先日、フリマ用にと頂いた応援物資を仕分けしていた時の、弾けてるななです
※私達の声、入ってます(^^; 音量にご注意下さい。
なながこんなに無邪気に遊んだのは初めての事でした。
なんだか病気の進行に伴って、子猫の気質に戻っていた様な日常でした。
なな。
猫の幼稚園に来てくれてありがとね。
2009年11月11日
なな永眠
ななが永眠致しました。
自己免疫疾患の天疱瘡を患っていて、いつか近いうちにお別れする事は覚悟していましたが、あんまりにもあっけなくその時が来てしまいました。

昨夜は何匹かが一緒にベッドに入って眠っていました。
ななは私の膝のあたり。
起きてまとわりつく猫達をねぼこまなこで撫で乍ら、足に何か当たって。
その感触に思い当たらなくて。
起き抜けで眼鏡かけてなくて、見ても最初判らなくて。
触れてななだと判り、抱っこしてみるともう心臓は止まっていました。
あんまり驚いてただ名前を呼び乍ら胸に抱いていました。
肺から空気が漏れるのでしょう、「きゅっきゅっ」て鳴いてるみたいな音がして。
抱き上げた時は温かかった身体が、どんどん冷え始めて、我に帰りとんちゃんに電話して二人で大泣きしました。

なんの予兆もなくいってしまうなんて、なならしいのかもしれません。
昨夜の晩ご飯も、真夜中の夜食もしっかり食べていました。
足がふらついてはいたけど、ジャンプも軽々。
夕べも二人で鬼平見乍ら、お顔ごっつんこして一杯ななとおしゃべりしてました。
眠っている間に死が訪れたのでしょう。
発作で苦しんだような感じではないです。
きみちゃんの様に、胸に抱いててやることはできなかったけれど、皆と一緒に、私と一緒に寝ている時にで良かった。
病いの進行と共に身体が衰えながらも、もっと一緒に過すものだと思っていました。
夏の終わりにぐっと体調が悪くなり、その時には覚悟もしたけれど、一度の通院で持ち直し(でも採血と血液検査だけ。もう積極的治療はせず、抗生剤など身体に負担の少ない治療だけにしていました。)このまま年末年始も迎えられると思う位になったなな。
こんなにあっさりと逝ってしまうなんて。
なんてあっぱれな死様なのでしょう。
よく頑張ったと褒めてあげたいです。
私、ななが大好きでした。
最初は私にだけ見せてくれてたあまえたそぶりを、子育てから解放された頃からみんなにみせてくれたなな。
それでも私と二人だけの時には、特別に甘えてくれたなな。
甘えてお顔をごっつんこしてくれたなな。結構痛かったよ(笑)
近頃はバージョンアップして、私の鼻を甘噛みしてくれてました。
可愛いなな。
くいしんぼのなな。
妖怪ねこまたのなな。
長老のなな。

雨の降りそうなお天気の朝、段ボールに入れられて産まれて二週間程の赤ちゃん猫6匹と一緒に、公園に捨てられていたなな。
ふさふさの半長毛白猫さんで、もの凄いべっぴんさんでした。

病いの為に、皮膚が荒れ、毛が抜けてしまい、やせ細って面変わりしていたけれど、瞳の真っ青な美しさは変わりませんでした。
近頃のななを始めてみた方は、そのやせ細った容姿に哀れを感じたかも知れません。
ですがななはいつもご機嫌でした

食べたいものを食べ、人に甘え、自由に楽しく生きていたと思います。

つい先日は子猫の様に遊んでいるところも見せてくれました。
こんなに愛おしいななを預からせて戴けたことを、保護主様に心から感謝致します。
ありがとうございました。
そしてななを慈しんで大切に思って下さった皆様に心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。
今、ロイカナの空き箱の棺で、一杯おやつを抱えています。
向こうに着いたら、向こうの長老こまちさんとなんとか仲良くやって貰いたいものです(笑)
その為にも、お裾分け分も含めて沢山ご飯持っていかなきゃね
明日、二の切り斎場でお別れして来ようと思います。
ななの御霊がやすらかでありますように。
合掌。
PS
いつもの通り、お花等のお供えはそのお気持ちだけを頂戴してご辞退させて戴きますね。
その分はどうぞ皆さんの周りにいる猫さん達へのご支援にと願っております。
ご理解宜しくお願い致します(^-^)
自己免疫疾患の天疱瘡を患っていて、いつか近いうちにお別れする事は覚悟していましたが、あんまりにもあっけなくその時が来てしまいました。

昨夜は何匹かが一緒にベッドに入って眠っていました。
ななは私の膝のあたり。
起きてまとわりつく猫達をねぼこまなこで撫で乍ら、足に何か当たって。
その感触に思い当たらなくて。
起き抜けで眼鏡かけてなくて、見ても最初判らなくて。
触れてななだと判り、抱っこしてみるともう心臓は止まっていました。
あんまり驚いてただ名前を呼び乍ら胸に抱いていました。
肺から空気が漏れるのでしょう、「きゅっきゅっ」て鳴いてるみたいな音がして。
抱き上げた時は温かかった身体が、どんどん冷え始めて、我に帰りとんちゃんに電話して二人で大泣きしました。

なんの予兆もなくいってしまうなんて、なならしいのかもしれません。
昨夜の晩ご飯も、真夜中の夜食もしっかり食べていました。
足がふらついてはいたけど、ジャンプも軽々。
夕べも二人で鬼平見乍ら、お顔ごっつんこして一杯ななとおしゃべりしてました。
眠っている間に死が訪れたのでしょう。
発作で苦しんだような感じではないです。
きみちゃんの様に、胸に抱いててやることはできなかったけれど、皆と一緒に、私と一緒に寝ている時にで良かった。
病いの進行と共に身体が衰えながらも、もっと一緒に過すものだと思っていました。
夏の終わりにぐっと体調が悪くなり、その時には覚悟もしたけれど、一度の通院で持ち直し(でも採血と血液検査だけ。もう積極的治療はせず、抗生剤など身体に負担の少ない治療だけにしていました。)このまま年末年始も迎えられると思う位になったなな。
こんなにあっさりと逝ってしまうなんて。
なんてあっぱれな死様なのでしょう。
よく頑張ったと褒めてあげたいです。
私、ななが大好きでした。
最初は私にだけ見せてくれてたあまえたそぶりを、子育てから解放された頃からみんなにみせてくれたなな。
それでも私と二人だけの時には、特別に甘えてくれたなな。
甘えてお顔をごっつんこしてくれたなな。結構痛かったよ(笑)
近頃はバージョンアップして、私の鼻を甘噛みしてくれてました。
可愛いなな。
くいしんぼのなな。
妖怪ねこまたのなな。
長老のなな。

雨の降りそうなお天気の朝、段ボールに入れられて産まれて二週間程の赤ちゃん猫6匹と一緒に、公園に捨てられていたなな。
ふさふさの半長毛白猫さんで、もの凄いべっぴんさんでした。

病いの為に、皮膚が荒れ、毛が抜けてしまい、やせ細って面変わりしていたけれど、瞳の真っ青な美しさは変わりませんでした。
近頃のななを始めてみた方は、そのやせ細った容姿に哀れを感じたかも知れません。
ですがななはいつもご機嫌でした


食べたいものを食べ、人に甘え、自由に楽しく生きていたと思います。

つい先日は子猫の様に遊んでいるところも見せてくれました。
こんなに愛おしいななを預からせて戴けたことを、保護主様に心から感謝致します。
ありがとうございました。
そしてななを慈しんで大切に思って下さった皆様に心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。
今、ロイカナの空き箱の棺で、一杯おやつを抱えています。
向こうに着いたら、向こうの長老こまちさんとなんとか仲良くやって貰いたいものです(笑)
その為にも、お裾分け分も含めて沢山ご飯持っていかなきゃね
明日、二の切り斎場でお別れして来ようと思います。
ななの御霊がやすらかでありますように。
合掌。
PS
いつもの通り、お花等のお供えはそのお気持ちだけを頂戴してご辞退させて戴きますね。
その分はどうぞ皆さんの周りにいる猫さん達へのご支援にと願っております。
ご理解宜しくお願い致します(^-^)
2009年08月13日
お膝が好き♪
お盆休みですね~!
みなさんお休み満喫してらっしゃいますか?
私も今日から16日まで仕事をお休みします。
でも休みの日でも結構やる事多いのが自営業の哀しさです(笑)
さてさて、
猫の幼稚園には大人猫さんが沢山。
子猫6匹に対して大人猫さん17匹!
幼稚園とは言い乍ら絶対的に大人猫さんの方が多いのが、猫の幼稚園です(笑)
そんな大人猫さんの中でも闘病中なのが、かえでお嬢となな。
かえでお嬢はまだ二歳ちょっとなのに腎不全で、これは多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)からくるものなんだけど、原因がどうであれ、腎不全には毎日の点滴しか治療法がない。

ななの方は天疱瘡。
これも免疫疾患の一種で、完治はない。
天疱瘡について、詳しくは過去記事をご参照下さいね。
で、前回記事から色々ありまして。

その後2月末には七草軍団の最後の残り福ようちゃんが卒園して「くろい猫達」の一員になって、ななもやっと子育てから解放されました
春先にはご自身の闘病とななの闘病とを重ねて、お家に迎えられないだろうかと考えて下さる女性がいらして、では一度一緒に主治医の話を聞きに行きましょうと約束した矢先、その女性は三匹の胎盤付き赤ちゃん猫に遭遇。
勿論頑張って育てて下さって、一匹は力尽きてしまったけれど、二匹は無事成長してくれて、ハラハラし乍ら見守っていたこちらの関係者一同もみな大喜びだった訳です。
でもそうなると、流石にななの件は流れてしまいまして…
まあ、これも運命ってことで、ななにはやっぱり猫の幼稚園で頑張って貰いましょうと言う事に落ちつきました。

ななの体調も同じ様に落ち着きまして、発症前の様なふさふさ真っ白ボディには戻れそうにもないけれど、今年になってからはステロイドも使ってないし、ステロイドの所為で出てしまう真菌に対する薬を止めても、皮膚の状態が然程酷くならずに過せています。

なによりも、なな自身がとてもご機嫌なんです
見た目はなんだかお年寄り猫さんみたいですが、以前心配になっていた後ろ足の痙攣もなく、テーブルくらいの高さなら難なくジャンプ
できちゃいます
入園当初はクールビューティな猫さんで、その内私にはかなり懐いてチームいよだに。

でも近頃は人のお膝が大好きになって、授業参観やお見合い会では、どのお膝が居心地いいかしらと試乗に来ては、そのまま何時間でも篭城(笑)
おかげで試乗された人は、いつ迄でもその姿勢でいなくてはならず、一種の拷問という説も…
お膝に乗ってる時に、撫で乍ら身体に出来たかさぶたをそっと取ってやると、とても気持ち良さそうな顔をして、私の顔に自分の顔をごっつんこ
してくれます。
かなり痛いのだけど(笑)ななと私のとても大事な親密な時間です。
前の記事を書いた頃、近い将来ななを看取る事になるかもしれないと一種の覚悟をしていたのだけど、そんな思いを裏切って驚く程の安定を見せてくれるなな。
命ってすごいなあと思います。
みなさん、これからもななを見守っててやって下さいね。
そして授業参観でお越し頂いた際には、どうぞななをお膝に招いてやって下さいね。
ただし、長時間になること必至なので、先ずは楽な姿勢をとってから、ね(笑)
みなさんお休み満喫してらっしゃいますか?
私も今日から16日まで仕事をお休みします。
でも休みの日でも結構やる事多いのが自営業の哀しさです(笑)
さてさて、
猫の幼稚園には大人猫さんが沢山。
子猫6匹に対して大人猫さん17匹!
幼稚園とは言い乍ら絶対的に大人猫さんの方が多いのが、猫の幼稚園です(笑)
そんな大人猫さんの中でも闘病中なのが、かえでお嬢となな。
かえでお嬢はまだ二歳ちょっとなのに腎不全で、これは多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)からくるものなんだけど、原因がどうであれ、腎不全には毎日の点滴しか治療法がない。

ななの方は天疱瘡。
これも免疫疾患の一種で、完治はない。
天疱瘡について、詳しくは過去記事をご参照下さいね。
で、前回記事から色々ありまして。

その後2月末には七草軍団の最後の残り福ようちゃんが卒園して「くろい猫達」の一員になって、ななもやっと子育てから解放されました
春先にはご自身の闘病とななの闘病とを重ねて、お家に迎えられないだろうかと考えて下さる女性がいらして、では一度一緒に主治医の話を聞きに行きましょうと約束した矢先、その女性は三匹の胎盤付き赤ちゃん猫に遭遇。
勿論頑張って育てて下さって、一匹は力尽きてしまったけれど、二匹は無事成長してくれて、ハラハラし乍ら見守っていたこちらの関係者一同もみな大喜びだった訳です。
でもそうなると、流石にななの件は流れてしまいまして…
まあ、これも運命ってことで、ななにはやっぱり猫の幼稚園で頑張って貰いましょうと言う事に落ちつきました。

ななの体調も同じ様に落ち着きまして、発症前の様なふさふさ真っ白ボディには戻れそうにもないけれど、今年になってからはステロイドも使ってないし、ステロイドの所為で出てしまう真菌に対する薬を止めても、皮膚の状態が然程酷くならずに過せています。

なによりも、なな自身がとてもご機嫌なんです
見た目はなんだかお年寄り猫さんみたいですが、以前心配になっていた後ろ足の痙攣もなく、テーブルくらいの高さなら難なくジャンプ

入園当初はクールビューティな猫さんで、その内私にはかなり懐いてチームいよだに。

でも近頃は人のお膝が大好きになって、授業参観やお見合い会では、どのお膝が居心地いいかしらと試乗に来ては、そのまま何時間でも篭城(笑)
おかげで試乗された人は、いつ迄でもその姿勢でいなくてはならず、一種の拷問という説も…

お膝に乗ってる時に、撫で乍ら身体に出来たかさぶたをそっと取ってやると、とても気持ち良さそうな顔をして、私の顔に自分の顔をごっつんこ

かなり痛いのだけど(笑)ななと私のとても大事な親密な時間です。
前の記事を書いた頃、近い将来ななを看取る事になるかもしれないと一種の覚悟をしていたのだけど、そんな思いを裏切って驚く程の安定を見せてくれるなな。
命ってすごいなあと思います。
みなさん、これからもななを見守っててやって下さいね。
そして授業参観でお越し頂いた際には、どうぞななをお膝に招いてやって下さいね。
ただし、長時間になること必至なので、先ずは楽な姿勢をとってから、ね(笑)
2009年01月07日
ななと天疱瘡と終生預かりについて
今日は七草粥の日でしたね。
七草軍団の保護主さんが七草に寄せて記事を書いて下さってます
「河内の小太郎と大吉と福助」
猫の幼稚園の七草記事は、お馴染み天疱瘡治療中のなな。
昨年6匹の赤ちゃん猫と一緒に、雨の振りそうな朝公園に捨てられていた、まだ若いママ猫さんです。

真っ白な半長毛の皮毛に、申し訳程度に頭にうっすら墨模様。
引き込まれそうな程深く綺麗なブルーアイ。
なんてべっぴんさんなんだろうと、目が釘付けでした。
猫の幼稚園に入園した日に、お腹の皮膚が爛れているのに気がつきました。
授乳中だったから、赤ちゃん猫さん達に吸われて皮膚疾患起こしたんだろうかと思ってましたが、どうやらこの時点ではもう発症していたのでしょう。
八月中旬に気づいたのは、耳の先の病変でした。

顔と耳の所に、小さなかさぶた様の病変が沢山出来ていて、かさぶたが取れる度に沢山の皮毛も一緒に抜けてしまうので、地肌が透けて見えています。
何度かの治療の後、これはただの皮膚疾患ではなく、もっとやっかいな「天疱瘡」だろうと告げられました。
天疱瘡は人間の膠原病と同じ、免疫疾患の病いです。
近親交配などが原因の事もあるようです。
ななの場合はその中でもどうやら「全身性紅斑性狼瘡」(ぜんしんせいこうはんせいろうそう)という種類のようで、昨年秋からずっと治療を続けてきました。
本当は確定診断の為に色々と検査をするんだけれど、それさえもななには負担になるので見合わせ、投薬も注射も通院も、全てが極端なストレスになるななに合わせて色々と試行錯誤を繰り返しながら治療を続けています。
ななの特徴は、一気に症状が出て悪くなり、ステロイドに良く反応して一気に症状が改善される所。

薬への反応が良いと、ほんの数日でここ迄回復してきます。
年末に、ステロイドの一種である、デポメドロールを注射で接種。
これがななに合って、二ヶ月に一度の接種で済むなら今後の病状のコントロールしやすくなると期待していました。
でもななの場合は一ヶ月しか持ちませんでした。
今回は途中で風邪対策の抗生剤を飲ませる為に、うっかりヤギミルクを与えた仕舞った事がまずくて、デポメドロールの効き目が半減してしまったのもあるのですが
丁度明日、他の仲間の通院に合わせて、ななも通院をと思っていた今夜。
どうやら、「全身性紅斑性狼瘡」は確実に体を蝕んでいる様です。
この症状の一つに、『発熱・関節炎・皮膚や粘膜の炎症・リンパ節の腫大などにより、歩き方に異常がでる』というのがあるのですが、腰に力が入らない様な、そんな様子をみせたなな。
でも自分では「なんでこんな風に体がふらつくのか、理解出来ない」そんな感じで戸惑っている様。
今日のなな。

背中と頭の症状が又酷くなりました。

それでも食欲はあり、頬を撫でると嬉しそうに目を細めて、手に顔を預ける様に甘えてくれます。
天疱瘡の説明を受けた際、ベル動物病院の院長には寿命は長くないかもしれないと言われました。
天疱瘡はただの皮膚疾患ではなく、内蔵にも多大なダメージを与えるし、特にななの場合はそう思わせる兆候があるので、長生き出来る猫さんではないだろうと。
だから、里親募集掲示板からななの募集は削除しました。
ななは猫の幼稚園のななとして、気楽にのんびり、暮らして行けば良いと決めたんです。
猫の幼稚園は保護猫さんのお家探しをするのが目的だけど、お家探し出来ない猫さんだからって、保護主さんに突き返すのもおかしな話だし、ましてリリースなんてとんでもないし、勿論意味のない安楽死なんて考えられへんし。
だからここで寿命が尽きる迄、他の園児と一緒に楽しく過ごしてくれればいい、と。
でも、もしもななに特別な想いを抱いて、是非にと望んで下さる方がいたのなら、ななの病状とよくよく説明した上で、それでもと望んで下さる方がいるのなら、その時は幸せな家猫として送り出そうと決めました。
そう決めた時からななは甘え方が変わりました。
それまではちょっと遠慮し乍ら甘えていたななが、自分から撫でて欲しいと甘えます。
私が顔を近づけると、嬉しそうに顔を擦り付けごっつんこしてくれます。
私のベッドにもやってきて、一緒に眠る事も多くなりました。
今週ななの娘のすずちゃんがお引っ越しします。
これで残ったのは長男坊のようちゃんのみ。

願わくば、一日も早くようちゃんのご縁も整って、ななが母親業から解放されゆっくり出来ます様に。
だってようちゃん、もう七ヶ月にもなる中猫さんなのに、未だにママのおっぱい吸いたがるんです
子煩悩なななは、不機嫌乍らもようちゃんにお乳吸わせちゃうし…
健康なメス猫さんなら、もうとっくに次の発情迎えているころでしょうが、ななはそんな兆候もありません。
それだけ天疱瘡によって体が痛めつけられているのでしょう。
もしかすると、ななに限っては避妊手術もしないかもしれません。
どうぞ、ななの毎日が穏やかで楽しいものでありますように。
その為に、明日の通院我慢してね、なな。
七草軍団の保護主さんが七草に寄せて記事を書いて下さってます
「河内の小太郎と大吉と福助」
猫の幼稚園の七草記事は、お馴染み天疱瘡治療中のなな。
昨年6匹の赤ちゃん猫と一緒に、雨の振りそうな朝公園に捨てられていた、まだ若いママ猫さんです。

真っ白な半長毛の皮毛に、申し訳程度に頭にうっすら墨模様。
引き込まれそうな程深く綺麗なブルーアイ。
なんてべっぴんさんなんだろうと、目が釘付けでした。
猫の幼稚園に入園した日に、お腹の皮膚が爛れているのに気がつきました。
授乳中だったから、赤ちゃん猫さん達に吸われて皮膚疾患起こしたんだろうかと思ってましたが、どうやらこの時点ではもう発症していたのでしょう。
八月中旬に気づいたのは、耳の先の病変でした。

顔と耳の所に、小さなかさぶた様の病変が沢山出来ていて、かさぶたが取れる度に沢山の皮毛も一緒に抜けてしまうので、地肌が透けて見えています。
何度かの治療の後、これはただの皮膚疾患ではなく、もっとやっかいな「天疱瘡」だろうと告げられました。
天疱瘡は人間の膠原病と同じ、免疫疾患の病いです。
近親交配などが原因の事もあるようです。
ななの場合はその中でもどうやら「全身性紅斑性狼瘡」(ぜんしんせいこうはんせいろうそう)という種類のようで、昨年秋からずっと治療を続けてきました。
本当は確定診断の為に色々と検査をするんだけれど、それさえもななには負担になるので見合わせ、投薬も注射も通院も、全てが極端なストレスになるななに合わせて色々と試行錯誤を繰り返しながら治療を続けています。
ななの特徴は、一気に症状が出て悪くなり、ステロイドに良く反応して一気に症状が改善される所。

薬への反応が良いと、ほんの数日でここ迄回復してきます。
年末に、ステロイドの一種である、デポメドロールを注射で接種。
これがななに合って、二ヶ月に一度の接種で済むなら今後の病状のコントロールしやすくなると期待していました。
でもななの場合は一ヶ月しか持ちませんでした。
今回は途中で風邪対策の抗生剤を飲ませる為に、うっかりヤギミルクを与えた仕舞った事がまずくて、デポメドロールの効き目が半減してしまったのもあるのですが

丁度明日、他の仲間の通院に合わせて、ななも通院をと思っていた今夜。
どうやら、「全身性紅斑性狼瘡」は確実に体を蝕んでいる様です。
この症状の一つに、『発熱・関節炎・皮膚や粘膜の炎症・リンパ節の腫大などにより、歩き方に異常がでる』というのがあるのですが、腰に力が入らない様な、そんな様子をみせたなな。
でも自分では「なんでこんな風に体がふらつくのか、理解出来ない」そんな感じで戸惑っている様。
今日のなな。

背中と頭の症状が又酷くなりました。

それでも食欲はあり、頬を撫でると嬉しそうに目を細めて、手に顔を預ける様に甘えてくれます。
天疱瘡の説明を受けた際、ベル動物病院の院長には寿命は長くないかもしれないと言われました。
天疱瘡はただの皮膚疾患ではなく、内蔵にも多大なダメージを与えるし、特にななの場合はそう思わせる兆候があるので、長生き出来る猫さんではないだろうと。
だから、里親募集掲示板からななの募集は削除しました。
ななは猫の幼稚園のななとして、気楽にのんびり、暮らして行けば良いと決めたんです。
猫の幼稚園は保護猫さんのお家探しをするのが目的だけど、お家探し出来ない猫さんだからって、保護主さんに突き返すのもおかしな話だし、ましてリリースなんてとんでもないし、勿論意味のない安楽死なんて考えられへんし。
だからここで寿命が尽きる迄、他の園児と一緒に楽しく過ごしてくれればいい、と。
でも、もしもななに特別な想いを抱いて、是非にと望んで下さる方がいたのなら、ななの病状とよくよく説明した上で、それでもと望んで下さる方がいるのなら、その時は幸せな家猫として送り出そうと決めました。
そう決めた時からななは甘え方が変わりました。
それまではちょっと遠慮し乍ら甘えていたななが、自分から撫でて欲しいと甘えます。
私が顔を近づけると、嬉しそうに顔を擦り付けごっつんこしてくれます。
私のベッドにもやってきて、一緒に眠る事も多くなりました。
今週ななの娘のすずちゃんがお引っ越しします。
これで残ったのは長男坊のようちゃんのみ。

願わくば、一日も早くようちゃんのご縁も整って、ななが母親業から解放されゆっくり出来ます様に。
だってようちゃん、もう七ヶ月にもなる中猫さんなのに、未だにママのおっぱい吸いたがるんです

子煩悩なななは、不機嫌乍らもようちゃんにお乳吸わせちゃうし…
健康なメス猫さんなら、もうとっくに次の発情迎えているころでしょうが、ななはそんな兆候もありません。
それだけ天疱瘡によって体が痛めつけられているのでしょう。
もしかすると、ななに限っては避妊手術もしないかもしれません。
どうぞ、ななの毎日が穏やかで楽しいものでありますように。
その為に、明日の通院我慢してね、なな。