一週間前に水頭症と診断され、水曜から闘病生活に入ったなぽですが、今朝身罷りました。
8:55のことでした。
水曜から始まった闘病生活、こんなにいきなり症状が進むのかと驚く様な状態でした。
夜寝る時は、急変が怖くて私の枕元へ。
いつもくくがお世話焼きに来てくれました。
木曜、自分で食事する事が出来ず、猫ミルクを細いシリンジで1mlづつ。
自分ではトイレに行けず、殆ど寝たきり状態でした。
金曜は投薬の効果か、低気圧が去った所為か、木曜より動きが出て来て、意識はしっかりしており、自分で立ち上がるものの、ふらつき直ぐにへたり込む状態。
でもトイレに入れてやると、ちゃんと自分で排尿出来ていました。
土曜日は朝通院して、血液検査。
水曜数値が高かった白血球が下がって正常値になったことを確認して、ステロイド(プレドニゾロン)を使う事に。
食事量が少ない為皮下輸液して貰い、利尿剤も入れて貰いました。
午後からは猫ミルクの飲みが良くなり、一回に15ml。
440gの体の大きさからすれば、勿論少ない量ですが、それでも水曜から金曜までの状態に比べれば、良い飲みっぷりでした。
利尿剤も効いて、排尿も順調。
ちゃんと鳴いて知らせてくれるので、トイレに入れてやるとそこで排尿。ほんとに賢い子です。
日曜日、朝の投薬でグリセリンとプレドニゾロン。
その後の食事も、猫ミルクではなく退院サポートを細いシリンジで与えると、一気に20ml完食。
午後になり、授業参観お見合い会の間を縫って食事させると、自分から器に顔突っ込んで食べ出しました。
量はちゃんと計れなかったけれど、30ml位余裕だったんじゃないかな。
食事中の様子を動画で撮っていましたので、ご覧下さい。
水曜から金曜までは、頭がぐらぐらして、首に力が入らず、横になっていたのですが、日曜午後はとても具合が良くて、動いたり、座ったり。
ちゃんとおすわりした状態保てたのもはじめての事でした。
お客様にも喜んで頂いて、可愛がって頂けたし、なぽも皆の様子を見て嬉しそうでした。
猫釣りに興じる園児達と、その様子を見物して楽しそうななぽ。
お昼寝は二代目ボスたむたむのお腹を借りて。
このままの状態が続いてくれたら、
次の段階迄進める可能性があるなって希望の持てる状態でした。
でも夜になって薬の後からは、いつも通り、横になったままで、座る事が出来なくて。
それでもケージの中にいる11時から0時前の間に、自分でトイレに行って、ちゃんと立派な排便してました。
ケージから出す際、抱き上げた一瞬、眼振を確認。
神経症状の一つです。
枕元で寝ている間も、何度も鳴くので、トイレかなと連れて行っても駄目。
今迄だったら自分からトイレの外に出てくるけどそれもない。
何度も寝返り打って、眠れないようで、苦しかったんだろうと思います。
手足が冷たくなっていたので、ずっと手足握って温めながら一緒に寝ていました。
朝6時頃、鳴き出したのでトイレ連れてったけどやっぱり駄目で、これは通院して出して貰わないといけないなあって思っていたら、今度は後ろ足で耳の後ろを掻く動作を何度もするようになりました。
神経症状でていたぱーくの時にもこの動作が出ていました。
痙攣発作なのでしょう。
ずっと撫で乍ら声掛けてたけど、投薬の時間になっても痙攣が断続的に続いているので、お薬が気管に入りそうで危ないし。
8時半廻ってこれはもう時間が少ないなと覚悟して、オフィスの机に移動して抱っこし乍ら声掛けて。
そのまま、すうっと瞳孔が開いて、逝ってしまいました。
応援して下さった皆さん、一緒に見守って下さって、本当にありがとうございました。
なぽのこと、皆さんに知って頂けて良かった。
センターの獣医師さんが、なぽの体の事気づかずにいて下さって良かった。
そのお陰で、なぽは猫の幼稚園にやってきて、皆さんに愛して頂けましたから。
水頭症の猫さんを検索すると、もっと症状の判り易い画像が出てきます。
なぽは最初判らない状態でした。正面から見たらそんなに変に感じない位だし、横から見た時も、おでこでっかいね〜って笑える範囲だし。
でも症状が出てしまうとこんなに早く身罷ってしまう位、重い症状だったのですね。
なぽの一連の記事が、今後、同じような症例に出会う方の参考になれば幸いです。
願わくば、今度はもっと長生き出来る体になって戻って来て欲しい。
今度はちゃんと素敵な家族の元に送り出してやりたいから。
なぽの御霊がが安らかでありますように、合掌
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