その2からの続きです。
長年懇意にしている保護主さんの気持ちを言葉に表して貰いました。
大阪と名古屋、離れて活動しているけれど、お互い信頼しあっている大切な仲間です。
こんな想いをさせていることを、心から申し訳なく思います。
『保護猫は奇跡の猫
わたしはそう思います。
身体状態の悪い母猫から産まれ
危険な環境で育ち
運良く離乳期まで育っても
満足な量を口にする事は叶わず
保護してくれる人間に遭遇することは稀です。
高い高いハードルを超えた猫だけが
里親募集のフィールドに上がる事が出来ます。
子猫のロングを保護した場所は
川沿いの一軒家の玄関先
玄関の前は道路でした。
数匹の母猫がほぼ同時期に出産したらしく
10匹以上の子猫が食べ物を求めてウロウロしていました。
程度の差はあれど
全員風邪をひき
顔は鼻水と目やにでグチャグチャ ガリガリに痩せていました。
すぐに友人にキャリーを持ってきてもらい
掴める子は全員放り込みました。
掴めなかった子猫には
後から来るから道路には出ないで…と祈る気持ちで現場を後にしました。
獣医受診では
ノミ 回虫 コクシジウム 寄生虫のオンパレード
しかもシラミまでついていました。
駆除の為
長毛のロングは丸刈りにしました。
毎日毎日集中ケアして
やっと何とか健康的な子猫にすることができました。
次に保護した子猫のケアの為
猫の幼稚園さんに
里親募集をお願いいたしました。
私がいかに大変だったかを披露するつもりではなく
保護猫にいかにたくさんの手間と愛情と時間が込められているかを知って欲しいです。
そして
保護した猫が安全に飢える事なく愛されて
生を全うしてくれる事が1番の望みです。
脱走させてしまう可能性はどこにでもあります。
0にすることは難しいのかもしれません。
どうか
外に出る際には
キャリーに入れ
しっかりと入り口を閉め
移動は速やかに安全に
を里親さんには徹底していただきたいと思います。
たくさんの想いが込められている猫であること
汲んでいただけたら嬉しいです。
本当に必要ですか
その外出
本当に大丈夫ですか
その移動手段
行動の前にご確認ください。』
趣味娯楽や癒しを求めて、飼い猫を不必要に外に連れ出す行為は危険です。
必要に迫られてのことなら、二重三重に安全策を取りましょう。
避難訓練なら尚のこと。
災害時は人も動物もパニックで、外の環境は激変しています。
どうかこの想いが、多くの猫飼いさんに届きますように!
2024年04月07日
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