お見合いの時、あれ、ずいぶん大人しく抱っこされてるな、希望者さんと相性いいのか〜♪と呑気に構えていたら、夕方からぐったり。
風邪でも引いたかな、ここしばらく体重増えてないし、今夜あたり熱上がるのかもな、と。
子猫室から出して抗生剤飲ませてリビングケージで保温して安静に。
でも水さえ飲まない状態なので、皮下輸液。
心配で撫でると、今までゴロゴロ言ったことないのに、ゴロゴロ。
あれ、ゴロゴロ言えるんなら大丈夫?
でも呼吸早いなあと感じて聴診器当てても肺の音は綺麗だと思えるし、やきもきしながら一晩。
朝になっても同じ状態でおしっこもしてないから、圧迫排尿。綺麗な状態の尿を確認。
ゴロゴロは言ってくれない…
病院が開く時間に合わせて、主治医の元へ走りました。
血液検査しても、白血球は正常値。
上がってるか下がってるかしてると思ってたのに、正常値。
ぐったりしてる様子からなんらかの感染症の症状なのに、原因特定できず、主治医の緒方先生とともに頭を捻りながら、検査続行。
通院後すぐ、静脈から点滴して貰っているので、若干身体が楽になったのか、よっちゃんは少し顔に生気が戻っていたのが希望です。
3日11時にミルベマックス飲ませてるので、その副作用も考えたけど、容量は間違いないし、薬の副作用にしては時間が長いし。
レントゲン撮って、若干心臓が大きいか?少しだけど胸水溜まってるか?というレベルで、
腹部胸部のエコーもじっくり診て貰って、小さい体で大変ではあるけど胸水抜いてみようということで実行。
結果、溜まっていたのは膿、膿胸でした。
原因は、保護される前、手先に怪我した部分からの細菌感染が濃厚です。
最初の原因の候補に、緒方先生から手の怪我の可能性は出ていたけれど、お互い綺麗に治っているからそれはないか、と除外してました。
行政職員さん達も、怪我に気付かないくらい、綺麗に治っていたし、見様によっては先天性かと思える状態です。
でもその怪我は密かに細菌感染を起こしていて、体の深部に細菌を運んで、結果胸腔内部に膿が溜まるという流れです。
原因が判明したことで、一気に話が進み、抗生剤の投与を続けながら胸にカテーテルを入れて膿を出しつつ、日に何度か洗浄を繰り返し、綺麗になって膿がでなくなればカテーテルを抜去。
細菌の種類によって抗生剤が決まるので、最初に抜いた膿を外部検査機関に出して特定して貰っていますが、もちろんそれまでにもこれでいけるだろうと考えられる抗生剤を使って治療します。
急いで里親Kさんに連絡し、今回のお話を白紙にして頂きました。
すぐ治る感染症ではなく、数日は入院が必須で、その後も抗生剤の投与が続くので、卒園させるにはそれなりの日数が掛かるから、待って頂くよりは他の子とのご縁を探して欲しいと願いました。
先生からは4日午後、カテーテルが上手く入ったと連絡がありました。
早速胸腔洗浄して貰っています。
よっちゃんまだ500g台の小さな身体だから、カテーテル入れるのはかなり難しい処置だったと思います。
入院ケージの中では、呼吸が楽になるように、酸素も送って貰っています。
5日は生憎1日中、本業の講習会受講があって、お見舞いに行けず。
でも先生が様子を知らせてくれています。
「よっちゃん、変わらず横になったままですが、今朝は少し顔をあげたり、できるようになっています。
昨日一晩は、全く動かず、このまま呼吸が弱くなっていくかも、と心配しましたが、大丈夫でした。
もう少し動きが出てきて、食欲もでてこればいいのですが。
引き続きお預かりします」
夜には
「よっちゃん、少しずつですが、反応が出てきて、夕方にはフードも少し食べてくれました。
自宅に連れて帰っていますので、土曜日まではこちらでみますね。
このまま、上向いてくれますように。
ゴロゴロはまだです…
体調もまだなんだろうけど、撫でてるのが伊與田さんじゃないからかもしれません^^;
また経過報告しますね」
実はよっちゃん、もともとゴロゴロいう子じゃないんです。
なのに体調悪くなった際、撫でるとゴロゴロ言い出したのでびっくりしました。
体調悪くて不安だったのかなあ。
これを機に人との距離が一気に近くなるのを期待したいところです。
そして今日
「ご飯も食べて、鳴き声も出すようになってきました。
ただ、胸郭を洗うとまだ濁りがあるので、油断はできないと思っています。
ゴロゴロは、ご飯をあげる前は少し言うようになってきました。
距離が縮まってるといいですよね。」
こんな感じで、入院してからのよっちゃんは、インスタグラムの記事見て応援してくれている皆さんのパワーを受け取って、頑張っています。
何より緒方先生と病院のスタッフさん達が、とても親身になって治療に当たって下さっています。
皆様、どうかよっちゃんが無事回復して元気になれるよう、応援してやって下さいね。
▪️Twitterも見てね▪️