13日
かむいは朝から元気よく鳴いてご飯をねだります。
ところがこの日はさすけに元気がありませんでした。
食欲はあるけど、いつもならちゃんと座って食べるのに、二匹共こうして横になった状態で食べています。
腰がふらついてちゃんと歩けない様子、動画に撮っています。
夕方ベルさんに走り、U獣医師に診て貰います。
入院も考えたのですが、神経症状である足の症状が出ている割には、目に異常がないことと、減っているとは言え食欲がある事から、ときわの時の様な緊急性はないとのことで、自宅での闘病を続ける事になりました。
この日の体温は、かむい38.6°と下がりましたが、さすけは40.2°。
さすけは腰に力が入らずふらついてしまうし、ちゃんとおすわりするのも辛い様ですぐに横になってしまいます。
これが熱の為だけならいいのだけれど…
FIPドライだとしたら、もっと目にも症状が現れるだろうし…
なにか先天的なものなのか…
U獣医師にお願いして二匹ともレントゲンを撮っていただきました。
触診でもさすけの頭蓋骨の形が少し気になると言われていたし。
結果はご覧の通りで、頭の中も胸の中もお腹の中も、全く綺麗なものでした。
頭蓋骨も問題なしだそうです。
ではこの神経症状は一体なんなのか
脳炎での神経症状なら、こんなに熱が上がったりしないだろうし、二匹がほぼ同時に同じ症状を出した事を考えると、なにかウイルス性のものが疑われます。
気になる所ですが、とにかく治療を続けます。
この日はインターフェロンとステロイドを注射。
他にも検便するとコクシがでたので、早速二匹共投薬開始です。
14日
朝のご飯は大声で二匹揃って催促してくれます
日中はぶぃぶぃあんさんととんちゃんが来て様子を見てくれました。
ちょこちょことよく遊んでいた様子に希望が持てます。
私もフリマを早めに抜け出させて貰い、二匹と通院。
初日と違って、キャリーの中でもかなりご機嫌に過しているのが嬉しいです
副院長のS獣医師が診て下さいました。
体温、かむい38.8° さすけ39.8°。
昨日撮ったレントゲンも再度見て下さって、さすけの頭の骨の状況も教えていただきました。
S先生も見ただけで、「この子、頭の形が変だなあ」って。
私達には全く判らなかったんですが、目の上、額の所って元々割れてるんですが、猫さんって結構早い段階で閉じるんですね。
それがどうやらさすけはまだ閉じきっていないようです。
それがこの不調の原因とは考えられないのだけど、気にはなるところですね
さすけの腰もかなり落ち着きました。
ただ、夕方になるとふらつき始めるのはどうやら薬が切れてくるのが関係している様です。
この日もインターフェロンとステロイドを注射。
長期的になりそうな、この二匹の闘病の今後を相談しました。
暫くは定期的な通院が必要でしょう。
こんな状況では新しいご家族の元に送り出してやる事もできません。
ましてMさんご一家は先代猫さんを闘病の末に亡くされて、暫くはご家族皆さん猫さんとの暮しを避けてらしたそうですし…
闘病中となったこの子達をお願いするのは矢張り酷というものでしょう。
事情を話し、お話しを白紙に戻していただきました。
二匹との生活を楽しみにされていたのに、本当に申し訳ないです。
Mさんからはその後丁寧なメールを頂戴し、二匹の回復を願って戴いております。
かむいとさすけとのご縁は整わなかったけれど、一日も早くご家族と運命の出会いをする猫さんが現れる事を願っております。
もしも私どもがそのお手伝いを出来たなら、こんな光栄なことはございません。
Mさんご一家にどうぞ素敵な出会いがありますように
その3に続く
2009年06月17日
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください