5月7日に瀕死の状態で保護されたがく。
直ぐに池田市のベル動物病院に入院し、まずは蛆虫との戦いから始まった入院生活ですが、日を追う毎に綺麗な状態になっていくがく。
900gで保護された身体は、一週間経って1.1kgになりました。
院長から15日に手術すると聞いた時、正直びっくりしたものです。
手術出来る身体になるには、もっと時間が掛かると思っていたから。
でも骨折も、顎の皮膚が剥がれているのも、時間が経てば立つ程、綺麗に治りにくくなる訳だし、手術は早いに越した事はないんです。
手術の内容は、大きく二つ。
骨折した顎の骨を固定すること。
剥がれてしまった顎の皮膚を、引っ張って骨に引っ掛ける様にしてくっつけること。
皮膚は膿んでいた部分を綺麗に洗浄して貰っていたので、随分とよくなってはいました。
その内部をめすで碁盤の目状に切り込みをいれて、再生し易い状態にした上で、しっかりと引っ張って下の犬歯に引っ掛けて固定します。
ベルさんでは、岩本院長はこういった外科手術が得意だし、副院長鈴村先生は腫瘍にかけては大阪の獣医師のうち5本の指に入ると言われているし、代診の若手の先生方もみな熱心だし、獣看護士さん達は動物にも人にも優しいし、本当にすばらしい動物病院だと思います。
ベルさんのスタッフ皆さんのお陰で、がくの手術が無事終わり、その後も入院して経過観察。
そして5月22日に退院。
本来ならもう少し長く入院するのかもしれませんが、猫の幼稚園では比較的猫に対する看護経験も多く、自宅療養出来る状態になれば退院する事が多いんです。
術後の状態です。
犬歯が一本、突き出てしまってますが、顎自体は綺麗に固定できました。
左側の顎下は比較的くっついて来たのですが、どうも右側がくっつきが悪いようです。
下の歯と歯肉の周りに、大きな空間ができるので、食べた後はそこを綺麗にしてやらないと傷に障ります。
涎も多く、用意しているお水はその所為ですぐに汚れてしまいます。
コットンや綿棒を使って綺麗にするんですが、どうしても皮膚の足りなかった口先の歯肉部分にもあたって、血が滲んでしまうのが辛いです。
それに右側の目の下、頬の部分に炎症が起きていて、腫れています。
膿も溜まっていて、一日に朝昼晩と膿を出しては消毒します。
でもがくは毎回この洗浄にとっても協力的です。
ケージから出される時はいやがって、思わずケージにしがみついちゃうんですが、お膝に抱っこして洗浄処置をすると、直ぐにご機嫌を直してごろごろ言い乍ら甘えてくれます。
ほんまに、可愛いいい子です
退院後一週間した29日に通院。
体重が少し増えて1.2kgになりました
左側は落ち着いています。
右も一週間で随分とくっついてきました。
長く掛かった頬の膿もやっと出尽くして、腫れも収まりました。
口の中も綺麗になってきて、涎が出なくなりました。
顎もしっかり固定されているので、犬歯に引っ掛けていたワイヤーを外しました。
経過はなかなか良いようです
代診の若手の先生達も沢山いる獣看護士さん達も、がくの経過がいい事をとても喜んで下さいます
でも院長&副院長のレベルでは、顎が歪んでしまってるから、犬歯が一本前に突き出してるのが気に入らないようです。
経過をみて皮膚を傷つけるようなら犬歯を削るとか、若しくはもう一度外科手術を考えるとか…
まあ、あれだけの怪我ですから、一回の手術で綺麗にすっきり治るのは無理ってもんでしょうね
その4に続きます。
その後が気になってはいたものの、
悲しい結果なら・・と訪問できずにいました。
もっともっと元気になってくれるように、祈っています。
お世話くださったみなさんに感謝
良かったぁ♪
心配してました。
うちの子は骨折から時間がたってて治せないと
言われ永久歯2本抜きました。(でも、超元気ですよー)
ベルさんのチカラでがくちゃんの顎がきれいに
なるといいですね。
記事がなかったので、もしかして??と心配になってました。
これからも応援するから頑張ってね(エール!)