皆さん、くるまへの応援ありがとうございます。
闘病中だったくるまですが、今朝6時8分に逝去致しました。
昨夜、とんちゃん達が帰ってからは、仕事中の私の横で、酸素ボンベからの酸素を受け乍ら横になっていたくるま。
3時を過ぎて少し仮眠する為に、くるまを抱いて横になりました。
酸素ホースも一緒に持っているし、身体がしんどくて寝返りを打つ様に動くくるまの動きにすぐ目が覚めるのですが…
それでもくるまと一緒に過ごした二番目の夜でした。
最初に一緒に眠ったのは、入院前日の夜。
口呼吸をし始めたくるまに、すぐ夜間救急に走る用意をしたけれど、ほどなく収まったので、朝迄待ってベルさん通院予定に切り替えました。
だけど、くるまはいつもはケージで一人で寝ているんですが、どうにも心配で…
もしかしたら急変しちゃうんではないかと思うと、やはり気になって、寝室に連れて行って胸の上に抱いて朝迄眠りました。
私の胸に乗って眠るのは、かえでの得意の眠り方。
かえでが亡くなってから久しぶりの寝方だったけれど、かえでよりももっともっと小さなくるまは、胸に載せて眠っても少しも重くありませんでした。
他の兄弟姉妹は倍以上の大きさ重さに成長してるのにね。
仮眠を終えて起きたのが朝5時半。
PCの前に戻りましたが、くるまも机の横に移動させてずっと目を離さずにおりました。
いよいよかな、と思ったのは6時を廻った頃。
苦しげな動きが大きくなったので、膝に載せて撫でて、声をかけて、、、
PCに一瞬目を向けたその時に、くるまの身体にやっと安楽が訪れた様で、視線を戻すとそこにはとても穏やかな表情に変わったくるまがいました。
セカンドオピニオンでも前向きな感触で、希望を見いだしつつも、繰り返す肺炎にどうしたものかと悩んでおりましたが、こんなに早く亡くなってしまうとは…
折角皆さんに応援して頂いていたのに、本当に申し訳ありません。
またくるまが亡くなった事で、チャリティシィップのくるま基金も終了させて頂きました。
今迄ご協力頂きました皆様に心より御礼申し上げます。
まだくるまの入院費や治療費の精算は出来ていませんが、くるま基金のお陰で、あまり資金を心配せずいろんな方法を模索することができました事、本当に感謝致します。
また清算が済みましたら改めて報告させて頂きますね。
くるまとは今夜、いつもお世話になっている吹田動物霊園さんでお別れして参りました。
とんちゃんの希望もあって、くるまはとんちゃんちの子としてお別れしてきました。
闘病生活で一番親身になって、毎日くるまの為に動いてくれたとんちゃんちの子になって、きっとくるまも大満足している事と思います。
月曜の夜の急なお別れに、遠方より駆けつけてくれた仲間達に心から感謝致します。
もう一点、報告ですが、今回くるまの亡骸を解剖して頂きました。
巨大食道症だけではないかもしれないなと思い始めた事もあり、また皆さんから応援して頂いたくるまの症例が、今後の獣医療に役立つならこんな嬉しいことはありません。
ベル動物病院のくるまの主治医N獣医師に相談し、仕事で参加出来なかったのはとても残念ですが、とんちゃんとぶぃぶぃあんさん立ち会いのもと解剖して頂いています。
詳しい報告は裏日誌での記事をお待ち下さいね。
今はただただ、くるまにお腹いっぱい美味しいものを食べさせてやりたかったなって思いだけが残っています。
それでもくるまを猫の幼稚園でお世話出来てよかった。
遠く小豆島からお預かり出来て、可愛いくるまと一緒に過ごせてよかったと思います。
この機会を与えて下さった、ピースハウスさんに心から感謝致します、ありがとうございました。
そして力到らず申し訳ありませんでした。
最期に、くるまの御霊が安らかでありますように。
合掌。
2010年08月02日
2010年08月01日
退院したくるま
木曜日から緊急入院していたくるまですが、症状の改善が見られず、肺炎は収まる気配がありません。
なので…
夕方、後見人ぶぃぶぃあんさんと二人でベル動物病院まで迎えに行って来ました。
病院を出る際に、新大阪で待機中のとんちゃんに電話して、かねてから紹介されていたレンタル酸素室を扱う会社に連絡をして貰いました。
日曜だし、急だし、どうなるかな〜と思っていたら、近い事もあって快くすぐ動いて下さって、私達がくるまを連れて帰って30分もすると酸素室到着
本当に有り難いです。
それまでの間は、急遽すっがんが走って買いにいってくれた、携帯酸素で凌ぎました。
肺は真っ白に見える程炎症が酷いし、巨大化した食道も炎症していて器官を圧している様で、くるまは本当に呼吸が苦しそうです。
酸素を近づけると、少しは楽になるのか、目を開けて周りを伺う様子も見られます。
そんなくるまにちょっかいを出しにくる、兄弟姉妹や仲間達。
もっと一緒に遊んでいたかったよね…
くるまに残された時間は、もうあまり無いのでしょう。
その短い時間が、少しでも穏やかに安らかになるように、園児とスタッフ皆で見守ります。
なので…
夕方、後見人ぶぃぶぃあんさんと二人でベル動物病院まで迎えに行って来ました。
病院を出る際に、新大阪で待機中のとんちゃんに電話して、かねてから紹介されていたレンタル酸素室を扱う会社に連絡をして貰いました。
日曜だし、急だし、どうなるかな〜と思っていたら、近い事もあって快くすぐ動いて下さって、私達がくるまを連れて帰って30分もすると酸素室到着
本当に有り難いです。
それまでの間は、急遽すっがんが走って買いにいってくれた、携帯酸素で凌ぎました。
肺は真っ白に見える程炎症が酷いし、巨大化した食道も炎症していて器官を圧している様で、くるまは本当に呼吸が苦しそうです。
酸素を近づけると、少しは楽になるのか、目を開けて周りを伺う様子も見られます。
そんなくるまにちょっかいを出しにくる、兄弟姉妹や仲間達。
もっと一緒に遊んでいたかったよね…
くるまに残された時間は、もうあまり無いのでしょう。
その短い時間が、少しでも穏やかに安らかになるように、園児とスタッフ皆で見守ります。
2010年07月31日
くるま、入院中
くるま基金では多くの皆さんにお力添えを頂きまして、心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。
沢山の方に応援して頂いてるくるまですが、実は木曜日から入院しています。
先週日曜に、セカンドオピニオンで新しい可能性が見つかって、なんとなく希望の光が見えたくるま。
でも火曜からまた肺炎の兆候が見られ、とんちゃんと一緒にベルさん通院して先手を打っておいたのに、木曜深夜にまた口呼吸し始めました。
夜のご飯をあまり食べなくて、真夜中にもう少し食べさせようと思ってケージを開けたら、苦しそうな呼吸のくるま。
それでも嬉しそうに私の膝に登ってきます。
食道に溜まっていたであろう唾液を吐き出したので、慌ててとんとんしてみたり…
でも頭をのけぞらせる様にして、口で呼吸する様は本当に辛そうです。
夜間救急に走るつもりでとんちゃんに電話して、着替える為に寝室に入り、戻ってくると…
そこにはケロリとしたくるまがいました。
あんなに苦しそうだった呼吸は、通常の呼吸に戻っています。
とりあえず、救急に行くのは見合わせて、朝一でとんちゃんがベルさんに連れて行ってくれる事に。
秋迄副業でインテリア系の学校の講師をしているので、今の私には自由になる時間が少ないのが辛い所ですが、猫の幼稚園には協力な助っ人が大勢いて、吟ちゃんが仕事前に新大阪までくるまを迎えに来てくれて、ベルさんへ走ってくれました
吟ちゃん、ほんまにありがとう!!
くるまはやはり肺炎を起こしていて、レントゲンでも右の肺は真っ白。
即入院となりました。
木曜夜にとんちゃん&吟ちゃんが様子を見にいってくれたんですが、あまり芳しくない様子。
金曜夜に私ととんちゃん吟ちゃんだけでなく、お手伝いに来てくれてたま〜さんも一緒に様子を見に行きました。
やはり呼吸が苦しそうで、酸素を送って貰っているのに、のけぞる様にして口呼吸をしています。
私達に、特にとんちゃんに気付くと興奮して余計に呼吸が荒くなるので、抱っこも出来ずに眺めるだけなのですが…
それでも少しの間、劇的に呼吸が落ち着いた事もありました。
その際には目に力が戻り、私とま〜さんの方に寄って来て、ケージから出して、だっこして!って催促する力もあります。
でもそうやって興奮するとまたシンドクなる様で…
土曜日朝も同じ状況でしたが、幾分呼吸は楽になったのか、のけぞる程ではありませんでした。
土曜夜にはぶぃぶぃあんさんととんちゃんとでベルさん通院。
やはり状況は相変わらずだったそうですが、それでも抱っこするとかなりいい具合に落ち着いて来た様です。
ただ、静脈に入れた点滴が漏れてしまって、皮下輸液に切り替わったのが辛い所です。
今の危険な肺炎の状態を脱して落ち着いてくれれば、鼻から胃迄チューブを入れて、流動食をチューブを使って与える事にするつもりです。
ここ暫くのくるまは、口から食べては肺炎を繰り返しているので、今は絶食しての治療だし、なかなか思い通りにくるまに美味しいものを食べさせてやる事ができなくて、本当に辛いです。
でも、今を乗り切って手術出来れば!
きっとみんなと同じ様に美味しいものをお腹一杯食べられる様になる。
くるまがそんな風に成長出来る様に、スタッフみんなで精一杯サポートします。
どうぞ皆さんも、くるまに応援パワー送ってやって下さいね。
本当にありがとうございます。
沢山の方に応援して頂いてるくるまですが、実は木曜日から入院しています。
先週日曜に、セカンドオピニオンで新しい可能性が見つかって、なんとなく希望の光が見えたくるま。
でも火曜からまた肺炎の兆候が見られ、とんちゃんと一緒にベルさん通院して先手を打っておいたのに、木曜深夜にまた口呼吸し始めました。
夜のご飯をあまり食べなくて、真夜中にもう少し食べさせようと思ってケージを開けたら、苦しそうな呼吸のくるま。
それでも嬉しそうに私の膝に登ってきます。
食道に溜まっていたであろう唾液を吐き出したので、慌ててとんとんしてみたり…
でも頭をのけぞらせる様にして、口で呼吸する様は本当に辛そうです。
夜間救急に走るつもりでとんちゃんに電話して、着替える為に寝室に入り、戻ってくると…
そこにはケロリとしたくるまがいました。
あんなに苦しそうだった呼吸は、通常の呼吸に戻っています。
とりあえず、救急に行くのは見合わせて、朝一でとんちゃんがベルさんに連れて行ってくれる事に。
秋迄副業でインテリア系の学校の講師をしているので、今の私には自由になる時間が少ないのが辛い所ですが、猫の幼稚園には協力な助っ人が大勢いて、吟ちゃんが仕事前に新大阪までくるまを迎えに来てくれて、ベルさんへ走ってくれました
吟ちゃん、ほんまにありがとう!!
くるまはやはり肺炎を起こしていて、レントゲンでも右の肺は真っ白。
即入院となりました。
木曜夜にとんちゃん&吟ちゃんが様子を見にいってくれたんですが、あまり芳しくない様子。
金曜夜に私ととんちゃん吟ちゃんだけでなく、お手伝いに来てくれてたま〜さんも一緒に様子を見に行きました。
やはり呼吸が苦しそうで、酸素を送って貰っているのに、のけぞる様にして口呼吸をしています。
私達に、特にとんちゃんに気付くと興奮して余計に呼吸が荒くなるので、抱っこも出来ずに眺めるだけなのですが…
それでも少しの間、劇的に呼吸が落ち着いた事もありました。
その際には目に力が戻り、私とま〜さんの方に寄って来て、ケージから出して、だっこして!って催促する力もあります。
でもそうやって興奮するとまたシンドクなる様で…
土曜日朝も同じ状況でしたが、幾分呼吸は楽になったのか、のけぞる程ではありませんでした。
土曜夜にはぶぃぶぃあんさんととんちゃんとでベルさん通院。
やはり状況は相変わらずだったそうですが、それでも抱っこするとかなりいい具合に落ち着いて来た様です。
ただ、静脈に入れた点滴が漏れてしまって、皮下輸液に切り替わったのが辛い所です。
今の危険な肺炎の状態を脱して落ち着いてくれれば、鼻から胃迄チューブを入れて、流動食をチューブを使って与える事にするつもりです。
ここ暫くのくるまは、口から食べては肺炎を繰り返しているので、今は絶食しての治療だし、なかなか思い通りにくるまに美味しいものを食べさせてやる事ができなくて、本当に辛いです。
でも、今を乗り切って手術出来れば!
きっとみんなと同じ様に美味しいものをお腹一杯食べられる様になる。
くるまがそんな風に成長出来る様に、スタッフみんなで精一杯サポートします。
どうぞ皆さんも、くるまに応援パワー送ってやって下さいね。
2010年07月11日
くるま基金始めます
巨大食道症と闘うくるま。
小豆島からやってきた4+3=7ちび〜ずの一匹です。
他の兄弟姉妹達はみな1kg台にまで成長したのに、くるまは未だに600gに足りません。
出来るだけ早期に、高度医療機関での精密検査と確定診断、それに開胸手術をと望んでいる猫の幼稚園です。
ただ、これらの医療には、かなり高額な医療費が必要になります。
現時点では巨大食道症の根本原因が特定出来ず、従って手術費用も全く見当がつかないけれど、同じ巨大食道症の猫さんの実例を聞くと、検査で20万、手術で50万との話も聞かれます。
今すぐにそれだけの費用が掛かる訳ではないけれど、くるまには他の猫さんより費用が掛かる事は必至です。
保護活動において、一匹の猫さんに高額な医療費をつぎ込む事を良しとしない方も多いでしょう。
ですが私と仲間達は、手術に期待しています。
くるまが自分の口から、他の猫さんと同じ様に美味しいご飯を普通に食べる事が出来る様になる可能性があるなら、ぜひ手術したいと願っています。
ですが現実には三十匹を数える園児達を抱え、日常の運営経費のみで精一杯。
くるまの手術にこぎ着けるまでにも、かなりの医療費を覚悟する事になりそうですが、現在の猫の幼稚園の経済状態では10万以上の金額を一気に支払うのはなかなかハードです。
そこで猫の幼稚園チャリティシィップより、くるま基金として、くるまのポストカード販売を始めました。
今のポストカードは私のカメラのデータから作ったものですが、今後デジタル一眼レフで撮影した、ぶぃぶぃあんさんのデータからもポスカを作成する予定です。
今迄にも皆様から沢山の園児達へのご寄付を頂いておりまして、それを思うと心苦しい部分もあるのですが…
どうぞ皆様、くるまの闘病にご賛同頂けましたら、ご協力をお願い致します。
猫の幼稚園チャリティシィップ
小豆島からやってきた4+3=7ちび〜ずの一匹です。
他の兄弟姉妹達はみな1kg台にまで成長したのに、くるまは未だに600gに足りません。
出来るだけ早期に、高度医療機関での精密検査と確定診断、それに開胸手術をと望んでいる猫の幼稚園です。
ただ、これらの医療には、かなり高額な医療費が必要になります。
現時点では巨大食道症の根本原因が特定出来ず、従って手術費用も全く見当がつかないけれど、同じ巨大食道症の猫さんの実例を聞くと、検査で20万、手術で50万との話も聞かれます。
今すぐにそれだけの費用が掛かる訳ではないけれど、くるまには他の猫さんより費用が掛かる事は必至です。
保護活動において、一匹の猫さんに高額な医療費をつぎ込む事を良しとしない方も多いでしょう。
ですが私と仲間達は、手術に期待しています。
くるまが自分の口から、他の猫さんと同じ様に美味しいご飯を普通に食べる事が出来る様になる可能性があるなら、ぜひ手術したいと願っています。
ですが現実には三十匹を数える園児達を抱え、日常の運営経費のみで精一杯。
くるまの手術にこぎ着けるまでにも、かなりの医療費を覚悟する事になりそうですが、現在の猫の幼稚園の経済状態では10万以上の金額を一気に支払うのはなかなかハードです。
そこで猫の幼稚園チャリティシィップより、くるま基金として、くるまのポストカード販売を始めました。
今のポストカードは私のカメラのデータから作ったものですが、今後デジタル一眼レフで撮影した、ぶぃぶぃあんさんのデータからもポスカを作成する予定です。
今迄にも皆様から沢山の園児達へのご寄付を頂いておりまして、それを思うと心苦しい部分もあるのですが…
どうぞ皆様、くるまの闘病にご賛同頂けましたら、ご協力をお願い致します。
猫の幼稚園チャリティシィップ
巨大食道症2
7月6日にくるまのバリウム検査を実施しました。
巨大食道症にはいくつかの原因が考えられます。
その原因によっては、お薬だけで対応する事もできるし、食事の仕方を工夫するだけで良い事もあるし…
でもどうやらくるまのケースは最悪のパターンかもしれません。
バリウム検査で、食道部分がはっきり写っているのが分ります。
途中で一部分、急に細くなっていて、その前後が大きく膨らんでいます。
この狭窄している部分が問題で、幅は2.7ミリ程。
この大きさでは粒が小さいなロイカナのベビー用カリカリさえも通りません。
また狭窄している場所にも多いに問題があります。
心臓に近い部分であることから、狭窄の原因が右大動脈弓遺残の可能性が大きいし、もしかすると、心臓自体になにか問題がある事も考えられます。
右大動脈弓遺残って聞き慣れない言葉ですが、本来胎児の頃にはあっても成長するに従って退化する血管が残ってしまい、食道に絡み付いている状態です。
だから胸を開いて、絡み付いた血管を取り除く手術をすれば、狭窄自体は改善できるでしょう。
ただ、狭窄したが為にその前の部分が大きく変形してしまった食道部分は、もしかすると筋肉が伸びてしまって元に戻らないかもしれません。
そうなると、やはり今後も食事の仕方には注意が必要になります。
でも、ちゃんと食事を取る事は可能な訳ですから、手術に期待したいところです。
ただ、この開胸手術、大変難易度の高い手術で、ベル動物病院さんでは不可能なんです。
大学病院クラスの医療機関でないと対応できない…
と同時に、くるまのケースはもしかすると非常に珍しいかもしれず…
というのも、右大動脈弓遺残で狭窄した場合、食道の前部が巨大化することはあっても、後部はその侭の太さを保っているそうです。
でもくるまのバリウム検査画像をみると、食道後部も結構巨大化している様子。
で、心臓に疾患が隠れているかもしれないと疑う事になる訳です。
大阪には動物の高度医療を行う病院がいくつかありますが、今回のケースをどこの病院で診て貰うか、まだ決まっていません。
ベル動物病院の鈴村副院長が、北大と連絡を取り乍ら、最適と思える病院を探してくれています。
私達はその経過を待ち乍ら、まずはくるまの成長を妨げない様に、しっかり栄養を取らせる事を中心にお世話を続けて行きます。
一般の食事はくるまに与えることができません。
粒の小さなベビー用カリカリでさえも、狭くなった食道を通過することはできないので、結果嘔吐してしまい、それが逆流して肺炎を起こす事を最も恐れています。
実際木曜にもくるまは通院。
軽い肺炎を起こしていたので、抗生剤注射と投薬で事なきを得ました。
後見人を自認するぶぃぶぃあんさんととんちゃんが、二人三脚で日々のくるまの食事を考えてくれています。
最初は猫ミルクで溶かしたウェットを喜んでいたけれど、数日でそれだけでは食べてくれなくなったし、全体的に栄養分が足りなくて、水腹になってしまうのは避けたいし。
でもあまり長い事食道に滞留すると嘔吐の原因になるし、食道に粘り着く様にして残ってしまうと、腐敗してそれがまた他の病気を引き起こしかねないし…
日々思考錯誤を重ね乍ら、なんとか子猫の成長に必要な栄養を採る事が出来る様にと考えています。
まだまだどんな状態になるのか見当も付かない今回の巨大食道症。
でもくるまと一緒にスタッフ皆で頑張りますよ
どうか見守っていてやって下さいね
巨大食道症にはいくつかの原因が考えられます。
その原因によっては、お薬だけで対応する事もできるし、食事の仕方を工夫するだけで良い事もあるし…
でもどうやらくるまのケースは最悪のパターンかもしれません。
バリウム検査で、食道部分がはっきり写っているのが分ります。
途中で一部分、急に細くなっていて、その前後が大きく膨らんでいます。
この狭窄している部分が問題で、幅は2.7ミリ程。
この大きさでは粒が小さいなロイカナのベビー用カリカリさえも通りません。
また狭窄している場所にも多いに問題があります。
心臓に近い部分であることから、狭窄の原因が右大動脈弓遺残の可能性が大きいし、もしかすると、心臓自体になにか問題がある事も考えられます。
右大動脈弓遺残って聞き慣れない言葉ですが、本来胎児の頃にはあっても成長するに従って退化する血管が残ってしまい、食道に絡み付いている状態です。
だから胸を開いて、絡み付いた血管を取り除く手術をすれば、狭窄自体は改善できるでしょう。
ただ、狭窄したが為にその前の部分が大きく変形してしまった食道部分は、もしかすると筋肉が伸びてしまって元に戻らないかもしれません。
そうなると、やはり今後も食事の仕方には注意が必要になります。
でも、ちゃんと食事を取る事は可能な訳ですから、手術に期待したいところです。
ただ、この開胸手術、大変難易度の高い手術で、ベル動物病院さんでは不可能なんです。
大学病院クラスの医療機関でないと対応できない…
と同時に、くるまのケースはもしかすると非常に珍しいかもしれず…
というのも、右大動脈弓遺残で狭窄した場合、食道の前部が巨大化することはあっても、後部はその侭の太さを保っているそうです。
でもくるまのバリウム検査画像をみると、食道後部も結構巨大化している様子。
で、心臓に疾患が隠れているかもしれないと疑う事になる訳です。
大阪には動物の高度医療を行う病院がいくつかありますが、今回のケースをどこの病院で診て貰うか、まだ決まっていません。
ベル動物病院の鈴村副院長が、北大と連絡を取り乍ら、最適と思える病院を探してくれています。
私達はその経過を待ち乍ら、まずはくるまの成長を妨げない様に、しっかり栄養を取らせる事を中心にお世話を続けて行きます。
一般の食事はくるまに与えることができません。
粒の小さなベビー用カリカリでさえも、狭くなった食道を通過することはできないので、結果嘔吐してしまい、それが逆流して肺炎を起こす事を最も恐れています。
実際木曜にもくるまは通院。
軽い肺炎を起こしていたので、抗生剤注射と投薬で事なきを得ました。
後見人を自認するぶぃぶぃあんさんととんちゃんが、二人三脚で日々のくるまの食事を考えてくれています。
最初は猫ミルクで溶かしたウェットを喜んでいたけれど、数日でそれだけでは食べてくれなくなったし、全体的に栄養分が足りなくて、水腹になってしまうのは避けたいし。
でもあまり長い事食道に滞留すると嘔吐の原因になるし、食道に粘り着く様にして残ってしまうと、腐敗してそれがまた他の病気を引き起こしかねないし…
日々思考錯誤を重ね乍ら、なんとか子猫の成長に必要な栄養を採る事が出来る様にと考えています。
まだまだどんな状態になるのか見当も付かない今回の巨大食道症。
でもくるまと一緒にスタッフ皆で頑張りますよ
どうか見守っていてやって下さいね
2010年07月02日
可愛いくるま♪
小豆島4+3=7ちび〜ずは本当に人が大好きです。
そんな7匹の先頭を切って今夜は7ちび〜ずの先頭を切って、黒猫おうぎがお引っ越し。
きっと新しい環境にもすぐに馴染む事でしょう。
とんちゃん&吟ちゃん、お引っ越し担当ありがとうね!
さてさて、同じく7ちび〜ずのくるまは、昨日のキジにある通り巨大食道症の疑いが濃厚。
でもミルクで緩めたフードならちゃ〜んと食べる事ができています。
毎日特別食待遇で、すっかりとんちゃんになついてまして(笑)、ご覧の通り
可愛いくるま、軽度の症状でありますように。
他の子達同様、大きく育ってくれます様に
そんな7匹の先頭を切って今夜は7ちび〜ずの先頭を切って、黒猫おうぎがお引っ越し。
きっと新しい環境にもすぐに馴染む事でしょう。
とんちゃん&吟ちゃん、お引っ越し担当ありがとうね!
さてさて、同じく7ちび〜ずのくるまは、昨日のキジにある通り巨大食道症の疑いが濃厚。
でもミルクで緩めたフードならちゃ〜んと食べる事ができています。
毎日特別食待遇で、すっかりとんちゃんになついてまして(笑)、ご覧の通り
可愛いくるま、軽度の症状でありますように。
他の子達同様、大きく育ってくれます様に
2010年07月01日
巨大食道症
先日ベルさんでレントゲンを撮った小豆島4+3=7ちび〜ずのくるま。
7匹の中でひときわ小さくて、ピースハウスの子猫担当えりさんも「この子はなにか持ってるかも」と随分心配されていたそう。
新大阪に来てからも、よく嘔吐するのでフードを変えて様子を見たりしていましたが、ベテラン看護師であるぶぃぶぃあんさんが食べた後のゲップの様な症状とか、抱っこしている時の食道の感じから巨大食道症を疑って、ベルさんでも嘔吐の相談の際にその可能性を指摘されていたのでまずはレントゲン撮影との運びとなりました。
数日前から猫用ミルクと流動食を混ぜたものを与え始めたので、目に見えて体重が乗って来たくるま。
待合室でもキャリーの中でさえ「可愛い♪」と評判です。
そんなくるまのレントゲン
担当のN村獣医師の説明だと、食道の上部に空気が入っているのが見える、と。
で、巨大食道症の説明を受けました。
簡単に纏めると、食べ物が胃へ流れる道筋である食道に、何らかの事情で一部狭い部分があるとか、胃の入り口部分が狭くなっているとか、成長と共になくなる血管が残ってしまって食道を一部狭くしているとか、幾つかの理由があるにしろ、とにかく食道がスムーズに食べたものを流し込んでくれない状態になる病気。
食道に食べたものが滞留すると吐き戻してしまう事も多い病気で、嘔吐を繰り返すとその際肺に逆流して肺炎を引き起こしてしまう事も懸念されます。
今のところ、くるまはロイカナのベビーカリカリ位ならそんなに問題ない様ですが、キトンの粒になると詰まってしまう様です。
巨大食道症を引き起こしている原因がなんであるかによって、投薬ですむのか手術が必要となるのか、はたまた医学用語の姑息的手段によって、立って食べさせる等の対応で済むのかが決まります。
なのでまずはバリウム検査が必要。
今度の火曜日は丁度仕事を休めるので、朝からがくと一緒にベルさんに預けて、検査してもらう事になりました。
どんな結果が出るにしろ、体力しっかりつける必要があるから、毎日猫用ミルクにいろんなウェットを混ぜた特製食をお腹いっぱい食べて貰っています
今日の夜、仕事で出掛けていた先から帰って来たら、園児のお世話に来てくれていたとんちゃんとあきちゃんとで、くるまにお腹いっぱい食べさせてくれていました
重くて動くのがしんどいって位にポンポコリンになったくるまのお腹に思わず皆で大笑いです
がくの件が落ち着いたと思った矢先の病気発覚だけれど、可愛いくるまが毎日お腹いっぱいで幸せに過ごせる様に、皆で精一杯お世話させて頂きます。
ピースハウスとピースハウス応援団の皆さん、くるまのことこれからも見守っててやって下さいね。
そして読者の皆さん、ちびちびくるまが大きく育てる様に、エールを贈ってやって下さいね
7匹の中でひときわ小さくて、ピースハウスの子猫担当えりさんも「この子はなにか持ってるかも」と随分心配されていたそう。
新大阪に来てからも、よく嘔吐するのでフードを変えて様子を見たりしていましたが、ベテラン看護師であるぶぃぶぃあんさんが食べた後のゲップの様な症状とか、抱っこしている時の食道の感じから巨大食道症を疑って、ベルさんでも嘔吐の相談の際にその可能性を指摘されていたのでまずはレントゲン撮影との運びとなりました。
数日前から猫用ミルクと流動食を混ぜたものを与え始めたので、目に見えて体重が乗って来たくるま。
待合室でもキャリーの中でさえ「可愛い♪」と評判です。
そんなくるまのレントゲン
担当のN村獣医師の説明だと、食道の上部に空気が入っているのが見える、と。
で、巨大食道症の説明を受けました。
簡単に纏めると、食べ物が胃へ流れる道筋である食道に、何らかの事情で一部狭い部分があるとか、胃の入り口部分が狭くなっているとか、成長と共になくなる血管が残ってしまって食道を一部狭くしているとか、幾つかの理由があるにしろ、とにかく食道がスムーズに食べたものを流し込んでくれない状態になる病気。
食道に食べたものが滞留すると吐き戻してしまう事も多い病気で、嘔吐を繰り返すとその際肺に逆流して肺炎を引き起こしてしまう事も懸念されます。
今のところ、くるまはロイカナのベビーカリカリ位ならそんなに問題ない様ですが、キトンの粒になると詰まってしまう様です。
巨大食道症を引き起こしている原因がなんであるかによって、投薬ですむのか手術が必要となるのか、はたまた医学用語の姑息的手段によって、立って食べさせる等の対応で済むのかが決まります。
なのでまずはバリウム検査が必要。
今度の火曜日は丁度仕事を休めるので、朝からがくと一緒にベルさんに預けて、検査してもらう事になりました。
どんな結果が出るにしろ、体力しっかりつける必要があるから、毎日猫用ミルクにいろんなウェットを混ぜた特製食をお腹いっぱい食べて貰っています
今日の夜、仕事で出掛けていた先から帰って来たら、園児のお世話に来てくれていたとんちゃんとあきちゃんとで、くるまにお腹いっぱい食べさせてくれていました
重くて動くのがしんどいって位にポンポコリンになったくるまのお腹に思わず皆で大笑いです
がくの件が落ち着いたと思った矢先の病気発覚だけれど、可愛いくるまが毎日お腹いっぱいで幸せに過ごせる様に、皆で精一杯お世話させて頂きます。
ピースハウスとピースハウス応援団の皆さん、くるまのことこれからも見守っててやって下さいね。
そして読者の皆さん、ちびちびくるまが大きく育てる様に、エールを贈ってやって下さいね