びない強さを感じました。
でもいよださんにお返事したり、目を細めたりと、「人間との生活も悪いものじゃないな」って旅立つ間際に感じたのかもしれませんね𕾔
Posted by チャチャ at 2007年12月29日 10:44
こまちさんまで・・・・
もう、つばめくんと会えたでしょうか?
なんと言っても、つばめちゃんのママだけあって美人だし、我が家の長女と年頃も同じで顔の雰囲気も似てたので、とても気になる猫さんでした。
最期まで誇りたかく生きて、それでいて、最期に挨拶をしてくれる仁義にあつい猫さんでしたね。
訃報が相次ぎ、いよださんの悲しみを考えると胸が詰まりますが、いよださんと巡り合えた猫達は本当に幸せだったとおもいます。こまちさんの赤い糸はいよださんにつながっていたのです。
こまちさんの、ご冥福を心からお祈りします。
Posted by きらり at 2007年12月28日 18:31
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