猫の幼稚園で闘病中なのは、ご存知多発性嚢胞腎のかえでお嬢様と天疱瘡のななママ。
どちらも完治はあり得ないと言われているので、日々ご機嫌に過せる様にが合い言葉で、毎日のお薬や点滴治療を続けています。
実は今、闘病生活送っているのは三匹でして、その三匹目は5月3日に入園しています。
元々は職員室メンバーのやちゅさんが、新居での生活も落ち着いたので預かり再開出来るよと声掛けてくれて、それもなかなかご縁が遠そうな、つまりは時間の掛かりそうな子を預かってくれるというものだったので、おおた師匠の元にいる猫さん達の中から二匹の子をお願いすることになりました。
二匹がやちゅさんの元に移動すれば、そこにはT公園の保護猫さんが入る予定で、とにかく保護場所が足りない実情を考慮しての有り難い申し出だったんです。
で、それから一ヶ月半。
すっかりやちゅ家での生活に馴染んでいた仮名じゅり君でしたが、風邪でもひいたのか食欲が激減。
すぐにやちゅさんが病院に走り、注射やお薬で一旦食欲回復したものの、数日で又同じ症状。
これは風邪ではない?ということで再度受診して、数日間様子を見て貰っていました。
でもどうしても食欲は回復せず、黄胆迄出る始末。
5月3日の朝連絡を貰い、すぐに堺まで車を飛ばして迎えに行きその侭池田のベルさんに走りました。
担当して下さった副院長鈴村先生と相談し、再度のウイルス検査。
FIVもFeLVも陰性なので、今度は血液検査とレントゲン。
それでも確定診断はでない。
それはつまり、FIPの疑い濃厚ということになります。
かえでとななの闘病生活と、子猫達の入園。
GWのお見合い会やお引っ越し。
そしてなによりも、近頃の慢性的な資金不足。
正直、おおたさんの元に帰すべきかどうか悩みました。
手が足りない。ちゃんと看てやれるのだろうか。
FIPだとしたら入院も考えないといけない、でも資金が苦しい。
なによりも猫の幼稚園に初めてやって来たじゅりが落ち着けるだろうか、と。
私はずっと、猫の幼稚園で関わった猫さん達は、終生預かりを基本と考えています。中途半端に保護主のもとに付き返すことはしたくない…
じゅりはまだ猫の幼稚園に入園した訳ではないけれど、私がやちゅさんの所に連れて行った経緯があるから、やはり猫の幼稚園の子の様に感じます。
おおた師匠の所は猫の幼稚園よりも保護猫数が多い筈。
じゅりとって居心地よく過せるのはどちらだろうかと。
ただ、じゅりの場合は緊急を要するかもしれません。
ななやかえでの様にゆったりした闘病ではないかもしれない。
自営業とは言え今年は仕事の都合で日中出ている事が多いので、以前の様に尽きっきりでの看病は出来ません。
仲間達に相談すると、みな直ぐに私の思いを共有してくれました。
資金不足はフリマ出店でなんとかカバーしよう。
現役看護師ぶぃぶぃあんさんや元看護師吟ちゃんが、週に何度も仕事帰りに手伝いに来てくれます。
勿論とんちゃんは、毎日休み無く猫の幼稚園に来て、園児のお世話や環境整備に精出してくれます。
やちゅさんはじゅりの体調が安定したら、再度受け入れたいと申し出てくれています。
そしてじゅりは正式に猫の幼稚園の園児になりました。
長いのでその2に続きます…
2009年05月13日
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