今日は病院DAYでして、
まずは子猫室の10匹と大人猫2匹をワクチン接種。
隔離室の9ちび〜ずを、猫エイズ猫白血病ウイルス検査して、パルボ遺伝子検査を実施。
病院まで21匹も連れて行くのはあんまり大変なので、三溝先生に往診お願いして来て頂きました。
ワクチンはさくっと完了。
次の準備をしている間に副理事さつきさんも手伝いに来てくれて、隔離室の子達も次々検査完了。
人慣れが甘く暴れる子の採血は、にゃんこ袋に入って貰って採血します。
その後は先生と三人で午後のお茶して…
ほっと一息付いた後、もう一発、れでぃと元気を連れて淀中へ通院。
巨大食道症のれでぃは、体重1kgになったらもう一度バリウム検査しましょうって予定だったのですが、先日無事1kg超え
800g超えるくらい迄は、他の子とは別の特別食で育てていましたが、その頃からカリカリを食べる様になっていたれでぃ。
カリカリ食べると固形物が食道や胃の入口の狭い箇所を塞いでしまわないかと心配していたのですが、食べた後に嘔吐する事も一度もなく、すこぶる順調に成長してくれていました。
近頃では写真のような格好で食事する必要もないなと思える程で、このバリウム検査でいい結果が出るだろうと予想はしておりました。
で、その予想通り
バリウム飲んで数分後のレントゲン写真です。
以前の写真と比べると、流れ方が全然違うのが一目瞭然。
つまり、今、れでぃの食道〜胃は、食べたものをスムーズに流す事が出来ている、と。
どうやら、なんらかの原因(胃腸炎とか食道炎とか)で一過性の巨大食道症だったようです。
とにかくこれで安心してご縁探しを行う事が出来ます。
応援して下さった皆さん、ありがとうございました。
本日よりれでぃのご縁探しを開始致しま〜す!
今度は素敵なご縁と巡り会えるよう、応援してやって下さいね。
生後二ヶ月半の女の子。
なが〜〜いしっぽと、白い手袋がチャームポイントの可愛い子。
大人猫とも仲良く出来るし、小さな子を気遣って優しく毛繕いしてあげる優しい子です。
手塩にかけて育てた秘蔵っ子れでぃ。
猫エイズ猫白血病陰性
パルボ遺伝子検査陰性
ワクチン1回済み
駆虫済み
本日の体重1.1kg
どうぞ素敵なご縁と巡り会えます様に
2015年06月08日
2015年05月12日
巨大食道症再び その2
猫の幼稚園二例目の巨大食道症であることが判ったれでぃ。
皆さんに色々ご心配おかけしておりますが、本日体重700gを超えました
前回のくるまは、どう頑張っても600gの壁を越えられなかったので、まずは600g超えを目標にしていましたが、あっさりと追いつき、軽々と抜いてくれました。
実は10日程前に体調崩し、食欲が落ちたことがありまして。
嘔吐はなかったし、体重も順調に増えていたのに、気づかず誤嚥させていたのだろうかとひやひやしたのですが、通院してレントゲンを見ても肺は綺麗なまま。
どうやら軽いカリシウイルス感染症に掛かったようで、喉の奥が赤く腫れていまして、それが痛くて食欲落ちたようです。
幸い、インターキャットと抗生剤ですぐ復活し、こうして体重700g超えになりました。
兄妹のでん君は760g、ぼぅちゃんは740gなので、兄妹遜色ないくらいに成長しています。
依然巨大食道症の原因は判らないままですが、くるまの時のレントゲン写真と比べると、違いははっきり出ています。
上がくるま、下がれでぃのレントゲン画像です。
くるまは食道の中程で狭窄していて、その所為で狭窄部分の両側が広がって巨大化してしまっていました。
れでぃの場合は、食道の末端部分が巨大化しており、その前部分には狭窄がないような?
狭窄があるとしたら、噴門(胃の入口、食道との境部分)なのではないかな?
O獣医師に聞いてみた所、こういった形状の巨大食道症は、犬では事例が多いそうで、そのほとんどが手術なしでも通常の生活が出来る様になっているんですって。
れでぃの成長具合を見ていると、確かに頷けます。
くるまの時とは違った手応えを感じます。
の写真は食事しているれでぃです。
ロイヤルカナンのベビームースに、鶏スープと鶏肉を混ぜて、ミキサーでポタージュ状にした特別ご飯を、架台に載せて食べていますが、食後にお腹を触ると、パンパンになっているんです。
つまり、食道に殆ど滞留することなく、スムーズに胃に流れている訳ですね。
そしてもう一つ、ケージから出ている間に、ついつい他の子猫達が食べている小さなカリカリフードを口にしてしまうれでぃ。
慌てて止めさせているけれど、どうやらそれも詰まる事無くちゃんと胃に流れている様子。
勿論本格的にカリカリフードに切り替えるのは、まだリスクがあるのでできませんが…
そろそろポタージュ状のごはんを、もう少し粒の大きな状態にしてみようかと考えています。
どうかこのまま、れでぃが順調に育ち、素敵なレディ猫さんになれますように。
皆さん、見守っていてやって下さいね。
皆さんに色々ご心配おかけしておりますが、本日体重700gを超えました
前回のくるまは、どう頑張っても600gの壁を越えられなかったので、まずは600g超えを目標にしていましたが、あっさりと追いつき、軽々と抜いてくれました。
実は10日程前に体調崩し、食欲が落ちたことがありまして。
嘔吐はなかったし、体重も順調に増えていたのに、気づかず誤嚥させていたのだろうかとひやひやしたのですが、通院してレントゲンを見ても肺は綺麗なまま。
どうやら軽いカリシウイルス感染症に掛かったようで、喉の奥が赤く腫れていまして、それが痛くて食欲落ちたようです。
幸い、インターキャットと抗生剤ですぐ復活し、こうして体重700g超えになりました。
兄妹のでん君は760g、ぼぅちゃんは740gなので、兄妹遜色ないくらいに成長しています。
依然巨大食道症の原因は判らないままですが、くるまの時のレントゲン写真と比べると、違いははっきり出ています。
上がくるま、下がれでぃのレントゲン画像です。
くるまは食道の中程で狭窄していて、その所為で狭窄部分の両側が広がって巨大化してしまっていました。
れでぃの場合は、食道の末端部分が巨大化しており、その前部分には狭窄がないような?
狭窄があるとしたら、噴門(胃の入口、食道との境部分)なのではないかな?
O獣医師に聞いてみた所、こういった形状の巨大食道症は、犬では事例が多いそうで、そのほとんどが手術なしでも通常の生活が出来る様になっているんですって。
れでぃの成長具合を見ていると、確かに頷けます。
くるまの時とは違った手応えを感じます。
の写真は食事しているれでぃです。
ロイヤルカナンのベビームースに、鶏スープと鶏肉を混ぜて、ミキサーでポタージュ状にした特別ご飯を、架台に載せて食べていますが、食後にお腹を触ると、パンパンになっているんです。
つまり、食道に殆ど滞留することなく、スムーズに胃に流れている訳ですね。
そしてもう一つ、ケージから出ている間に、ついつい他の子猫達が食べている小さなカリカリフードを口にしてしまうれでぃ。
慌てて止めさせているけれど、どうやらそれも詰まる事無くちゃんと胃に流れている様子。
勿論本格的にカリカリフードに切り替えるのは、まだリスクがあるのでできませんが…
そろそろポタージュ状のごはんを、もう少し粒の大きな状態にしてみようかと考えています。
どうかこのまま、れでぃが順調に育ち、素敵なレディ猫さんになれますように。
皆さん、見守っていてやって下さいね。
2015年04月26日
巨大食道症 再び
隔離室で過ごす子猫達8匹。
どの子も元気一杯で順調に体重増加しています、一匹を除いて。
六甲アイランドに遺棄されていた三兄妹の一匹、白キジちゃん。
白い手袋とブーツがチャームポイントの可愛い女の子です。
12日に入園した時の体重は400gでした。
最初は離乳食を上手に食べられない兄妹だったので、シリンジでミルク+退院サポートを混ぜた離乳食を与えていました。
順調に体重が増えて、一番真っ先にお皿から食べられる様になった白キジちゃん。
安心したのもつかの間、19日には全員増えた体重が減りだしました。
若干便も柔らかめ。
入園初日にフロントラインスプレーで蚤取りしてるけど、そろそろお腹の中で回虫辺りが育ってる頃。
ミルベマックスで駆虫して、翌日はバイコックスも投与。
黒い男の子と、ほわほわの女の子は体重が増えだしましたが、白キジちゃんだけは体重増えず。
駆虫しても体重増えないのはおかしいぞ、元気一杯でご飯にも一番に食いついてるのに…
とよくよく観察してみると、がっついて食べてるご飯なのに、すぐに食べるのを止めてしまいます。
ケージから出たがったり、一人で遊び始めたり。
他の二匹はまだにゃぐにゃぐ言い乍らご飯食べてるのに。
だっこしてご飯の所へ戻した際に、げっぷの様な仕草をしました。
はっと気づいて、お腹の音を聞いてみると、「クプ…」という音が聞こえます。
思い当たる所があって、そのまま暫く縦抱っこ。
また暫くしてからご飯を少し食べさせて、また縦抱っこ。
やはりお腹と胸の境目から音がします。
嫌な予感を感じ乍ら、この三日間ご飯を食べさせる間に縦抱っこを続けました。
体重は増加し始め、嫌な予感を後押しします。
日曜夕方、仲間達に授業参観の対応をお願いして、ここ二年近く主治医になって貰っている淀川中央動物病院のO先生のところへ。
レントゲンを撮って貰いました。
予感は見事的中
的中して欲しく無かったのにね。
巨大食道症でした。
猫の幼稚園では二例目の病気です。
一例目は小豆島からやってきたくるまの巨大食道症。
残念乍らくるまは外科手術をする前に身罷ってしまいました。
今回の白キジちゃんは、早めに気づけた事で前回より早く対応出来るし、前向きに考えたいと思います。
でも、まだ500gに満たない白キジちゃんには、現時点治療法がありません。
まずは毎食縦抱っこ作戦で、体重を増やして成長させる事。
これが最重要課題です。
幸い、白キジちゃんは肺炎を起こしていないし、吐出も数える程だし、固形物は無理でもロイナカベビームースの離乳食なら大丈夫そうなので、地道に頑張ってみます。
白キジちゃんにはぜひとも立派なレディに成長して貰いたいので、仮名をれでぃと呼ぶ事にしました。
今後の症状の進み具合によっては、れでぃ基金を開始してご協力をお願いすることになるかもしれません。
どうかその際には皆様のお力添えをよろしくお願い致しますね。
どの子も元気一杯で順調に体重増加しています、一匹を除いて。
六甲アイランドに遺棄されていた三兄妹の一匹、白キジちゃん。
白い手袋とブーツがチャームポイントの可愛い女の子です。
12日に入園した時の体重は400gでした。
最初は離乳食を上手に食べられない兄妹だったので、シリンジでミルク+退院サポートを混ぜた離乳食を与えていました。
順調に体重が増えて、一番真っ先にお皿から食べられる様になった白キジちゃん。
安心したのもつかの間、19日には全員増えた体重が減りだしました。
若干便も柔らかめ。
入園初日にフロントラインスプレーで蚤取りしてるけど、そろそろお腹の中で回虫辺りが育ってる頃。
ミルベマックスで駆虫して、翌日はバイコックスも投与。
黒い男の子と、ほわほわの女の子は体重が増えだしましたが、白キジちゃんだけは体重増えず。
駆虫しても体重増えないのはおかしいぞ、元気一杯でご飯にも一番に食いついてるのに…
とよくよく観察してみると、がっついて食べてるご飯なのに、すぐに食べるのを止めてしまいます。
ケージから出たがったり、一人で遊び始めたり。
他の二匹はまだにゃぐにゃぐ言い乍らご飯食べてるのに。
だっこしてご飯の所へ戻した際に、げっぷの様な仕草をしました。
はっと気づいて、お腹の音を聞いてみると、「クプ…」という音が聞こえます。
思い当たる所があって、そのまま暫く縦抱っこ。
また暫くしてからご飯を少し食べさせて、また縦抱っこ。
やはりお腹と胸の境目から音がします。
嫌な予感を感じ乍ら、この三日間ご飯を食べさせる間に縦抱っこを続けました。
体重は増加し始め、嫌な予感を後押しします。
日曜夕方、仲間達に授業参観の対応をお願いして、ここ二年近く主治医になって貰っている淀川中央動物病院のO先生のところへ。
レントゲンを撮って貰いました。
予感は見事的中
的中して欲しく無かったのにね。
巨大食道症でした。
猫の幼稚園では二例目の病気です。
一例目は小豆島からやってきたくるまの巨大食道症。
残念乍らくるまは外科手術をする前に身罷ってしまいました。
今回の白キジちゃんは、早めに気づけた事で前回より早く対応出来るし、前向きに考えたいと思います。
でも、まだ500gに満たない白キジちゃんには、現時点治療法がありません。
まずは毎食縦抱っこ作戦で、体重を増やして成長させる事。
これが最重要課題です。
幸い、白キジちゃんは肺炎を起こしていないし、吐出も数える程だし、固形物は無理でもロイナカベビームースの離乳食なら大丈夫そうなので、地道に頑張ってみます。
白キジちゃんにはぜひとも立派なレディに成長して貰いたいので、仮名をれでぃと呼ぶ事にしました。
今後の症状の進み具合によっては、れでぃ基金を開始してご協力をお願いすることになるかもしれません。
どうかその際には皆様のお力添えをよろしくお願い致しますね。