昨日から今日にかけて、大量の捨て猫が発見されています。
場所は鶴見緑地公園。
大阪市と守口市に跨る、とても大きな公園です。
この公園はもともと捨て猫が多く、虐待事件も何度も取り沙汰されている場所です。
地元の餌やりボランティアさん達がパトロールしたり、警察と連携取ろうとしたりと、色々と頑張っては下さってますが、実際に猫達を保護してくれるのはたった一人しかいなかったというのが現状です。
今回の捨て猫は10匹以上。
一昨日の夜から何度かに分けて捨てに来たようです。
猫の幼稚園からはとんちゃんが公園まで出向き、保護主さん達と一緒に猫達を保護してきました。
ある子は恐怖の為に茂みに隠れ、ある子は捨てられた箱の中で小さくなって振るえ、ある子は公園内を彷徨っていました。
保護すると同時に、所轄の警察にも通報し、遺棄事件として捜査を始めて貰っています。
とんちゃんの話では、鶴見署は昨日は保護主さんの通報で来て捜査をしたそうだけど、今日もまた遺棄されているにも関わらず来てはくれなかったそう。
理由は、遺棄された場所が守口市だからだそうです。
なので守口署にも通報すると、鶴見署からの連絡もあった所為か、直ぐに駆けつけて捜査を始めてくれたそうです。
公園の現状を見て警察の担当官は非常に驚いていたそうです。
こんなに大量の純血種猫の捨て猫は見たことがないと。
私達だって、見たことありません。見たくないよねそんなもん。
さて、実際問題として、保護した猫達をどうするか。
ここが一番問題です。
猫の幼稚園としては、とりあえず今回の件では、預かれるだけの数を引き受けるつもりで、とんちゃんに現地まで走って貰っています。
でも警察側がすぐに里親募集することに異議を唱えたら…
一抹の不安があったのですが、担当官は二つ返事でOKでした。
警察側で保護しても、実際にはなにもしてやれないから、私達で保護して新しい飼い主を探して貰えるなら、それにこしたことはないと。
勿論今までもパトロールはしているし、今後も続けていくけれど、今直ぐ捨て猫達に何かしてやれる訳ではないのだと仰っていました。
なので、早速病院に走り、順に血液検査と駆虫を済ませ、発情を迎えていそうな生後半年程の二匹は明日避妊手術して貰うよう手配して今夜は入院、残りの8匹が入園しました。
大きいチームは生後一年程の男の子。
虚勢がまだなので、来週にでも手術します。
小さいチームは生後半年程の子で、男の子一匹は虚勢済み、避妊手術待ちの女の子2匹で、これも来週にでも手術します。
アメショー柄がきれいに出ているし、どうやら純血種のようです。
黒猫さんもうっすら縞模様が出ていますし、どうやら血縁関係にあるようで、お顔も似てるんですよね。
他にも保護主さんを手伝う方がいらして、そこには4匹の大人猫さんを預かってくださいます。
合計14匹の里親募集は、一括して猫の幼稚園で行います。
どの子も人慣れしています。
だからおうちの中で大事にして貰っていたことに間違いはないのでしょう。
でもこれだけの数の純血種を一挙に捨てるのは、一体どんな理由なのか。
幸い発見が早かったので、みんな健康状態に問題はないようです。
これなら、きっと早い時期に新しいおうちが見つかることと思います。
でも…
この公園の捨て猫問題は、これで終わりではありません。
猫の幼稚園で預ることができる数にも限りがあります。
一番望ましいのは、現地に直接関わることのできる方が、もっと協力して猫達の為に動ければ…
今、公園で奮闘している保護主さん達の力では、もう限界です。
一体どうすればいいのか…
あまりの驚きに思わずコメント欄をひらいたものの
何と書いていいやら。。
皆に里親様が見つかることを、心から願います。
そして、、
願わくば犯人が捕まってほしい。
いよださん、皆さん、公園で頑張る保護主さん。
お身体には気を付けてくださいね。